
結論: 白浜(旧白浜町地域)の宿泊者数は2025年(令和7年)に181万7,488人泊で前年比105.8%、2020年から5年連続で増え、2019年の約200万5千人泊に対して約9割まで戻りました。一方で日帰り客は127万2,839人で前年比98.7%と減り、白浜の観光は「泊まる客」に寄っています。2026年は年末年始が前年比99.5%、ゴールデンウィークが98.0%と、パンダ返還前の駆け込みがあった2025年の山を基準にすると横ばいから微減です。白浜の宿がやるべきことは、年の推移・月別・季節速報・国別・稼働率の5つを自宿の予約台帳と並べ、2027年の料金と人員を「宿泊横ばい」でも回る水準で組むことです。
この記事の要点 対象読者: 白浜町(白浜温泉・湯崎・椿・日置川)で旅館・ホテル・民宿・貸別荘を営む経営者と現場担当者。白浜に客を送る田辺・みなべ・すさみの宿や飲食店、大阪・泉州から白浜へ送客する事業者も対象 読了後にできること: 県と観光庁が公表している白浜の宿泊統計の在りかと読み方が分かり、この記事のプロンプトで自宿の月別稼働と単価を統計に並べて、2027年の繁閑別の料金と人員の目安を今日決められる状態になる
「パンダがいなくなって、やっぱり客は減っているんですよね」
白浜への移住準備で地域の事業者と話す中で、よく聞く言葉です。確かに2025年7月は減りました。白浜温泉旅館協同組合の加盟21施設で、7月の宿泊者は8万8,524人と前年同月より1万42人少なかったと報じられています。ところが同じ年の年間では、白浜の宿泊者数は前年比105.8%で過去6年の最多でした。月で見るか年で見るかで、結論が正反対になるのです。
インターネットで「白浜 宿泊者数」と検索しても、出てくるのは県のPDFと新聞の見出しだけで、「では来春の料金をいくらにして、人を何人入れるか」までは書いてありません。182万人泊という数字は、温泉旅館の団体客も民宿の家族連れも外国人の連泊も全部足した延べ泊数で、そのままでは自宿の予約台帳と比べられないのです。
原因は、数字が無いことではなく、数字の「物差し」が揃っていないことにあります。白浜の宿泊統計は、県の年間調査(4月公表)、県の季節速報(GW・夏・年末年始)、旅館組合の月次集計が別々に出ています。これに観光庁の客室稼働率を重ね、自宿の定員で割り直せば、「白浜の宿全体で今どれくらい埋まっているか」と「自宿はその平均より上か下か」が見えてきます。
この記事では、観光地の宿や店舗のSNS運用・集客支援に取り組む立場から、白浜の宿泊者数を宿の計画に使う7ステップと、そのままコピペで使える8本のプロンプト、そして統計を活かせる宿・活かせない宿を分けるチェックリストを公開します。昨年1年分の月別の宿泊組数と平均単価を手元に置きながら読み進めてください。
目次
まず結論:白浜の宿泊者数を宿の計画に使う7ステップ(即効テンプレ)
最初に全体像です。7つのステップを順番に進めれば、公表されている無料の統計だけで、2027年の料金と人員を決める材料が揃います。
| ステップ | やること | AIの役割 |
|---|---|---|
| 1. 6年推移を押さえる | 県速報値で2020〜2025年の宿泊・日帰りを見る | 伸び率と2019年比を計算し気づきを出す |
| 2. 月別の山と谷を知る | 県報告書の月別表で繁忙月と閑散月を知る | 料金と人員の月別の目安に変換する |
| 3. 季節速報で2026年を追う | GW・夏・年末年始の速報で直近の勢いを読む | 3行要約と自宿への含意を出す |
| 4. 外国人を国別に見る | 県速報の市町村別・国別表で偏りを知る | 対応言語と客層の優先順位を出す |
| 5. 稼働率に引き直す | 観光庁の県別稼働率と定員稼働率を計算する | 自宿の稼働の位置づけを3行で要約する |
| 6. 自宿の数字を並べる | 月別の稼働・単価・予約経路を統計と並べる | 連動している月としていない月を見つける |
| 7. 横ばい前提で2027年を組む | 繁閑別の料金と人員を決め年2回見直す | 料金表と人員表の下書きを作る |

ポイントは順番です。多くの人は「パンダがいなくなったから値下げしよう」と打ち手から入りますが、白浜の宿泊者数は年間では増えており、減ったのは日帰り客です。先にステップ1〜5で「年・月・季節・国・稼働率」の5つの物差しを揃えないと、増えている宿泊客に対して値下げをするという、利益だけを減らす判断になります。
所要時間の目安は、ステップ1〜5が合計2時間、ステップ6が1時間、ステップ7が半日です。使うのは県と観光庁の公開PDF、自宿の予約データ、無料のAIだけで、費用はかかりません。
白浜の宿泊統計とは|「県の調査」「季節速報」「旅館組合の数字」の違いと基本の数字
本記事で言う「白浜の宿泊統計」とは、次の3本の数字を指します。この3本は調査主体も対象施設も発表時期も違うため、混ぜて読むと必ずずれが出ます。
- 県の観光客動態調査(年間): 和歌山県観光振興課が毎年4〜5月に前年分の速報値を、その数か月後に報告書を公表する。旧白浜町地域の総数・日帰り・宿泊の6年推移、報告書には月別と宿泊施設の軒数・定員まで載る
- 県の季節速報: 同じ調査の一部として、GW(7月公表)、夏季7〜8月(10月公表)、年末年始(翌年3月公表)の主要観光地7か所の入込を速報する。旧白浜町の宿泊・日帰りが期間合計と1日平均で分かる
- 白浜温泉旅館協同組合の月次集計: 加盟21施設の宿泊者数を毎月集計し、紀伊民報などが随時報じる。県の数字より先に月の増減が分かる

そのうえで、2025年の基本の数字は次の6つです。区域はいずれも旧白浜町地域(白浜温泉・椿温泉)で、町全体の数字との違いは白浜町の観光客数|326万人と309万人の違いと調べ方7ステップ【2026年9月】で整理しています。
- 観光客総数: 309万327人(前年比102.8%)
- 宿泊客数: 181万7,488人泊(前年比105.8%)。総数の58.8%
- 日帰り客数: 127万2,839人(前年比98.7%)
- 外国人宿泊客数: 白浜町で14万7,547人泊(前年比135.9%)。宿泊客の約8%で、県内30市町村で最多
- 月別の山: 宿泊は3月の18万2,023人泊が最多、8月の18万600人泊が2番目
- 宿泊施設の器: 白浜町で474軒・定員1万6,725人(うち旧白浜町地域446軒・1万6,105人)
6つの数字のうち、宿の料金と人員の判断に直結するのは「宿泊182万人泊の推移」「月別の山」「定員1万6,105人」の3つで、総数309万人は規模感を知る以上には使えません。以降の7ステップは、この3つを順に自宿の物差しに変えていく手順です。
白浜の宿泊者数を読み解く7ステップ(完全版)
ここからが本体です。各ステップの文例プロンプトは、ChatGPTなどの対話型AIに貼り付けて使います。数字は記事中の表からそのまま転記できるようにしてあるので、ステップ1〜5は統計を探す時間を含めても合計2時間で終わります。初めての方も、始め方は次の3行だけです。
- スマホのアプリストアで「ChatGPT」の公式アプリを入れる(無料版で十分です)
- メールアドレスで登録する(3分ほどで終わります)
- この記事の文例をコピーして貼り付け、( )の中を自分の宿のことに書き換えて送信する
ステップ1: 県の速報値で「6年の推移」と「2019年比」を押さえる
最初に見るのは、県が2026年4月23日に公表した令和7年観光客動態調査(速報値)の「主要観光地の入込状況」です。旧白浜町の2020年から2025年までの6年分が1枚の表に載っています。
| 年 | 総数 | 日帰り | 宿泊(人泊) | 宿泊の前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 237万2,734 | 116万3,259 | 120万9,475 | — |
| 2021年 | 245万5,996 | 124万4,113 | 121万1,883 | 100.2% |
| 2022年 | 285万2,155 | 128万1,133 | 157万1,022 | 129.6% |
| 2023年 | 295万6,194 | 130万944 | 165万5,250 | 105.4% |
| 2024年 | 300万7,178 | 128万9,842 | 171万7,336 | 103.8% |
| 2025年 | 309万327 | 127万2,839 | 181万7,488 | 105.8% |
コロナ前との比較には、紀伊民報が2020年2月29日に報じた2019年の白浜の観光客数の記事を使います。白浜町の集計で2019年の白浜温泉街と椿温泉は総数約344万9千人、宿泊200万5千人、日帰り144万3千人でした。白浜の宿泊者数は2020年の120万9,475人泊から2025年の181万7,488人泊へ5年で1.5倍になりましたが、2019年の200万5千人泊に対しては90.7%で、まだ1割戻っていません。日帰りは2019年比88.2%とさらに戻りが鈍く、総数の伸びは宿泊が引っ張っています。数字が揃ったら、下のプロンプトをAIに貼り付けてください。
あなたは観光地の宿泊統計に詳しいアナリストです。以下の材料から、白浜の宿泊者数の推移を宿の経営者向けに整理してください。
【材料】
・年ごとの総数・日帰り・宿泊(人泊): (記事の表を6年分そのまま貼り付け)
・2019年の総数・日帰り・宿泊: (記事の数字をそのまま貼り付け)
・私の宿の業態と客室数: (例: 白浜温泉の旅館・30室)
出力: ①各年の宿泊の前年比と2019年比の計算 ②6年で見た気づきを重要な順に3つ ③私の宿にとって意味のある数字を1つ。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、県の調査が各市町村の報告を集計した推計であり、2019年の数字は町の集計で単位が千人であることです。1人単位の精度を求める数字ではなく、方向と桁を読む数字として使ってください。県全体の宿泊客数は547万人泊で前年比108.0%ですから、白浜の105.8%は県平均をやや下回ります。
ステップ2: 県の報告書の月別表で「月の山と谷」を知る
年間の数字では、月ごとの忙しさは分かりません。県の令和7年観光客動態調査報告書には、主要観光地別の月別推計表があります。旧白浜町地域の2025年の月別は次のとおりです。
| 月 | 宿泊(人泊) | 日帰り | 月 | 宿泊(人泊) | 日帰り |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 13万3,863 | 7万3,748 | 7月 | 17万1,800 | 10万6,900 |
| 2月 | 12万8,701 | 7万8,303 | 8月 | 18万600 | 15万3,500 |
| 3月 | 18万2,023 | 13万7,207 | 9月 | 13万392 | 9万8,117 |
| 4月 | 14万1,954 | 10万6,004 | 10月 | 13万9,140 | 11万3,518 |
| 5月 | 17万6,110 | 8万1,905 | 11月 | 14万5,334 | 11万2,755 |
| 6月 | 14万7,524 | 8万8,794 | 12月 | 14万47 | 12万2,088 |
白浜の月別は、日帰りと宿泊で山がずれています。日帰りは8月の15万3,500人が突出し、海水浴の町らしい形です。ところが宿泊は3月が18万2,023人泊で最多、8月は18万600人泊で2番目、5月が17万6,110人泊で3番目です。白浜の宿泊は3月・8月・5月・7月の4か月が17万人泊を超える一方、2月と9月は13万人泊前後で、山と谷の差は1.4倍あります。9月は夏の直後なのに2月に次いで少ない月で、ここに平日の空室が集中します。
あなたは観光地の宿の料金と人員計画が得意な支配人経験者です。以下の材料から、月別の計画を作ってください。
【材料】
・白浜の月別の宿泊(人泊)と日帰り: (記事の表をそのまま貼り付け)
・私の宿の業態と客室数: (例: 湯崎の旅館・20室・1泊2食)
・現在の人員体制: (例: 家族3人+パート4人)
出力: ①宿泊を「山・中・谷」の3段階に分けた月のグループ ②山の月に上げるもの・谷の月に試すこと ③人員配置の案。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、月別表が旧白浜町地域の合計であることです。温泉街の大型旅館と椿温泉の小さな宿では山の月が違います。自宿の山がどこかは、ステップ6で自宿の数字と並べて確かめてください。
ステップ3: 県の季節速報で「2026年の現在地」を追う
年間の速報値は翌年4月まで出ません。その間の勢いを追うには、県が年3回出す季節速報を使います。2026年に入ってから公表された2本と、2025年夏の1本を並べます。
| 速報 | 対象期間 | 旧白浜町の宿泊(人泊) | 前年比 | 1日平均 |
|---|---|---|---|---|
| 年末年始 | 2025年12月30日〜2026年1月3日 | 6万3,100 | 99.5% | 1万2,620 |
| ゴールデンウィーク | 2026年4月25日〜5月6日(12日間) | 9万7,000 | 98.0% | 8,083 |
| 夏季(参考・2025年) | 2025年7月1日〜8月31日 | 35万2,400 | 101.6% | 5,684 |
県の令和8年ゴールデンウィーク観光客入込状況(2026年7月15日公表)は、旧白浜町について「前年は4月にパンダ返還報道があった直後のゴールデンウィークであり、観光客の増加率が著しかったため、前年比で入込は減少した」と記しています。宿泊は9万7,000人泊で前年比98.0%、日帰りは11万2,000人で84.8%でした。令和7年度年末年始の観光客入込状況(2026年3月12日公表)では、宿泊6万3,100人泊で99.5%と前年並みです。
2026年の白浜の宿泊は、年末年始99.5%・GW98.0%と、パンダ返還前の駆け込みがあった2025年とほぼ同じ水準を保っており、「返還で激減した」という状態ではありません。ただし日帰りはGWで15.2%減っており、宿泊より先に日帰りが落ちる構図は年間の数字と同じです。
あなたは観光統計の読み解きが得意な編集者です。以下の材料を、宿のスタッフに共有する3行の要約と、私の宿への含意に変換してください。
【材料】
・発表元と日付: (例: 和歌山県・2026年7月15日のGW速報)
・発表の数字: (旧白浜町の宿泊・日帰り・前年比・1日平均をそのまま貼り付け)
・県の記述文: (例: 「前年はパンダ返還報道直後で増加率が著しかった」)
・私の宿の同じ期間の実績: (例: GWの稼働90%、前年は95%)
出力: ①数字の3行要約 ②私の宿にとって追い風になる点と、関係ない点 ③次に確認すべき数字1つ。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
もう1本、月単位の勢いを追えるのが旅館組合の数字です。紀伊民報が2025年8月9日に報じた白浜温泉7月の宿泊客の記事によると、組合加盟21施設の宿泊者は5月が9万5,253人(前年同月比1万9,251人増)、6月が7万8,831人(同1万2,660人増)と返還前に膨らみ、7月は8万8,524人(同1万42人減)に転じました。組合は要因として「パンダの返還、大阪・関西万博、猛暑による海水浴客の減少など複合的な要因」を挙げています。注意点は、組合の数字が加盟21施設だけ、県の季節速報が特定期間だけを数えていることです。県の年間値と足し引きせず、伸び率の方向を見る数字として使ってください。
ステップ4: 外国人宿泊客を「国別」に見て偏りを知る
次に、県速報値の最終ページにある「主要市町村別の宿泊客数(国・地域別)」を見ます。2025年の白浜町の外国人宿泊客は14万7,547人泊で、前年の10万8,531人泊から135.9%に伸び、県内30市町村で最多です。内訳は次のとおりです。
- アジア: 12万8,294人泊(中国9万257、香港1万4,323、台湾1万182、韓国7,477、シンガポール1,606、タイ1,153)
- 欧米豪: 1万3,644人泊(アメリカ3,813、オーストラリア1,010、イギリス880、フランス704)
- 国名の記載がない「その他」: 5,609人泊
白浜町の外国人宿泊客は中国だけで9万257人泊と61%を占め、香港・台湾・韓国を足したアジア4か国で83%に達する一方、欧米豪は9%にとどまります。田辺市が英語圏とアジアで半々なのに対し、白浜は東アジアに極端に寄った客層です。一方で、2026年GWの県速報は和歌山市や那智勝浦町について「中国人観光客の減少の影響」と記しており、白浜の外国人客の6割を占める1か国の動向が、2026年の宿泊に直接響く構造になっています。
あなたは宿泊施設のインバウンド対応に詳しいコンサルタントです。以下の材料から、私の宿が優先すべき言語と客層、および1か国に偏るリスクへの備えを整理してください。
【材料】
・白浜町の外国人宿泊客の国別人泊: (記事の内訳をそのまま貼り付け)
・外国人が宿泊客全体に占める比率: (例: 約8%)
・私の宿の現状: (例: 外国人比率1割、英語メニューのみ、予約はOTA経由)
・今ある多言語の案内: (例: 英語の館内案内1枚)
出力: ①対応言語の優先順位と理由 ②各言語で最初に用意すべき案内物1つ ③中国からの客が減った場合に備えて今やっておくこと1つ。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、外国人が白浜の宿泊客全体に占める比率が約8%にとどまることです。外国人対応を急ぐより先に、92%を占める国内客の月別の動きを押さえるほうが、売上への効き方は大きくなります。県全体の国別推移と宿の対応は、和歌山のインバウンド宿泊者数2026|国別・市町村別の実数と宿が動く7ステップ【2026年9月】で解説しています。
ステップ5: 「稼働率」に引き直して自宿の位置を知る
「白浜 ホテル 稼働率」と検索する人が本当に知りたいのは、「白浜の宿は平均でどれくらい埋まっていて、自分の宿はその上か下か」です。白浜だけの客室稼働率は公表されていません。代わりに、2つの物差しを使います。
1つ目は観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))(2026年7月6日公表)の都道府県別客室稼働率です。2025年の和歌山県は全体48.4%で全国41位、施設タイプ別では旅館36.7%、リゾートホテル50.9%、ビジネスホテル62.7%、シティホテル68.4%でした。全国平均は61.6%、全国の旅館は38.2%、リゾートホテルは56.9%です。
2つ目は、県の報告書の数字から自分で計算する「定員稼働率」です。旧白浜町地域の宿泊定員1万6,105人に日数を掛けた「泊まれる上限」で、実際の宿泊者数を割ります。
| 期間 | 宿泊(人泊) | 定員×日数 | 定員稼働率 |
|---|---|---|---|
| 2025年 通年 | 181万7,488 | 587万8,325 | 30.9% |
| 2025年 3月 | 18万2,023 | 49万9,255 | 36.5% |
| 2025年 9月 | 13万392 | 48万3,150 | 27.0% |
| 2026年 GW(12日間) | 9万7,000 | 19万3,260 | 50.2% |
| 2025年度 年末年始(5日間) | 6万3,100 | 8万525 | 78.4% |

白浜の宿は定員ベースで通年の約3割しか埋まっておらず、年末年始の78%とGWの50%に対して9月は27%と、繁忙期と閑散期で3倍近い開きがあります。定員稼働率は客室稼働率より必ず低く出ます。1室に定員いっぱいの人数が泊まることは少ないからです。自宿の客室稼働率を県の48.4%と比べ、自宿の定員稼働率を白浜の30.9%と比べる、という2段構えで使ってください。
あなたは宿泊施設の収益管理に詳しいアドバイザーです。以下の材料から、私の宿の稼働率の位置づけを整理してください。
【材料】
・和歌山県の客室稼働率: (記事の数字をそのまま貼り付け)
・白浜の定員稼働率(通年・3月・9月・GW・年末年始): (記事の表をそのまま貼り付け)
・私の宿の客室数と定員: (例: 12室・定員40人)
・私の宿の昨年の月別の宿泊人数(延べ): (12か月分)
出力: ①私の宿の月別の客室稼働率と定員稼働率の計算 ②白浜の平均より上の月と下の月 ③下の月に最初に試すこと1つ。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、観光庁の数字が県単位で、ビジネス需要の多い和歌山市も含むことです。白浜の温泉旅館なら「旅館36.7%」の行を、リゾートホテルなら「リゾートホテル50.9%」の行を見てください。
ステップ6: 自宿の数字を「同じ月割り」で統計と並べる
ステップ1〜5で統計を分解したら、自宿の数字を同じ形に並べます。必要なのは、昨年1年分の月別の宿泊人数(延べ)、平均客単価、予約経路の比率の3つです。予約システムやOTAの管理画面から月別に抜き出せば1時間で揃います。
自宿の月別宿泊人数と白浜の月別宿泊客数を並べたとき、山と谷が一致する月は「白浜全体の需要に連動している月」、一致しない月は「自宿の商品か価格で動いている月」と切り分けられます。たとえば白浜全体は3月が最多なのに自宿は3月が平凡なら、春休みの家族連れを取りこぼしている可能性があります。
あなたは小さな宿の経営数字に詳しいアドバイザーです。以下の材料から、私の宿の月別実績と白浜の宿泊統計の関係を整理してください。
【材料】
・私の宿の月別の宿泊人数(延べ): (12か月分)
・月別の平均客単価: (分かる範囲で)
・予約経路の比率: (例: OTA7割、電話2割、公式サイト1割)
・白浜の月別の宿泊(人泊): (記事の表をそのまま貼り付け)
出力: ①白浜の増減と連動している月・していない月 ②連動している月に単価を上げられる余地 ③連動していない月に試せる商品1つ。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、正確さにこだわりすぎないことです。延べ人数が出せない宿は、宿泊組数に平均人数を掛けた概算で構いません。多くの宿はこの時点で、「忙しいと感じていた月」と「白浜全体の宿泊が多い月」がずれていることに初めて気づきます。手数料の実額と直販比率の目標は、OTA手数料一覧と実質負担の計算式|旅館・民宿の直販比率の上げ方【2026年8月】で深掘りしています。
ステップ7: 「宿泊横ばい」を前提に2027年の料金と人員を組み、年2回見直す
数字が分解できたら、2027年の計画は「白浜の宿泊が2025年並みで横ばい」を前提に組みます。2025年は大阪・関西万博とパンダ返還前の駆け込みという特別な追い風が重なった年で、2026年の季節速報はすでにその水準を少し下回っています。白浜の宿の2027年計画は、宿泊が2025年の181万7,488人泊と同じでも固定費が回る水準に人員を置き、3月・5月・8月・年末年始の4つの山で単価を上げ、2月と9月の谷は商品で埋めるのが安全です。
あなたは観光地の宿の料金設計が得意なレベニューマネージャーです。以下の材料から、来年の繁閑別の料金と人員の目安を作ってください。
【材料】
・白浜の月別の宿泊(人泊)と定員稼働率: (記事の表をそのまま貼り付け)
・私の宿の月別実績(宿泊人数・客単価・稼働率): (12か月分)
・現在の料金体系: (例: 平日2万円・休前日2万6,000円・繁忙期3万円)
・固定費の月額: (例: 人件費と借入返済で月300万円)
・避けたいこと: (例: 大幅な値下げ、正社員の削減)
条件: 宿泊が今年と同じ「横ばい」でも固定費が回る前提にする。山の月は単価を上げ、谷の月は値下げではなく商品で埋める案にする。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
谷の月の商品は、まず1つから始めます。9月と2月は白浜全体の宿泊が年間で最も少ない月なので、連泊割や平日限定の夕食プランを白浜全体が値下げ競争に入る前に用意します。
あなたは宿泊プランの企画者です。以下の材料から、閑散月を埋める宿泊プランを3つ、プラン名・内容・想定価格・ねらいの表で提案してください。
【材料】
・対象月と白浜全体のその月の宿泊(人泊): (例: 9月・13万392人泊、年間で2番目に少ない月)
・その月の気候と白浜の行事: (例: 海水浴は終了、温泉は快適、花火フェスタは8月)
・私の宿の業態と提供できるもの: (例: 10室の旅館・クエ鍋は冬・貸切風呂あり)
・避けたいこと: (例: 大幅な値引き)
条件: 値引きではなく「その月だから成立する体験」を軸にする。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
見直しは年2回です。県の速報値は4月下旬、GW速報は7月、夏季速報は10月、年末年始速報は3月に出ます。4月末に年間の方向を確認し、10月に夏の結果と自宿の実績を並べる。この2回で十分で、それ以上の頻度で統計を追っても料金の判断は変わりません。白浜の宿が直販で単価を守る手順は、南紀の宿が直予約を増やす方法|白浜・田辺・串本の実情に合わせた7ステップ【2026年8月】でまとめています。
業種別の使い方例
同じ白浜でも、業態によって見るべき数字と最初の打ち手は変わります。自宿に近い行から着手してください。
| 業種 | 見るべき数字 | 最初の打ち手 |
|---|---|---|
| 温泉旅館(1泊2食) | 宿泊の山は3月・8月・5月、県の旅館稼働率36.7% | 3月と5月の休前日の単価見直し、9月の平日連泊プラン |
| リゾートホテル | 県のリゾートホテル稼働率50.9%、GWの定員稼働率50% | GW・夏の単価設計と、外国人8%の国別偏りへの備え |
| 民宿・貸別荘 | 定員稼働率30.9%、年末年始78% | 年末年始の早期満室化と、2月・9月の平日商品 |
| 飲食・土産 | 日帰りは8月15万人、宿泊客は年間182万人泊 | 宿泊客向けの夕食後・翌朝の営業時間と商品 |

共通するのは、どの業態でも「山の月に単価を取り、谷の月を商品で埋める」順番を守ることです。白浜の宿泊は4つの山の月で年間の4割近くを稼ぐ構造なので、山の月の単価を1割上げるほうが、谷の月を1割値引きするより利益への効きが大きくなります。
大阪・泉州との関係にも触れておきます。観光庁の2025年の客室稼働率は大阪府が78.6%で全国1位、和歌山県は48.4%で41位です。阪和自動車道から紀勢自動車道で南紀白浜インターまでつながり、JR特急くろしおで新大阪・天王寺から白浜駅まで直通、関西空港からも南下できます。泉佐野や岸和田、堺の事業者にとって白浜は「週末に送客できる温泉と海」であり、白浜側から見れば大阪の高稼働からあふれる宿泊需要の受け皿です。和歌山DX総合研究所が白浜の数字を扱うのは、この往来の両側に読者がいるからです。
【要注意】白浜の宿泊統計を読み違える4つの失敗パターン
7ステップを実行しても、次の4つのどれかに当てはまると判断を誤ります。4つに共通するのは、月・区分・物差し・年のいずれかを揃えずに読んでいることで、どれも値下げか人員の過剰投資につながります。順に確認してください。
失敗1: 「パンダ返還で客が減った」を年の結論にする
❌ よくある間違い: 2025年7月の「宿泊客1万人減」の見出しを見て、白浜全体の宿泊が減り続けていると考え、秋から料金を下げる。
⭕ 正しいアプローチ: 月と年を分ける。7月は組合21施設で1万42人減でしたが、年間では旧白浜町の宿泊が181万7,488人泊で前年比105.8%、県の夏季速報でも7〜8月の宿泊は35万2,400人泊で101.6%でした。
なぜ重要か: 返還前の5月と6月に前年比で3万人以上が前倒しで泊まり、7月はその反動が出た月だからです。白浜の宿泊は2025年7月に単月で減りましたが、年間では6年で最多となり、2026年の年末年始とGWも前年比99.5%・98.0%で横ばいです。
失敗2: 「観光客309万人」で宿の計画を立てる
❌ よくある間違い: 総数309万人・前年比102.8%という数字を見て、宿泊も日帰りも同じように増えていると考え、昼のサービスと夜のサービスに同じ予算を配分する。
⭕ 正しいアプローチ: 総数を宿泊181万7,488人泊と日帰り127万2,839人に分ける。宿泊は105.8%で増え、日帰りは98.7%で減っています。宿泊客率は58.8%で、2020年の51.0%から8ポイント近く上がりました。
なぜ重要か: 白浜の観光の伸びは「泊まる客」だけが作っているからです。白浜では日帰りが2年連続で減る一方で宿泊が5年連続で増えており、総数で見ると見えないこの逆方向の動きが、昼の商売と夜の商売の明暗を分けています。
失敗3: 全国の稼働率61.6%で自宿を評価する
❌ よくある間違い: ニュースで見た「客室稼働率61.6%」を目標にして、自宿の45%を「不振」と判断し、OTAの割引で稼働を買いに行く。
⭕ 正しいアプローチ: 物差しを地域と業態に合わせる。和歌山県は48.4%、県の旅館は36.7%、リゾートホテルは50.9%です。白浜の定員稼働率は通年30.9%ですから、自宿の45%は県平均と同じか上の可能性があります。
なぜ重要か: 全国平均はビジネスホテル75.3%と大阪府78.6%が押し上げた数字で、リゾート地の旅館と比べる意味がないからです。白浜の温泉旅館が比べるべき物差しは県の旅館稼働率36.7%と白浜の定員稼働率30.9%で、全国の61.6%に合わせて割引で稼働を買うと、単価だけが落ちて利益が消えます。
失敗4: 2025年の伸びをそのまま2027年の予算にする
❌ よくある間違い: 2025年の宿泊5.8%増、外国人35.9%増を来年も続くと見込み、繁忙期の人員と仕入れを増やす。
⭕ 正しいアプローチ: 2025年が大阪・関西万博とパンダ返還前の駆け込みが重なった年だったことを踏まえ、2027年の予算は「宿泊が2025年並みで横ばい」でも回る固定費に置く。外国人の61%を占める中国の動向は、2026年GWの県速報がすでに減少要因として挙げています。
なぜ重要か: 特別な追い風が2つ重なった年の翌年に固定費を増やすと、横ばいでも赤字になるからです。白浜への移住準備で地域の事業者と話す中でも、好調な年の翌年に人を増やして苦しんだという話は珍しくありません。白浜の宿泊は2019年比でまだ90.7%で、2026年の季節速報は前年比98〜99.5%ですから、2027年は「横ばいで黒字、増えれば上振れ」の設計が安全です。
ここまでの内容は、すべて無料の公開統計と無料のAIで完結できます。それでも「自宿の月別の数字を集計する時間がない」「料金表を作っても予約サイトと公式サイトの更新まで手が回らない」という宿があるのも事実です。私たちは白浜(和歌山)への移住準備を進めながら、県内の宿や店舗のSNS運用・集客支援に取り組んでいます。無料ヒアリングは最大60分、ご用意いただくのは昨年の月別の宿泊人数と客単価だけで、契約前提の営業はいたしません。提案が不要なら30分の情報交換のみでも歓迎です。
宿泊統計を活かせる宿・活かせない宿の違い(チェックリスト)
現在地の確認に使ってください。自宿の数字と公開資料を見ながら、当てはまるものにチェックを入れます。
- □ 白浜の宿泊者数を「6年の推移」と「2019年比」で言える
- □ 白浜の宿泊の山が3月・8月・5月、谷が2月・9月であることを知っている
- □ 宿泊客数の単位が「人泊」で、日帰りとは別に動いていることを理解している
- □ 県のGW・夏・年末年始の季節速報の公表月を知っていて、直近の前年比を言える
- □ 白浜の外国人宿泊客の国別の偏り(中国61%)と、全体に占める比率(約8%)を言える
- □ 自宿の客室稼働率を県の48.4%と、定員稼働率を白浜の30.9%と比べたことがある
- □ 自宿の月別の宿泊人数と客単価を12か月分出せる
- □ 来年の料金と人員を「宿泊横ばい」でも回る前提で決め、4月末と10月の見直しを予定に入れている

特に見落とされやすいのが、6番目の「2つの稼働率を分けて比べる」です。チェックが3つ未満でも、この記事の7ステップを上から順に進めればチェックは1つずつ埋まり、来年4月の県速報が出るころには8つ揃います。
全国の日本人宿泊は減少、白浜の宿泊は増加|受け皿の3割しか埋まっていない今、「単価を守る宿」が残る理由
「全国的に宿泊は好調なのだから、白浜も自然に伸びるだろう」と感じるかもしれません。データはそう単純ではありません。
まず全国です。観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))によると、2025年の延べ宿泊者数は6億6,111万人泊で前年比0.3%増にとどまり、日本人は2.7%減、外国人は9.4%増でした。同じ調査で和歌山県は495万5,910人泊で前年比1.1%減、日本人は3.5%減、外国人は11.3%増です。客室稼働率は和歌山県48.4%で、前年から5.8ポイント上がったものの全国41位です。
次に県の調査との違いです。県の観光客動態調査では2025年の県内宿泊客数は547万人泊で前年比108.0%、白浜は105.8%と増えています。観光庁は宿泊施設への標本調査、県は市町村の報告の集計で、母数も方法も違うため数字は一致しません。両方を見ると「全国の日本人は減り、和歌山全体は横ばいから微減、白浜の宿泊は増えた」という位置づけになります。
そして受け皿です。白浜の定員稼働率は通年30.9%で、年末年始の78.4%を除けば月単位でも36.5%が最高です。実在の例では、白浜温泉旅館協同組合の加盟21施設で2025年5月の宿泊者が9万5,253人、7月が8万8,524人と、返還報道の前後だけで月1万人単位で動きました。器に余裕がある町では、需要が動いたときに稼働を割引で買いに行く宿から単価が崩れます。県の2025年夏季速報が記す高野町の例では、宿坊の労働者不足で稼働部屋数が著しく減っていたのが、滞在型人材マッチングサービスの活用で一部解消され、夏の宿泊が前年比118.5%に増えました。白浜でも、人手の確保が稼働の上限を決める局面は同じです。
全国の日本人宿泊が減る中で白浜の宿泊は5年連続で増え、しかも受け皿の定員は通年で3割しか埋まっていないため、山の月に単価を守り谷の月を商品で埋める宿が、値下げ競争に入る宿より2027年に残る側に回ります。2019年比90.7%という「まだ1割戻っていない」余地は、白浜の宿にとって上振れの幅でもあります。一度泊まった客と連絡が取れる状態を作る方法は、白浜のLINE公式アカウント構築|観光客309万人を再訪につなぐ6ステップ【2026年8月】で具体的に解説しています。
よくある質問
Q. 白浜の宿泊者数は2026年に何人ですか?
2026年の年間値はまだ公表されていません。県の観光客動態調査の速報値は翌年4〜5月に出るため、2026年分は2027年春の公表になります。本記事の執筆時点(2026年10月9日)で使える最新の年間値は2025年の181万7,488人泊で、2026年の勢いは年末年始99.5%・GW98.0%の県速報と旅館組合の月次で追ってください。
Q. 白浜町の宿泊統計はどこで見られますか?
和歌山県観光振興課の「和歌山県の観光客動態」ページから、年間の速報値・報告書と、GW・夏季・年末年始の速報PDFが見られます。月別と宿泊施設の定員は報告書にしか載っていません。無料で全部見られますが、速報値は旧白浜町地域、報告書の市町村別表は旧日置川町を含む白浜町全体なので、どちらの区域の数字かを必ず確認してください。
Q. 白浜のホテルの稼働率は何%ですか?
白浜だけの客室稼働率は公表されていません。観光庁の2025年確定値で和歌山県は48.4%、県の旅館は36.7%、リゾートホテルは50.9%です。県統計から計算した旧白浜町の定員稼働率は通年30.9%、年末年始78.4%、9月27.0%でした。自宿の客室稼働率は県の48.4%と、定員稼働率は白浜の30.9%と比べる2段構えで位置づけてください。
Q. 白浜温泉の宿泊客数が一番多い月はいつですか?
2025年の旧白浜町地域では、宿泊は3月の18万2,023人泊が最多で、8月の18万600人泊、5月の17万6,110人泊が続きます。最少は2月の12万8,701人泊と9月の13万392人泊です。日帰りの山は8月ですが宿泊の山は3月で、春休みの家族連れが白浜の宿の最大の需要です。
Q. 白浜の宿泊客はコロナ前と比べてどこまで戻りましたか?
2019年の白浜温泉街と椿温泉の宿泊は200万5千人泊(白浜町集計)で、2025年の181万7,488人泊は90.7%にあたります。日帰りは144万3千人から127万2,839人で88.2%です。宿泊は5年連続で増えていますが2019年比ではまだ9割で、「過去最高」ではなく「回復途上」の前提で計画を立てるほうが堅くなります。
Q. パンダの返還で白浜の宿泊客は減りましたか?
単月では減りました。旅館組合加盟21施設の2025年7月の宿泊者は8万8,524人で前年同月比1万42人減です。ただし年間では旧白浜町の宿泊が前年比105.8%で増え、2026年の年末年始は99.5%、GWは98.0%でした。返還の影響は2025年7月の単月とGWの反動に表れていますが、年間の宿泊は減っておらず、減ったのは日帰り客です。
Q. 白浜の外国人宿泊客はどの国が多いですか?
2025年の白浜町の外国人宿泊客14万7,547人泊のうち、中国が9万257人泊で61%、香港1万4,323人泊、台湾1万182人泊、韓国7,477人泊と続きます。欧米豪は合計1万3,644人泊で9%です。外国人は白浜の宿泊客全体の約8%で、その6割が1か国に集中しているため、国内客の月別対策を先に、外国人対応は中国に偏らない形で進めてください。
Q. 統計を自分の宿に活かすには、何から始めればいいですか?
昨年1年分の月別の宿泊人数(延べ)と平均客単価を出すことからです。それを白浜の月別宿泊客数と並べると、白浜全体の需要に連動している月と、自宿の商品で動いている月が分かります。ステップ6のプロンプトに自宿の12か月分の数字を貼り付ければ、連動している月の特定は10分で終わります。宿泊客が最初に見る場所の整え方は、宿泊施設のGoogleビジネスプロフィール設定|ホテルの詳細と予約リンク7ステップ【2026年9月】で解説しています。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: 県速報値から旧白浜町の6年推移を転記し、ステップ1のプロンプトで2019年比と気づきを3行にする
- 今週中にやること: 自宿の月別の宿泊人数と客単価を12か月分出し、白浜の月別宿泊客数と定員稼働率に並べて、連動している月と平均より下の月を特定する
- 今月中にやること: 3月・5月・8月・年末年始の単価と、2月・9月の商品を1つずつ決めて2027年の料金表に反映し、見直しカレンダーに4月末と10月を入れる
7つすべてを一気にやる必要はありません。1週間に1ステップでも、来年4月の県速報が出るころには、宿泊182万人泊と稼働率の変化を自宿の料金と人員の判断に使える状態になっています。
次回予告: 白浜の宿泊客の再訪を予約に変える受け皿として、白浜のLINE公式アカウント構築|観光客309万人を再訪につなぐ6ステップ【2026年8月】で配信設計と文例をまとめています。
参考・出典
- 和歌山県「令和7年観光客動態調査(速報値)」(2026年4月23日資料提供。県全体の総数3,392万6千人・宿泊547万人泊、旧白浜町の2020〜2025年の総数・日帰り・宿泊、主要市町村別の外国人宿泊客数と国別内訳。参照日: 2026-10-09)
- 和歌山県「令和7年観光客動態調査報告書」(旧白浜町地域の月別宿泊・日帰り、宿泊施設収容力(白浜町474軒・定員1万6,725人、旧白浜町地域446軒・1万6,105人)。参照日: 2026-10-09)
- 和歌山県「令和8年主要観光地におけるゴールデンウィーク観光客入込状況について」(2026年7月15日資料提供。旧白浜町の宿泊9万7,000人泊・前年比98.0%、日帰り11万2,000人・84.8%。参照日: 2026-10-09)
- 和歌山県「令和7年度主要観光地における年末年始の観光客入込状況について」(2026年3月12日資料提供。旧白浜町の宿泊6万3,100人泊・前年度比99.5%。参照日: 2026-10-09)
- 和歌山県「令和7年主要観光地における夏季の観光客入込状況について」(2025年10月30日資料提供。旧白浜町の夏季宿泊35万2,400人泊・前年比101.6%、高野町の宿坊稼働の記述。参照日: 2026-10-09)
- 和歌山県「和歌山県の観光客動態」(速報値・報告書・季節速報の掲載ページ。参照日: 2026-10-09)
- 観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」(2026年7月6日公表。全国の延べ宿泊者数6億6,111万人泊・客室稼働率61.6%、和歌山県48.4%・延べ宿泊者数495万5,910人泊、大阪府78.6%。参照日: 2026-10-09)
- 紀伊民報AGARA「宿泊客前年比1万人減 パンダ返還や万博影響か、和歌山県白浜温泉7月」(2025年8月9日。白浜温泉旅館協同組合加盟21施設の5〜7月の宿泊者数。参照日: 2026-10-09)
- 紀伊民報AGARA「前年比微増の344万人 19年、白浜の観光客」(2020年2月29日。白浜町集計の2019年の総数約344万9千人・宿泊200万5千人・日帰り144万3千人。参照日: 2026-10-09)
- わかやま新報「外国人宿泊数が過去最多 25年県内、万博効果など」(2026年5月19日。白浜町14万7,547人泊で県内最多、国・地域別シェア。参照日: 2026-10-09)
あわせて読みたい
- 白浜町の観光客数|326万人と309万人の違いと調べ方7ステップ【2026年9月】: この記事で使った「旧白浜町地域」と「白浜町全体」の数字の違いを、一次資料の見つけ方つきで整理しています
- 南紀の宿が直予約を増やす方法|白浜・田辺・串本の実情に合わせた7ステップ【2026年8月】: この記事のステップ7で決めた繁閑別の料金を、手数料の残らない予約で守る手順をまとめています
※本記事の統計はすべて公表資料の引用で、定員稼働率は県の公表値から当コラムが計算した参考値です。1人単位の精度を保証するものではありません。実績は代表およびメンバー個人としての活動を含みます。