
結論: 2026年9月1日に始まった「南紀白浜 面的周遊プログラム」は、観光庁の採択事業として、電動モビリティ「WANDERIDE」と5言語対応のQRマップで、白浜の観光客を定番スポット以外へも動かす取り組みです。店舗側の要点は補助金ではありません。「路地裏や外湯の周辺まで、客が自分で走って来られる動線ができた」ことと、その動線の上に自店が立ち寄り先として認識されているかどうかです。
この記事の要点 対象読者: 白浜町および南紀エリア(田辺・すさみ・みなべ・串本・那智勝浦)で飲食・小売・体験・宿泊を営む事業者と、観光客の流れの変化を追いたい経営者 読了後にできること: 公表されている事実と未公表の事実を切り分けたうえで、自店が送客導線に乗るために今週やる作業を、優先順位つきで決められる状態になる
「うちは白良浜からも駅からも遠いので、観光客は最初から来ないんです」
白浜への移住準備で地域の事業者の方と話す中で、この種の言葉を何度も聞きます。年間300万人規模の観光客が来る町でも、その人流は白良浜・三段壁・アドベンチャーワールドといった数か所に集中します。路地の食堂や外湯の周辺は、地図上ではわずか1〜2kmの距離なのに、徒歩では遠く、レンタカーでは停める場所がない、という理由で選択肢から外れてきました。
2026年9月1日に始まった今回のプログラムは、まさにその「1〜2kmの壁」を崩しにいく事業です。免許不要の電動モビリティを観光協会が貸し出し、5言語のQRマップで案内する。つまり、これまで人流の外側にあった店にとっては、来店の物理的な理由が初めて成立する可能性がある、ということです。
ただし、勘違いしてはいけない点があります。この事業に採択されたのは町と事業者の連携体であり、あなたの店に補助金が下りるわけでも、黙っていてマップに載るわけでもありません。動線は生まれますが、その上に自店を置く作業は各店が自分でやる必要があります。
この記事では、まず公表されている事実だけを日付と出典つきで整理し、次に和歌山の事業者にとって何がいつから効くのかを立地別に分け、最後に今週から着手できる7ステップと8本のコピペ用プロンプト、送客導線に乗る店・乗らない店を分けるチェックリストを公開します。自店から南紀白浜観光協会までの距離を地図アプリで測りながら、読み進めてください。
目次
まず結論:周遊プログラムの送客導線に乗る7ステップ(即効テンプレ)
先に全体像です。費用はかかりません。使うのはスマホと無料のAI、それに紙1枚です。
| ステップ | やること | 今日できる最初の一歩 |
|---|---|---|
| 1. 距離の実測 | 貸出拠点から自店まで「何分」かを測る | 地図アプリで自転車ルートの所要時間を見る |
| 2. 停め場所 | モビリティを停められる場所を1か所決める | 店前・裏手の1台分のスペースを決めて写真を撮る |
| 3. 多言語案内 | 5言語の一言案内をQRで用意する | 看板に載せる3文(挨拶・名物・所要時間)を決める |
| 4. Google情報 | 「◯分で行ける」を検索結果に載せる | ビジネスプロフィールの説明文と写真を更新する |
| 5. 拠点への挨拶 | 貸出拠点・導入施設に自店を知らせる | 観光協会に立ち寄り先の扱いを電話で確認する |
| 6. 受け入れ体制 | 決済・言語・営業時間を1枚にまとめる | 現金以外の決済手段を書き出す |
| 7. 指標を1つ | 効果を測る数字を1つだけ決める | 「モビリティで来た客数」の記録欄を作る |

ポイントは順番です。多くの店は「多言語メニューを作らないと」から入りますが、先にステップ1と2を終えないと意味がありません。到達時間が分からなければ案内文は書けませんし、停める場所がなければ、そもそも扉の前まで来た客が引き返します。蛇口より先に、受け皿を置くという順序です。
所要期間の目安は、ステップ1〜3が最初の1週間、ステップ4〜7が2〜3週間目です。ステップ1・2は合計1時間ほどで終わり、しかも一度決めれば効き続けます。
「うちの宿の場合はどうすればいい?」——そんな段階のご相談こそ歓迎です。
最大60分の無料ヒアリングで、貴施設の集客の現在地と次の一手を一緒に整理します。
※契約を前提とした営業は一切いたしません。30分の情報交換のみでも歓迎です。
何が起きたか|観光庁採択「南紀白浜 面的周遊プログラム」の事実関係
まず、公表されている事実だけを整理します。以下はすべて、発表主体の一次資料で確認できる範囲です。
| 項目 | 公表されている内容 |
|---|---|
| 開始日 | 2026年9月1日 |
| 正式な事業名 | 「EVモビリティと多言語QRマップを活用した南紀白浜インバウンド面的周遊促進事業」 |
| 採択元 | 観光庁「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」 |
| 連携体 | 一般社団法人南紀白浜観光協会、glafit株式会社、南紀白浜コミュニティ放送株式会社、白浜町 |
| 使う乗り物 | 電動パーソナルモビリティ「WANDERIDE」(特定小型原動機付自転車「NFR-01Pro+」) |
| 観光協会での配備 | 6台、利用料金は1時間2,000円からの従量課金制 |
| 多言語QRマップ | 日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語の5言語。QRを読み込むとスポットごとの案内動画が見られる |
| ねらい | 特定エリアに集中しがちなインバウンド観光客を、路地裏の飲食店・外湯・文化施設を含む町内全域へ分散させる |
出典はglafit株式会社のプレスリリース「観光庁採択事業『南紀白浜 面的周遊プログラム』がスタート!」(2026年9月1日)です。
この事業は突然生まれたものではありません。2025年3月26日に白浜町とglafit株式会社が「電動パーソナルモビリティの利活用に関する包括連携協定」を締結し、観光振興・二次交通の補完・脱炭素社会の実現の3項目で連携してきた延長線上にあります(glafit公式リリース「和歌山県白浜町と包括連携協定を締結」)。
協定後の約1年半で、WANDERIDEはアドベンチャーワールドのサファリEバイククルーズツアー、白良荘グランドホテル、FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMA、雑貨店PRESENT HOUSE、白浜空港近くのワーケーション施設などに広がりました。料金は施設ごとに異なり、たとえばPRESENT HOUSEは1分10円、白良荘グランドホテルは60分2,000円・120分4,000円・180分6,000円と公表されています(glafit公式「WANDERIDE導入事例:白浜町との連携協定を起点に、街なかで導入が進行」(2026年4月15日))。
つまり今回の新しさは、車両が入ったことではなく、貸出拠点が観光協会という「町の玄関口」に置かれ、5言語のQRマップで行き先が案内されるようになったことです。宿の宿泊客だけが使う設備から、町を訪れた人が使う交通手段に変わった、と読むのが正確です。

採択元の観光庁事業についても、規模を押さえておくと立ち位置が分かります。観光庁「【令和7年度補正】観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業(一次公募)の採択結果」(2026年5月28日公表)では申請853件に対し373件が採択され、同(二次公募)の採択結果(2026年8月10日公表)では申請525件に対し193件が採択されています。合計で1,378件の申請、566件の採択です。全国で同じ趣旨の周遊コンテンツが数百件同時に動いている中の1件が、白浜のこれだ、という位置づけになります。
なお、この事業の公募は一次が令和8年2月27日〜4月2日、二次が5月29日〜6月18日で、事業公式サイト「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」では現在「公募は終了しました」と告知されています。事務局は株式会社JTBです。
現時点で公表されていないこと
速報性のある話題ほど、書かれていないことの確認が重要です。2026年9月5日時点で、次の点は公表資料から確認できませんでした。この記事でも推測は書きません。
- 事業の終了時期(いつまでの取り組みか)
- 多言語QRマップに掲載されるスポットの選定基準、および店舗側からの掲載申込の窓口・締切
- 観光協会以外への貸出拠点の追加予定と、6台以外の増車計画
- 立ち寄り先となる店舗への手数料・利用料・負担金の有無
- 白浜町外(田辺・すさみ・みなべ等)へのエリア拡大の予定
現時点で公表されているのはここまでです。掲載基準や窓口については、後述のステップ5のとおり、各店が直接確認するのが唯一の確実な方法になります。
和歌山の事業者への影響|誰に・どこが・いつから効くか
結論から言うと、影響の出方は「白浜中心部の徒歩圏内にいるかどうか」でほぼ二分されます。
徒歩圏内、つまり白良浜の周りや駅前の主要動線にすでにある店にとって、この事業は客数を大きく増やす話ではありません。これまでも歩いて来られたからです。むしろ効くのは滞在時間の側で、モビリティで町を回った客が「戻ってきて夕食を食べる」までの選択肢に残れるかどうかという、リピート導線の勝負になります。
一方、徒歩では遠く、車では停めにくい場所にある店にとっては、条件そのものが変わります。時速20km前後で走る乗り物なら、白浜の町なかは数分単位でつながります。これまで「わざわざ行く店」だった立地が、「ついでに寄れる店」の圏内に入る可能性が出てきた、ということです。

いつから効くかについては、冷静に見る必要があります。9月1日に始まったのは「貸出の提供開始」であり、6台という規模から考えれば、初月に町全体の売上が動くことはまず起こりません。効き始めるのは、利用が積み上がってマップの案内先が増え、宿や施設側の運用が定着してからです。半年から1年の単位で見る変化だと考えてください。
だからこそ、今やる意味があります。動線ができてから慌てて多言語対応を始める店より、動線ができる前に受け皿を整えた店のほうが、最初の掲載や紹介の対象になりやすいからです。白浜町の観光客数の全体像と、統計の読み違えを避ける方法は白浜町の観光客数|326万人と309万人の違いと調べ方7ステップ【2026年9月】で整理しています。
白浜町外の事業者への影響は、現時点では間接的です。エリア拡大の予定は公表されていないため、田辺・すさみ・みなべ・串本・那智勝浦の事業者にとっては、「同じ観光庁事業に全国566件が採択され、周遊コンテンツの整備が同時進行している」という文脈のほうが実務的な意味を持ちます。自分の町でも近い動きが出たときに、すぐ手を挙げられる状態を作っておくことが備えになります。
送客導線に乗る7ステップ(完全版)
ここからが本体です。各ステップのプロンプトは、ChatGPTなどの対話型AIにそのまま貼り付けて使えます。初めての方は、次の3行だけで準備が終わります。
- スマホのアプリストアで「ChatGPT」の公式アプリを入れる(無料版で十分です)
- メールアドレスで登録する(3分ほどで終わります)
- 下のプロンプトをコピーし、( )内を自店の情報に書き換えて送信する
ステップ1: 貸出拠点から自店まで「何分」かを実測する
最初にやるのは、多言語でも写真でもなく、距離を時間に変換する作業です。観光客が判断材料にするのは「1.4km」ではなく「7分」だからです。地図アプリで南紀白浜観光協会(白浜町)から自店までのルートを自転車設定で検索し、所要時間と、坂や信号の有無をメモしてください。あわせて、白良浜・三段壁・アドベンチャーワールドなど主要スポットからの時間も測っておきます。
あなたは観光地の店舗を支援するアドバイザーです。以下の材料から、電動モビリティで移動する観光客にとって私の店がどう見えるかを整理してください。
【材料】
・店の業種と場所: (例: 白浜町◯◯の海鮮食堂)
・貸出拠点(南紀白浜観光協会)からの所要時間: (例: 自転車ルートで7分)
・主要スポットからの所要時間: (例: 白良浜5分、三段壁9分)
・ルート上の特徴: (例: 途中に急な坂が1か所、信号は2つ)
・店の営業時間と定休日:
出力: ①観光客が「寄る/寄らない」を判断する材料を重要な順に3つ ②その材料のうち、今の掲示や公開情報で伝わっていないもの ③最初に直すべき1点。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
多くの店は、ここで「思ったより近かった」と気づきます。徒歩では20分かかる距離でも、モビリティなら5〜7分です。その差が、この事業で変わる部分そのものです。
ステップ2: 停められる場所を1か所決めて明示する
到達手段ができても、停める場所がなければ来店は完結しません。特定小型原動機付自転車は自転車とは扱いが異なり、警察庁の解説によれば車道通行が原則で、放置すれば駐車違反の対象になります(警察庁「特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について」)。つまり「その辺に置いてください」は、店として言ってはいけない案内です。
やることは単純で、敷地内に1台分のスペースを決め、写真を撮り、地面か壁に分かる印を置くだけです。自店の敷地がない場合は、近隣の有料駐輪場や公共の駐輪スペースの位置を確認し、そこまでの案内を用意します。
あなたは観光客向けの案内表示を作るデザイナー兼ライターです。以下の材料から、店頭に貼る「モビリティの停め方」案内を日本語と英語で作ってください。
【材料】
・停められる場所: (例: 店の裏手・のれんの左側に1台分)
・停められない場所と理由: (例: 店の前は消防の通路のため不可)
・近隣の代替場所: (分かる場合のみ)
・店名:
条件: 各言語40語以内/矢印で示せる短い表現にする/禁止事項は理由を1語添える。【材料】にない場所は書かず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、置ける台数を正直に書くことです。「1台分だけ」と明示したほうが、来店した客が迷いません。
ステップ3: 5言語の一言案内をQRで用意する
今回の事業では、マップ自体が日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語の5言語に対応しています。店側の案内が日本語だけだと、そこで情報が切れます。とはいえメニュー全文の翻訳は不要です。最初に必要なのは、扉の前で立ち止まった人が3秒で判断できる3文だけです。
あなたは多言語の観光案内が得意なライターです。以下の材料から、店頭掲示用の一言案内を日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語の5言語で作ってください。
【材料】
・店名と業種:
・いちばんの名物1つ: (例: 地魚の海鮮丼)
・滞在時間の目安: (例: 30分)
・受け入れ条件: (例: 現金とクレジットカード可、英語メニューあり)
・営業時間と定休日:
条件: 各言語3文以内・1文20語以内/①何の店か②名物③滞在時間の順/価格は【材料】にある場合のみ書く。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
翻訳した文をQRコードから読める形にする手順は、飲食店メニューの多言語化はCanva+QRで無料|手順とチェックリスト【2026年8月】でまとめています。無料の道具だけで、印刷までその日のうちに終わります。
ステップ4: Googleビジネスプロフィールに「所要時間」を載せる
モビリティで走っている観光客が次の行き先を決めるとき、最初に開くのはたいてい地図アプリです。だからこそ、ステップ1で測った所要時間は、店内の掲示ではなくGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の説明文に書く必要があります。写真も、外観と「停められる場所」を必ず1枚ずつ入れてください。
あなたは観光地の店舗の紹介文づくりが得意なライターです。以下のひな形を【材料】で書き換え、Googleビジネスプロフィール用の紹介文を250字以内で仕上げてください。
ひな形: 「〇〇(店名)は、白浜の△△(立地)にある◇◇(業種)です。(名物を1〜2文)。□□(主要スポット)から自転車ルートで約◯分、電動モビリティでお越しの方は(停め場所)をご利用ください。営業時間・定休日。」
【材料】
・店名と業種:
・立地の特徴:
・名物:
・主要スポットからの所要時間: (ステップ1で測った値)
・停め場所:
・営業時間と定休日:
【材料】にない設備・サービスは書かず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
地図経由の来店を増やす設定手順そのものは、白浜のMEO対策|観光客の「近く検索」に拾われる6ステップ【2026年8月】で詳しく解説しています。今回の周遊導線は、この地図対策と組み合わせて初めて効きます。
ステップ5: 貸出拠点と導入施設に、立ち寄り先として自店を知らせる
ここが最も重要で、最も後回しにされがちなステップです。前述のとおり、マップ掲載の申込窓口や選定基準は現時点で公表されていません。したがって、待っていても何も起きない可能性があります。
やることは2つです。1つ目は、南紀白浜観光協会に電話し、立ち寄り先としての情報提供が可能か、可能ならどの形式で受け付けているかを確認すること。2つ目は、WANDERIDEを導入している宿泊施設や店舗に、自店の情報を1枚にまとめて渡すことです。宿の側にも「チェックイン後に案内できる行き先」を増やす動機があります。
あなたは観光地の店舗の営業資料を作る編集者です。以下の材料から、観光協会や宿泊施設に渡す「立ち寄り先の自己紹介シート」の文面をA4片面1枚分(600字以内)で作ってください。
【材料】
・店名・業種・住所:
・貸出拠点と主要スポットからの所要時間:
・名物と価格帯: (公表している範囲で)
・滞在時間の目安:
・停められる台数:
・多言語対応の状況: (例: 英語・中国語の掲示あり)
・営業時間と定休日、繁忙時間帯:
・連絡先と担当者名:
条件: 見出し+箇条書きで、渡された側が転記しやすい形にする/自慢より事実を優先する。【材料】にない実績・受賞歴は書かず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、送り先の負担を増やさないことです。長い挨拶文より、住所・所要時間・営業時間・写真1枚が揃った1枚のほうが、そのまま案内に使ってもらえます。
ステップ6: 受け入れ体制を1枚に整理する
外国人客が電動モビリティで到着したとき、現場で止まるのは決済と言語です。事前に決めておくべきことを1枚にまとめ、スタッフ全員が同じ答えを返せる状態にしておきます。
あなたは飲食・小売店の店長を支援するアドバイザーです。以下の材料から、外国人観光客の受け入れ手順書をA4片面1枚分(600字以内)で作ってください。
【材料】
・使える決済手段: (例: 現金、クレジットカード、QR決済)
・言語対応の現状: (例: 英語メニューのみ、スタッフは英語が少し)
・よく聞かれる質問: (例: トイレ、Wi-Fi、アレルギー)
・断らざるを得ない条件: (例: 15時以降は仕込みのため入店不可)
・スタッフ人数と時間帯:
出力: ①入店から会計までの手順 ②5つの定型フレーズ(日本語+英語) ③断るときの丁寧な言い方2つ。【材料】にない対応は書かず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
あなたは観光地の店舗のクチコミ対応が得意なライターです。以下の口コミに、店主らしい丁寧な返信を150字前後で書いてください。英語の口コミなら同じ内容の英文もあわせて出してください。
【材料】
・口コミ本文: (そのまま貼り付け)
・評価: (例: 星4)
・来店の状況: (例: 外国人2名・電動モビリティで来店)
・返信で伝えたい事実: (例: 停め場所を裏手に増設した)
条件: 言い訳をしない/指摘には感謝と改善を伝える/最後に再訪を軽く誘う。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
英語クチコミへの返信文の型は、英語の口コミ返信 例文30選|ホテル・民宿・飲食店でそのまま使える【2026年8月】にまとめてあります。周遊導線から来た客の評価は、次に走る人の行き先選びに直結します。
ステップ7: 効果を測る指標を1つだけ決める
最後に、変化を測る数字を決めます。複数持つと続かないので、1つだけにしてください。おすすめは「モビリティ・自転車で来店した組数」を日次で正の字で数えることです。売上との相関は後から見れば十分です。
あなたは小規模店舗の数値管理に詳しいアドバイザーです。以下の材料から、電動モビリティ経由の来店を測るための最小限の記録フォーマットと、月次の見方を提案してください。
【材料】
・業種と客席数(または売場面積):
・現在記録している数字: (例: 日次売上と客数だけ)
・記録できる人と時間: (例: 会計時にレジ横の紙に1画)
・知りたいこと: (例: 掲示を変えて来店が増えたか)
出力: ①1日1分で書ける記録表の項目 ②月末に見る3つの数字 ③数字が動かなかったときに疑う順番。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、最初の1〜2か月で結論を出さないことです。6台規模のサービスが町の人流を変えるには時間がかかります。記録が残っていれば、半年後に「増えた・増えていない」を事実で判断できます。
業種別|この事業で動きが出やすい場所と打ち手
同じ白浜でも、業種によって効き方と最初の一手は変わります。自店に近い行から着手してください。
| 業種 | この事業で起きうること | 最初の打ち手 |
|---|---|---|
| 飲食店(路地裏・住宅地) | 徒歩圏外だった店が「5〜10分の寄り道先」になる | 停め場所の明示と5言語の一言案内(ステップ2・3) |
| 小売・土産物店 | 荷物が積めない前提のため、小さく軽い商品が有利になる | 持ち帰りやすい商品を入口側に置き、写真をGoogleに追加 |
| 体験・アクティビティ事業者 | 送迎なしで来られる客層が増える可能性がある | 所要時間と集合場所を多言語で明記し、拠点に情報を渡す |
| 宿泊施設 | 「車がなくても町を回れる宿」として選ばれる理由が増える | 導入状況を確認し、周辺の立ち寄り先マップを自作する |
| 外湯・文化施設まわりの店 | 事業のねらいそのものに合致し、案内対象になりやすい | ステップ5の自己紹介シートを最優先で用意する |

共通するのは、どの業種でも「到達時間」と「停め場所」が土台になることです。ここが曖昧なままだと、多言語対応も広告も上に積み上がりません。体験・アクティビティ事業者の集客設計全般はマリンショップ・体験事業者の集客ガイド|OTA手数料依存を抜ける方法【2026年8月】で整理しています。
「うちの宿の場合はどうすればいい?」——そんな段階のご相談こそ歓迎です。
最大60分の無料ヒアリングで、貴施設の集客の現在地と次の一手を一緒に整理します。
※契約を前提とした営業は一切いたしません。30分の情報交換のみでも歓迎です。
【要注意】この事業をめぐる4つの誤解
速報段階のニュースほど、事実と願望が混ざります。次の4つは特に注意してください。
誤解1: 「観光庁の事業だから、うちにも補助金が来る」
❌ よくある間違い: 採択事業だと聞いて、地域の店舗にも補助金や設備費が配分されると期待する。
⭕ 正しい理解: 採択されたのは連携体の事業であり、個別店舗への給付制度は公表されていません。個店が使える現金の補助は、この事業とは別枠で探すのが正しい手順です。
なぜ重要か: 期待の方向を間違えると、行動が「待つ」になってしまうからです。個店向けの制度は町にも別にあり、たとえば白浜町まちなかにぎわい創出事業補助金|上限100万円の要件と申請手順【2026年8月】のような枠を並行して確認するほうが現実的です。観光DX系の制度全般は観光DX補助金とは|対象・補助率・申請の流れ【2026年8月】にまとめています。
誤解2: 「電動モビリティは自転車と同じだから、店前に置いてもらえばいい」
❌ よくある間違い: 自転車と同じ感覚で、店の前の路上や歩道に停めてもらう案内をする。
⭕ 正しい理解: WANDERIDEに使われる特定小型原動機付自転車は、警察庁の説明では車道通行が原則で、放置は駐車違反の対象です。歩道を走れるのは、最高速度表示灯を点滅させて時速6km以下に制限した「特例特定小型」の状態で、かつ通行が認められた歩道に限られます。
なぜ重要か: 店の案内が原因で客が違反になれば、その体験は悪いクチコミとして残るからです。敷地内に1台分を確保する、それが無理なら近隣の駐輪場を案内する。この2択で考えてください。
誤解3: 「観光協会に言えば、自動的にマップに載せてもらえる」
❌ よくある間違い: 掲載の申込方法や基準が公表されていると思い込み、案内が来るのを待つ。
⭕ 正しい理解: 2026年9月5日時点で、掲載スポットの選定基準や店舗からの申込窓口は公表資料から確認できません。まず電話で「立ち寄り先としての情報提供は可能か」を確認するのが最短です。
なぜ重要か: 公表されていない=募集していない、ではないからです。事業の立ち上がり時期は、運用の細部がこれから決まる段階でもあります。手を挙げた店の情報が、そのまま案内の材料になる可能性は十分にあります。
誤解4: 「インバウンド向けの事業だから、国内客中心のうちには関係ない」
❌ よくある間違い: 対象がインバウンドと聞いて、自店には無関係だと判断する。
⭕ 正しい理解: 車両と貸出の仕組みは国籍で分かれていません。免許不要で16歳以上なら利用できる乗り物なので、国内のFIT層(個人旅行者)にも同じ動線が効きます。
なぜ重要か: この事業で本当に変わるのは言語ではなく「移動できる範囲」だからです。範囲が広がれば、日本語だけで営業している店にも新しい客が届きます。
ここまでの内容は、すべて無料の道具と自店の情報だけで実行できます。それでも「多言語の掲示を作る手が足りない」「Googleの情報を誰も触っていない」という店があるのも事実です。私たちは白浜(和歌山)への移住準備を進めながら、観光地の宿や店舗のSNS運用・集客支援に取り組んでいます。無料ヒアリングは最大60分、ご用意いただくのは自店の営業情報だけで、契約前提の営業はいたしません。提案が不要なら30分の情報交換のみでも歓迎です。
「うちの宿の場合はどうすればいい?」——そんな段階のご相談こそ歓迎です。
最大60分の無料ヒアリングで、貴施設の集客の現在地と次の一手を一緒に整理します。
※契約を前提とした営業は一切いたしません。30分の情報交換のみでも歓迎です。
送客導線に乗る店・乗らない店のチェックリスト
現在地の確認に使ってください。店の前に立って、当てはまるものにチェックを入れます。
- □ 貸出拠点と主要スポットから自店まで、何分かかるか即答できる
- □ モビリティを停められる場所が敷地内に確保されている(または代替場所を案内できる)
- □ 停め方の案内が、日本語以外でも1言語以上ある
- □ Googleビジネスプロフィールの説明文に所要時間が書いてある
- □ 外観と停め場所の写真がインターネット上で見られる
- □ 観光協会または近隣の導入施設に、自店の情報を渡してある
- □ 現金以外の決済手段が1つ以上ある
- □ モビリティ・自転車で来た客の数を記録している

特に見落とされやすいのが、6つ目の「情報を渡してある」です。ここだけは自店の中で完結せず、相手のある作業なので、後回しにすると永久に埋まりません。チェックが2つ以下でも問題はありません。この記事の7ステップを上から進めれば、順に埋まる構成にしてあります。
よくある質問
Q. 南紀白浜 面的周遊プログラムとは、結局どんな事業ですか?
観光庁の「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」に採択された、白浜町の周遊促進事業です。正式名称は「EVモビリティと多言語QRマップを活用した南紀白浜インバウンド面的周遊促進事業」で、2026年9月1日に開始しました。電動モビリティ「WANDERIDE」と5言語のQRマップを使い、観光客を町内全域へ分散させることをねらいとしています。
Q. WANDERIDEは白浜のどこで借りられて、いくらかかりますか?
今回の事業では、一般社団法人南紀白浜観光協会が貸出拠点となり、6台が配備されています。利用料金は1時間2,000円からの従量課金制と公表されています。これ以外にも、白良荘グランドホテルやPRESENT HOUSEなど施設ごとの導入があり、料金体系は施設によって異なります。最新の条件は各拠点にご確認ください。
Q. 店舗として、この事業の補助金を受け取れますか?
現時点で、個別店舗への補助や給付は公表されていません。この事業の採択対象は連携体であり、店舗にとっての利点は資金ではなく送客導線です。設備投資に使える資金を探す場合は、町や県の個店向け制度を別途確認してください。
Q. マップの立ち寄り先に載せてもらうには、どうすればいいですか?
2026年9月5日時点で、店舗向けの申込窓口や選定基準は公表資料から確認できません。現実的な方法は、南紀白浜観光協会(電話0739-43-3201)に立ち寄り先としての情報提供が可能かを直接確認し、あわせて近隣の導入施設に自店の情報を渡すことです。ステップ5のプロンプトで1枚の紹介シートを作ってから連絡すると話が早く進みます。
Q. 特定小型原動機付自転車は、免許やヘルメットが必要ですか?
警察庁の解説によれば、16歳以上であれば運転免許は不要ですが、16歳未満の運転は禁止で、16歳未満の人に車両を提供することも禁止されています。乗車用ヘルメットの着用は努力義務、二人乗りは禁止です。自賠責保険への加入も必要とされています。店舗としては、客に「歩道を走ってください」といった誤った案内をしないことが重要です。
Q. 白浜町以外の南紀エリアにも広がりますか?
エリア拡大の予定は公表されていません。ただし、採択元の観光庁事業は一次公募で373件、二次公募で193件が採択されており、同種の周遊コンテンツ整備は全国で同時進行しています。田辺・すさみ・みなべ・串本・那智勝浦の事業者にとっては、自分の地域で似た動きが出たときにすぐ手を挙げられる準備をしておくことが備えになります。
Q. うちは白良浜のすぐ近くなので、関係ないのでは?
中心部の店にとっては、客数より滞在時間と再訪が争点になります。モビリティで町を一周した客が戻ってくる先に選ばれるかどうかが分かれ目です。再訪の受け皿づくりは白浜のLINE公式アカウント構築|観光客309万人を再訪につなぐ6ステップ【2026年8月】で解説しています。
Q. 効果が出るまで、どのくらいかかりますか?
貸出は6台規模で始まったところなので、初月から売上が動くとは考えないでください。効き始めるのは、利用が積み上がり、案内される行き先が増えてからです。半年から1年の単位で見る変化として、ステップ7の記録だけ先に始めておくのが現実的です。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: 地図アプリで、南紀白浜観光協会と主要スポットから自店までの所要時間を測り、紙に書き出す
- 今週中にやること: 停められる場所を1か所決めて写真を撮り、ステップ3のプロンプトで5言語の一言案内を作る
- 今月中にやること: ステップ5の自己紹介シートを作り、観光協会と近隣の導入施設に自店の情報を届ける
事業はまだ始まったばかりで、運用の細部はこれから固まっていきます。だからこそ、受け皿を先に用意した店から順に、案内される側に回れます。
集客の実務、まるごと任せることもできます。
Instagram・TikTok運用 ¥100,000/月/ホームページ制作 ¥100,000(保守 ¥10,000/月)/SEO運用 ¥50,000/月。
企画から運用まで、まるごとお任せいただけます。
参考・出典
- glafit株式会社「観光庁採択事業『南紀白浜 面的周遊プログラム』がスタート!『WANDERIDE』が実現するインバウンド向け周遊体験を提供開始」(2026年9月1日発表) プレスリリース本文 (参照日: 2026-09-05)
- glafit株式会社「【WANDERIDE導入事例】白浜町との連携協定を起点に、街なかでWANDERIDE導入が進行」(2026年4月15日) glafit公式ニュース (参照日: 2026-09-05)
- glafit株式会社「和歌山県白浜町と電動パーソナルモビリティ活用による地域課題解決に向け包括連携協定を締結」(2025年3月27日発表・締結日2025年3月26日) glafit公式ニュース (参照日: 2026-09-05)
- 観光庁「【令和7年度補正】観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業(一次公募)の採択結果」(2026年5月28日公表・申請853件/採択373件) 観光庁 公募情報 (参照日: 2026-09-05)
- 観光庁「【令和7年度補正】観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業(二次公募)の採択結果」(2026年8月10日公表・申請525件/採択193件) 観光庁 公募情報 (参照日: 2026-09-05)
- 観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業 事業公式サイト(一次公募 令和8年2月27日〜4月2日、二次公募 5月29日〜6月18日。現在は公募終了。事務局:株式会社JTB) 事業公式サイト (参照日: 2026-09-05)
- 警察庁「特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について」(年齢・免許・ヘルメット・通行区分) 警察庁Webサイト (参照日: 2026-09-05)
- 一般社団法人南紀白浜観光協会(事務局 電話0739-43-3201) 南紀白浜観光協会 公式サイト (参照日: 2026-09-05)
- 白浜町「南紀白浜観光バスツアー誘致促進事業補助金」(旅行業者向け・申請期間 令和8年4月1日〜令和9年1月29日。2026年3月2日更新時点で予算上限到達により受付一時停止) 白浜町ホームページ (参照日: 2026-09-05)
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※本記事は2026年9月5日時点で公表されている一次情報に基づいて作成しています。事業の運用内容・料金・掲載条件は変更される可能性があるため、実際の判断は各主体の最新の公表内容および直接のご確認によってください。実績は代表およびメンバー個人としての活動を含みます。