
結論: 英語の口コミ返信は、「①宛名と感謝→②内容への具体的な言及→③謝罪と改善(お褒めなら一言の情報)→④再訪への招待と署名」の4文構成で書けば、高い英語力は要りません。この記事の例文30本は、施設名とお客様の名前を差し込むだけで使える完成形で、すべて和訳付きです。返信を読むのは投稿者本人だけでなく、世界中の予約検討者です。
この記事の要点 対象読者: ホテル・旅館・民宿・ゲストハウス・飲食店を営み、英語の口コミへの返信が未返信のままたまっている方 読了後にできること: 未返信の英語口コミに、この記事の例文のコピペと名前の差し込みだけで、今日中に返信し終えられる状態になる
「Thank you for staying...」まで打ちこんで、手が止まる——。
外国人のお客様からの口コミに返信しようとして、そんな経験はないでしょうか。Google翻訳に貼り付けてみたものの出てきた英文が自然かどうか自分では判断できず、間違った英語で恥をかくくらいなら後回しに——そうして未返信の英語口コミが5件、10件とたまっていきます。
日本語の口コミには丁寧に返しているのに、英語だけ全部未返信。この状態は英語圏の予約検討者から「外国人の声には反応しない施設」に見え、せっかくの星5の口コミも効果が半減してしまいます。
うまく書けない原因は、あなたの英語力ではありません。型を知らないまま日本語の丁寧な返信をそのまま直訳しようとしていることにあり、日本語と英語では返信の作法が別物なので、直訳すると長く不自然な英文になって時間ばかりかかるのです。
この記事では、観光地の宿や店舗のSNS運用・集客支援に取り組む立場から、場面別の英文例文30本(すべて和訳付き)と、低評価にも慌てず応えられる4文構成、投稿前のチェックリストを公開します。未返信の英語口コミを1件、手元に開きながら読み進めてください。
目次
まず結論:英語の口コミ返信は「4文構成×場面別例文」で書く(即効テンプレ)
最初に全体像を示すと、どんな英語の口コミも、返信は次の表のどれかの場面に当てはまります。未返信の口コミに近い行を見つけたら、例文欄のリンクから該当のテンプレートに飛んでください。
| 場面 | 返信の芯 | 使う例文 |
|---|---|---|
| 高評価(星4〜5)のお礼 | 具体的に感謝し、再訪に誘う | 例文1〜5 |
| 低評価(星1〜2)のお詫び | 言い訳せず、謝罪→改善→再挑戦の機会 | 例文6〜10 |
| 褒めと指摘が混在する星3 | 褒めへの感謝→指摘への対応を1通で | 場面2の応用テンプレ |
| 清潔さへの指摘 | 対応済みの事実を短く伝える | 例文11〜14 |
| 騒音・設備・立地への指摘 | 原因の説明と、できる対策を提示 | 例文15〜18 |
| 料理・食事へのお褒め | 舞台裏を一言添えて人柄を出す | 例文19〜22 |
| 接客へのお褒めと再訪歓迎 | 「人」を出してリピーターの入口に | 例文23〜26 |
| 飲食店の短文返信 | 2〜3文で十分。速さと温度感 | 例文27〜30 |
どの場面でも骨組みは同じで、①Dear+名前と感謝、②口コミの中身への具体的な言及、③謝罪と改善(お褒めなら一言の追加情報)、④再訪への招待と署名、という4文構成に例文をはめ込めば、返信は1件5分で終わります。

ポイントは、完璧な英語を目指さないことです。予約検討者が見ているのは語彙力ではなく「お客様の声に反応する施設か」という姿勢なので、文法の小さな誤りより未返信の放置のほうがはるかに印象を下げます。まず高評価への短いお礼から始めてください。
英語の口コミ返信の基本|日本語の返信との違いと4文構成
本記事で言う「口コミ返信」とは、Googleマップ・Booking.com・じゃらんなどに投稿された口コミへ施設の公式アカウントから公開の場で返す文章のことで、投稿者へのお礼であると同時に、これから予約する人が必ず読む営業文でもあります。
日本語の返信の作法をそのまま英語に持ち込むと、不自然になります。違いは次のとおりです。
- 謝罪は1回: 「申し訳ございません」を繰り返すと、英語では重く卑屈な印象になる。1回きちんと謝り、残りは改善の事実に使う
- 敬語の直訳は不要: 「〜させていただきます」の直訳は冗長。丁寧さはDearの宛名とシンプルな感謝で伝わる
- 宛名と署名: Dear [名前]で始め、自分の名前と肩書(Ownerなど)で締めるだけで誠実な印象になる
- 読み手は世界中: Googleマップは口コミも返信も閲覧者の言語に自動翻訳して表示する。翻訳されても意味が通る、短く明快な文が正解

そのうえで、1通の返信は次の4文で組み立てます。
- 宛名と感謝: Dear [Guest Name], Thank you for... でお礼を述べる
- 具体への言及: お褒め・指摘の点を1つ拾って触れる(定型コピペと差がつく1文)
- 謝罪と改善(または一言の情報): 指摘には謝罪と対応した事実を、お褒めには舞台裏の一言を返す
- 再訪への招待と署名: We hope to welcome you back... と誘い、名前・肩書で締める
なお、口コミ返信は集客全体の中では「Google対策・リピーターづくり」を支える1ピースです。全体設計から見直したい方は、民宿・ペンションの集客方法|予約を増やす7ステップとコピペ文例集【2026年8月】をあわせてお読みください。
場面別・英語の口コミ返信 例文30選(コピペ完全版)
ここからが本体で、各場面に、部品として使える短文の例文と、そのままコピペできるフル返信テンプレートを用意しました。[ ]を自分の施設の事実に差し替えるだけで完成しますが、用意していない備品ややっていない改善を書くと信頼を失うため、[ ]は必ず事実だけで埋めてください。なお、各テンプレートの下にある(和訳: …)は内容確認用です。和訳まで一緒に貼り付けないよう、コピーは枠内の英文だけにしてください。
場面1: 高評価(星4〜5)へのお礼(例文1〜5)
一番かんたんで、一番後回しにされがちな返信ですが、投稿者へのお礼と同時に「次のお客様への歓迎メッセージ」として働きます。
例文1 Thank you so much for your five-star review. Your kind words truly made our day. (5つ星の口コミをありがとうございます。温かいお言葉に一同励まされました。)
例文2 We are delighted to hear that you enjoyed your stay at [宿名]. ([宿名]でのご滞在をお楽しみいただけたと伺い、大変うれしく思います。)
例文3 Your kind review means a great deal to our small, family-run inn. (温かい口コミは、家族で営む小さな宿にとって何よりの励みです。)
例文4 We are so glad the [おほめの点(例: hot spring bath)] was a highlight of your trip. ([おほめの点(例: 温泉)]がご旅行のハイライトになったと伺い、うれしい限りです。)
例文5 We hope to welcome you back to [地名] before long. Safe travels! (またの[地名]へのお越しをお待ちしております。良いご旅行を!)
Dear [Guest Name],
Thank you so much for your wonderful review. We are delighted that you enjoyed your stay at [宿名]. We hope to welcome you back to [地名] before long.
Warm regards,
[あなたの名前], Owner, [宿名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: 素敵な口コミをありがとうございます。ご滞在をお楽しみいただけて何よりです。またのお越しをお待ちしております。)
高評価への返信は2〜3文で十分で、例文1か2に、口コミで褒められた点を1つ差し込むのがコツです。投稿者名がハンドルネームや絵文字で宛名に使いにくいときは、Dear [Guest Name] を Dear Guest に置き換えれば失礼になりません。
場面2: 低評価(星1〜2)へのお詫び(例文6〜10)
最も返信の価値が高い場面です。将来のお客様は「低評価があるか」より「施設がどう応えたか」を見ているため、謝罪→改善→再挑戦の機会、の順で書きます。
例文6 Thank you for your honest feedback. We sincerely apologize that your stay did not meet your expectations. (率直なご意見をありがとうございます。ご期待に沿えず、心よりお詫び申し上げます。)
例文7 We are truly sorry for the inconvenience you experienced during your stay. (ご滞在中にご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。)
例文8 Your comments have been shared with our entire team, and we are already working on improvements. (ご意見はスタッフ全員で共有し、すでに改善に取り組んでいます。)
例文9 This falls short of the standard we aim for, and we take your feedback very seriously. (今回の件は私どもの目指す水準に達しておらず、重く受け止めています。)
例文10 We would be grateful for another opportunity to welcome you and provide the stay you deserved. (もう一度お迎えし、本来のおもてなしをお届けできれば幸いです。)
Dear [Guest Name],
Thank you for your honest feedback. We sincerely apologize that your stay fell short of your expectations. Regarding the [指摘された点], we have [改善した事実]. We would be grateful for another chance to welcome you.
Sincerely,
[あなたの名前], Owner, [宿名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: 率直なご意見に感謝し、ご期待に沿えなかったことをお詫びします。[指摘された点]は[改善した事実]。もう一度お迎えできれば幸いです。)
[改善した事実]が英語で書けないときは、場面3末尾のフレーズ集から選ぶか、後述のAIプロンプトに日本語のまま事実を渡せば返信ごと作れます。注意点は、返信の中で値引きや返金を約束しないことです。公開の場での補償は同じ要求を誘発するため、個別対応が必要なら施設の連絡先へ誘導してください。
応用: 褒めと指摘が混在する星3の口コミ
実際に一番多いのは、「食事は最高だったが部屋の設備は古かった」のような褒めと指摘が混ざった口コミです。褒めへの感謝から入り、指摘には謝罪と対応を1文で示すと、1通で両方に応えられます。
Dear [Guest Name],
Thank you for your thoughtful review. We are delighted that you enjoyed [褒められた点]. At the same time, we apologize for [指摘された点], and we have [改善・対応した事実]. We hope to welcome you back for an even better stay.
Sincerely,
[あなたの名前], [宿名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: 丁寧な口コミをありがとうございます。[褒められた点]をお楽しみいただけて何よりです。一方で[指摘された点]についてはお詫びいたします。現在は[改善・対応した事実]。次回はさらに良いご滞在をお届けできるよう努めます。)
場面3: 清潔さへの指摘(例文11〜14)
宿泊施設の低評価で最も多いテーマの一つで、反論より先に、対応した事実を短く書くことがすべてです。
例文11 We sincerely apologize that the cleanliness of your room fell short of our usual standards. (客室の清掃が普段の水準に達しておらず、申し訳ございませんでした。)
例文12 We have reviewed our cleaning procedures with our housekeeping team. (再発防止のため、清掃の手順を担当者全員で見直しました。)
例文13 The bathroom you mentioned has since been thoroughly cleaned and inspected. (ご指摘の浴室は、その後徹底的に清掃・点検いたしました。)
例文14 Cleanliness is our top priority, and we are grateful that you brought this to our attention. (清潔さは当館の最優先事項です。お知らせいただき感謝いたします。)
Dear [Guest Name],
We sincerely apologize that the cleanliness of your room fell short of our standards. The [指摘の場所] has since been thoroughly cleaned, and we have reviewed our procedures as a team.
Sincerely,
[あなたの名前], [宿名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: 清掃が行き届かず申し訳ございませんでした。[指摘の場所]は清掃済みで、手順も全員で見直しました。)
「清掃しました」「見直しました」と書く以上、実際にやってから返信してください。返信は、改善を後回しにしないための仕組みにもなります。
[改善した事実]の差し込みフレーズ集(場面2〜4のテンプレ共通で使えます。実施済みのものだけ選んでください)
- deep-cleaned the entire room(客室全体を徹底清掃しました)
- replaced the mattress and bedding(マットレスと寝具を交換しました)
- retrained our housekeeping team(清掃手順を担当者全員で見直しました)
- installed a new air conditioner(新しいエアコンを設置しました)
- added blackout and soundproofing curtains(遮光・防音カーテンを追加しました)
- prepared complimentary earplugs at the front desk(フロントに無料の耳栓をご用意しました)
- updated the directions in our booking confirmation(予約確認の道案内を更新しました)
ここにない対策を英語にしたいときは、AI用プロンプトに日本語のまま渡すのが早道です。
場面4: 騒音・設備・立地への指摘(例文15〜18)
古い建物や立地など、すぐに変えられない指摘への返信です。言い訳ではなく「原因の説明+今できる対策」をセットで示します。
例文15 We are sorry that noise disturbed your rest during your stay. (物音でお休みを妨げてしまい、申し訳ございませんでした。)
例文16 As our inn is a traditional wooden building, some sound does carry between rooms. Complimentary earplugs are available at the front desk. (当館は昔ながらの木造建築のため、音が伝わりやすい面がございます。フロントで耳栓を無料でご用意しています。)
例文17 We apologize that the air conditioning was not working properly. It has now been repaired and tested. (エアコンの不具合でご迷惑をおかけしました。現在は修理と動作確認を終えています。)
例文18 Thank you for your patience with the narrow road leading to our property. We will add clearer directions to our booking confirmation. (当館までの細い道ではご不便をおかけしました。予約確認のご連絡に、分かりやすい道案内を加えてまいります。)
Dear [Guest Name],
We are sorry that [騒音・不具合の内容] disturbed your stay. [原因の短い説明(例: Our inn is a traditional wooden building)], and we have now [対策した事実]. We hope your next stay will be a restful one.
Sincerely,
[あなたの名前], [宿名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: [騒音・不具合の内容]でご迷惑をおかけしました。現在は[対策した事実]。次回は安らかにお過ごしいただけるよう努めます。)
対策は「用意している事実」だけを書いてください。建物の古さは、伝え方しだいで「traditional(伝統的)」という魅力に変わります。
場面5: 料理・食事へのお褒め(例文19〜22)
食事のお褒めは施設の個性を見せる絶好の機会で、仕入れや旬の一言を添えると、返信そのものが次のお客様への食事案内になります。
例文19 We are so happy you enjoyed our seafood dinner. The fish comes fresh from the local market every morning. (海の幸の夕食をお楽しみいただけて何よりです。魚は毎朝、地元の市場から仕入れています。)
例文20 Your compliments on our home-cooked breakfast made everyone in the kitchen smile. (手作りの朝食へのお褒めに、調理場一同笑顔になりました。)
例文21 We are glad you tried [料理名] — it is a local specialty we are truly proud of. ([料理名]をお試しいただけてうれしいです。地元自慢の味です。)
例文22 Please visit us again in winter, when [食材] is in season and at its very best. ([食材]が旬を迎える冬にも、ぜひお越しください。)
Dear [Guest Name],
Thank you for your kind words about our [料理・食事]. The [食材] comes fresh from the local market every morning. Please visit us again in [旬の季節], when it is at its best.
Warm regards,
[あなたの名前], [宿名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: [料理・食事]へのお褒めをありがとうございます。[食材]は毎朝地元市場から仕入れています。旬の[季節]にもぜひ。)
例文22の「旬にまた来てください」は、閑散期の集客にそのまま効く1文です。自分の地域の旬に置き換えて使ってください。
場面6: 接客へのお褒めと再訪歓迎(例文23〜26)
スタッフや会話を褒められたときの返信です。ここだけは定型文より「人」を出すほど効果的で、リピーターづくりの入口になります。
例文23 Thank you for your kind words about our staff. I will make sure to pass your message on to them. (スタッフへの温かいお言葉をありがとうございます。必ず本人たちに伝えます。)
例文24 It was a real pleasure to chat with you during your stay. (ご滞在中にお話しできて、本当に楽しいひとときでした。)
例文25 Your room will be ready whenever your travels bring you back to [地名]. (旅がまた[地名]へ続くときは、いつでもお部屋をご用意してお待ちしています。)
例文26 Next time, we would love to welcome you in [季節] — the [見どころ] is beautiful then. (次は[見どころ]が美しい[季節]に、ぜひお迎えしたいです。)
Dear [Guest Name],
It was a real pleasure to welcome you to [宿名]. I will pass your kind words on to the team. Your room will be ready whenever your travels bring you back to [地名].
Warm regards,
[あなたの名前], [宿名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: お迎えできて光栄でした。お褒めの言葉は必ずスタッフに伝えます。いつでもお部屋をご用意してお待ちしています。)
再訪を誘ったら、帰ってくるための連絡手段もセットで用意します。リピーター導線の作り方は旅館・宿のLINE公式アカウント活用術で解説しています。
場面7: 飲食店向けの短文返信(例文27〜30)
Googleマップの飲食店口コミは、宿泊より短い返信で構いません。長文をたまに返すより、2〜3文の速い返信を全件に返すほうが効きます。
例文27 Thank you for dining with us! We are so glad you enjoyed the [料理名]. (ご来店ありがとうございます![料理名]をお楽しみいただけて何よりです。)
例文28 We apologize for the long wait during our busy hours. (混雑時に長くお待たせしてしまい、申し訳ございませんでした。)
例文29 Thank you for the lovely photos of our dishes — they made our day! (お料理の素敵なお写真をありがとうございます。店員一同うれしく拝見しました!)
例文30 We look forward to serving you again on your next visit to [地名]. (次に[地名]へお越しの際も、ぜひお立ち寄りください。)
Thank you for dining with us! We are so glad you enjoyed the [料理名]. Your kind review means a lot to our small restaurant, and we look forward to serving you again.
— [店名]
※そのままコピーして使えます
(和訳: ご来店ありがとうございます![料理名]をお楽しみいただけて何よりです。温かい口コミは小さな店の大きな励みです。またのお越しを。)
30本にない場面はAIプロンプトで作る(英作文ゼロ)
例文30本でカバーできない場面(予約トラブル、悪天候の対応など)や、[改善した事実]の英訳に困ったときは、AIに書かせるのが早道です。次のプロンプトをChatGPTなどの対話型AIに貼り付け、【材料】を日本語のまま埋めてください。英作文は一切不要です。
あなたは宿泊業・飲食業のおもてなし英語に詳しい翻訳者です。以下の英語の口コミへの返信を、自然で温かい英語150語以内で書き、和訳を添えてください。
【材料】
・口コミ本文: (そのまま貼り付け)
・評価: (例: 星2)
・施設の種類: (例: 客室6室の民宿)
・返信で伝えたい事実: (例: 指摘のエアコンは修理済み)
・書き手: (例: 宿の主人)
条件: 言い訳をしない/お褒めには具体的に感謝する/指摘には謝罪と改善を伝える/最後に再訪を軽く誘う。【材料】にない事実は書かず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
AIの始め方や、返信以外の案内文・接客文への広げ方はChatGPTを旅館で使う15の方法にまとめています。
「うちの宿の場合はどうすればいい?」——そんな段階のご相談こそ歓迎です。
最大60分の無料ヒアリングで、貴施設の集客の現在地と次の一手を一緒に整理します。
※契約を前提とした営業は一切いたしません。30分の情報交換のみでも歓迎です。
業態別・英語返信スタイルの使い分け
同じ英語返信でも業態によって似合う文体は変わるため、自分の施設に近い行を基準にしてください。
| 業態 | 返信のスタイル | 特に使う例文 |
|---|---|---|
| ホテル・旅館(スタッフ複数) | ややフォーマル。署名は役職名(Front Desk Manager など) | 例文1・6〜14 |
| 民宿・ペンション | 主人の人柄が伝わる温かい文面。Owner の署名 | 例文3・19〜26 |
| ゲストハウス | カジュアルでフレンドリー。短い文で親しみを出す | 例文1・24〜26 |
| 飲食店 | 2〜3文の短文即答。来店への感謝を最優先 | 例文27〜30 |

共通するのは、署名に「人」が見えることです。施設名だけの署名より、名前と肩書のある署名のほうが、機械的な定型返信との違いが伝わります。
また、英語口コミへの対応は、Googleビジネスプロフィール(Googleマップ上の施設情報を管理する無料ツール)の情報整備と合わせて行うと、検索や地図経由の予約導線全体で効果が出やすくなります。
【要注意】英語の口コミ返信で信頼を失う4つの失敗パターン
例文を使っても、次の4つのどれかに当てはまると逆効果になります。返信前に確認してください。
失敗1: 機械翻訳の直訳をそのまま貼り付ける
❌ よくある間違い: 日本語の謝罪文をGoogle翻訳にかけ、確認せずそのまま投稿する。「重ね重ねお詫び申し上げます」の直訳のような、過剰で不自然な英文になっている。
⭕ 正しいアプローチ: 翻訳を使うなら日本語を短く切ってから訳し、4文構成に沿っているか確認する。もしくは例文の差し込みだけで済ませる。
なぜ重要か: 返信は世界中の予約検討者が読む公開の営業文だからです。不自然な英文は「体裁だけの施設」という印象を与え、返信が信頼を削る方向に働きます。
失敗2: 低評価が怖くて放置する
❌ よくある間違い: 高評価にはお礼を返すのに、低評価は「反論もできないし」と何か月も放置している。
⭕ 正しいアプローチ: 低評価こそ24〜48時間以内を目安に返信する。指摘が事実なら謝罪と改善、誤解なら丁寧な事実の説明、誹謗中傷など規約違反なら返信のうえ掲載サイトに削除を申請する。
なぜ重要か: 低評価の隣に誠実な返信があるかどうかで、予約検討者の受け取り方が変わるからです。無言の低評価は「事実だと認めた」ように見えます。

失敗3: 全件に同じ定型文をコピペする
❌ よくある間違い: すべての口コミに「Thank you for your review.」だけを貼り続け、返信欄が同じ文の羅列になっている。
⭕ 正しいアプローチ: 定型文は骨組みとして使い、口コミの中身に触れる1文(例文4・21・23など)を必ず差し込む。
なぜ重要か: 返信一覧は予約検討者にまとめて読まれるからです。同じ文の羅列は自動返信にしか見えません。1文の差し込みだけで、印象は別物になります。
失敗4: 事実確認をせずに反論・言い訳する
❌ よくある間違い: 「そんな事実はない」と感情のまま反論し、投稿者と公開の場で言い合いになる。
⭕ 正しいアプローチ: まず当日の記録や担当者に事実を確認する。非があれば謝罪し、事実誤認なら「私どもの記録では〜」と落ち着いて事実だけを書く。
なぜ重要か: 読者は投稿者ではなく第三者だからです。言い合いは、どちらが正しくても施設の印象を下げます。SNSの企画・運用の現場でも、炎上の火種は最初の投稿そのものより、その後の感情的な応酬にあるケースを繰り返し見てきました。返信でも同じで、勝ち負けではなく「第三者にどう見えるか」だけを基準にしてください。
返信そのものは、この記事の例文で今日中に終えられます。その先の「口コミが自然に集まる導線」や「低評価を生まない運用」は、施設の立地・客層ごとに設計が変わる領域です。
「うちの宿の場合はどうすればいい?」——そんな段階のご相談こそ歓迎です。
最大60分の無料ヒアリングで、貴施設の集客の現在地と次の一手を一緒に整理します。
※契約を前提とした営業は一切いたしません。30分の情報交換のみでも歓迎です。
信頼される返信・信頼を失う返信の違い(チェックリスト)
返信を投稿する前の最終確認に使ってください。8項目すべてにチェックが入れば、安心して公開できます。
- □ 投稿から24〜48時間以内に返信している(低評価は特に)
- □ Dear+名前の宛名と、自分の名前・肩書の署名がある
- □ 口コミの中身に触れた具体的な1文がある
- □ 低評価には謝罪→改善→再訪の機会、の順で応えている
- □ 言い訳・反論・補償の約束を書いていない
- □ 翻訳・AIで作った英文を、逆翻訳や音読で一度確認した
- □ 高評価にも、短くてよいので全件返信している
- □ 「改善した」と書いた内容を、実際にやり終えている

特に見落とされやすいのが、最後の「実際にやり終えている」です。返信は約束の公開記録です。書いた改善を実行してこそ、次の口コミが変わり始めます。
訪日客は過去最多、英語口コミへの返信はまだ少数派|今始める理由
「うちの規模で英語の返信までやる必要があるのか」と感じるかもしれません。数字は、やる価値が高まり続けていることを示しています。
まず市場の数字から確認すると、日本政府観光局(JNTO)によれば、2025年の年間訪日外客数は4,268万人(推計値)と初めて4,000万人を超え、過去最多を更新しました(前年比15.8%増)。観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年・年間値〔確定値〕)でも、外国人延べ宿泊者数は1億7,992万人泊と前年比9.4%増です。特に注目すべきは地域差で、三大都市圏以外の地方部は19.1%増と、都市部を上回る伸びを示しました。英語の口コミは、地方の小さな宿・店にこそ増えているということです。
返信の効果を裏づける研究もあります。南カリフォルニア大学のプロセルピオ氏とボストン大学のゼルバス氏が、旅行口コミサイトのトリップアドバイザー上のホテルのレビューと返信を大規模に分析した研究では、返信を始めたホテルはレビュー数が12%増え、評価が平均0.12星上昇しました。返信という行為そのものが「声を聞く施設」というシグナルになった、と分析されています。高価な設備投資ではなく、無料でできる返信がこの差を生んだ点が、小規模施設にとっての要点です。
一方で、近隣施設のGoogleマップを開けば、英語の口コミに返信している施設がまだ少数派だと確認できるはずです。訪日客は過去最多、返信の効果は研究が裏づけ、それでも実行している施設は少ない——この3つがそろっている今は、後発の小さな施設ほど差をつけやすいタイミングです。例文のコピペで始めるだけで、あなたの施設は地域の中で「外国人の声に応える側」に回れます。
よくある質問
Q. 英語が苦手でも、口コミ返信は自分で書くべきですか?
ゼロから書く必要はありません。この記事の例文30本は、名前と施設名の差し込みだけで使える完成形のテンプレートなので、まず高評価へのお礼のコピペから始めてください。慣れてきたら、口コミの中身に触れる1文を足すだけで定型感は消えます。大事なのは英作文の力ではなく、改善の事実確認と返信する姿勢です。
Q. Googleマップの英語の口コミには、どこから・どの言語で返信すればいいですか?
返信は、Googleビジネスプロフィールの管理画面から行います。Google検索またはGoogleマップで自施設名を検索し、表示される管理メニューの「クチコミを読む」から該当の口コミを開いて「返信」を押すだけです。言語は日本語でも自動翻訳で閲覧者の言語に表示されますが、投稿者と同じ言語で返すほうが誠意が伝わり、翻訳のずれも防げます。例文を使えば手間はほぼ同じなので、英語での返信をおすすめします。
Q. Booking.comの口コミには、どこから返信できますか?
宿泊施設向けの管理画面(エクストラネット)にログインし、クチコミ欄から各口コミに返信すると、施設ページに公開されます。Booking.comなどの海外OTA(オンライン予約サイト)は外国人比率が高く、英語返信の効果が出やすい場所です。書き方は本記事の4文構成と例文がそのまま通用します。OTAとの付き合い方はOTA手数料と直販比率の上げ方で解説しています。
Q. 低評価の英語の口コミは、放置してもいいですか?
おすすめしません。無言の低評価は、予約検討者から「指摘を事実だと認めた」ように見えるためです。低評価は返信があって初めて「対応済みの過去の出来事」に変わるので、24〜48時間以内に、例文6〜10の型で謝罪→改善→再訪の機会の順に返信してください。感情的な反論だけは避け、事実確認を先に済ませるのが鉄則です。
Q. ChatGPTや翻訳アプリで作った英文を、そのまま使って大丈夫ですか?
投稿前に2つだけ確認してください。1つ目は事実確認で、AIが勝手に補った設備・サービス・改善策が混ざっていないかを見ます。2つ目は逆翻訳で、英文を日本語に訳し直して意味が変わっていないかを確かめます。この2点さえ通れば、AIの下書きは返信時間を大きく縮める強力な味方になります。
Q. ホテルと民宿・飲食店では、英文の返信の書き方を変えるべきですか?
骨組みの4文構成はどの業態でも同じで、変えるのは文体と署名です。ホテル・旅館はややフォーマルに役職名の署名、民宿・ペンションは人柄の出る文面にOwnerの署名、飲食店は2〜3文の短文即答が基本になります。迷ったら本文の業態別スタイル表で、自分の施設に近い行を基準にしてください。
Q. 事実と違う内容の英語の口コミには、どう返信すればいいですか?
まず当日の記録や担当者への確認で、事実関係を固めるのが先です。そのうえで「ご意見に感謝します。私どもの記録では〜でした」と、反論ではなく事実の提示として落ち着いて書きます。読んでいるのは投稿者本人より将来の予約検討者だからです。誹謗中傷など規約違反が明らかな場合は、返信を残したうえで掲載サイトへ削除を申請してください。
Q. 返信は投稿からどのくらい以内に、どのくらいの長さで書けばいいですか?
目安は高評価で1週間以内、低評価で24〜48時間以内です。長さは高評価2〜3文、指摘への返信4〜6文で十分で、長文はかえって読まれません。毎日張り付く必要はなく、週1回、決まった曜日にまとめて返信する習慣にすると無理なく続けられます。低評価だけは、通知に気づいた時点で優先して対応してください。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: 未返信の英語口コミを数え、高評価の1件に例文1〜5をコピペして返信する
- 今週中にやること: 低評価・指摘系の口コミすべてに、4文構成(例文6〜18)で返信し終える
- 今月中にやること: プロンプトで自施設専用の返信ひな形を作り、週1回の返信タイムを予定に入れる
30件たまっていても、例文を使えば数時間で片付きます。返信で埋まった口コミ欄は、今夜も世界のどこかで、あなたの施設の営業を続けてくれます。
次に読む: 口コミ返信以外の接客文・案内文までAIに任せる方法は「ChatGPTを旅館で使う15の方法」で解説しています。
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参考・出典
- 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)」2026年1月21日発表(2025年年間4,268万人・前年比15.8%増・過去最多) https://www.jnto.go.jp/news/press/20260121_monthly.html (参照日: 2026-08-16)
- 観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年・年間値〔確定値〕(外国人延べ宿泊者数1億7,992万人泊・前年比9.4%増・地方部19.1%増) https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shukuhakutokei.html /確定値の報道: やまとごころ.jp(2026年7月9日)https://yamatogokoro.jp/inbound_data/60638/ (参照日: 2026-08-16)
- Harvard Business Review「Study: Replying to Customer Reviews Results in Better Ratings」2018年2月(Proserpio & Zervasによるトリップアドバイザー分析。返信開始でレビュー数12%増・評価0.12星上昇) https://hbr.org/2018/02/study-replying-to-customer-reviews-results-in-better-ratings (参照日: 2026-08-16)
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