
結論: 大阪・関西万博(2025年4月13日〜10月13日・184日間)の会期中に和歌山県を訪れた万博来場者は228万6,304人で、県の当初試算189万人を上回りました。2025年の県の観光客総数は3,392万6,000人(前年比3.7%増)、宿泊客は547万人(同8.0%増)、外国人宿泊客は71万3,562人泊(同39.8%増)で過去最多です。ただし万博効果の中身は、「大阪府内のホテルに泊まれなかった国内客の分散宿泊」と「外国人の増加」の2つに偏っていて、観光庁の宿泊旅行統計では和歌山県の日本人延べ宿泊者数は2025年に3.8%減っています。和歌山市は宿泊客数が前年比8.1%増で過去最高になった一方、白浜温泉はパンダ返還後の7月に宿泊が前年比1万人減りました。万博が終わった2026年にあなたの宿や店がやることは、「県全体で増えた」数字を眺めることではなく、万博で来た客のうち「大阪の宿が取れなかったから来た客」と「和歌山を目的に来た客」を自店の台帳で分け、後者を直販とリピーターに変えることです。
この記事の要点 対象読者: 和歌山県内で宿・民泊・飲食店・土産物店・観光体験・交通や小売を営み、「万博で結局うちの町に何人来て、2026年はどうなるのか」を一次資料で確かめたい方。泉州・南大阪(泉佐野・岸和田・堺・泉南・阪南・貝塚・関空周辺)や関西・三重から和歌山の客層を見ている方。商工会・金融機関に出す計画書や社内会議で「万博効果」を数字で説明したい方 読了後にできること: 県と観光庁と市の3種類の統計から和歌山の万博効果を正しく引用し、自分の町が「外国人型」か「国内分散宿泊型」かを判断して、万博後の2026年に客を残す一手を1つ決められる状態になる
「万博の年は確かに忙しかったけど、あれはうちの力じゃないですよね。」
白浜への移住準備で地域の事業者と話す中で、2025年を振り返るとこの言葉がよく出ます。県の数字は好調でした。観光客総数は3年連続で3,000万人を超え、外国人宿泊客は前年の1.4倍です。それでも現場の実感は「忙しかった月と暇だった月の差が大きい」「来た客が誰だったのか分からない」に分かれます。数字と実感が食い違うのは、万博効果が県内で均等に起きたのではなく、時期と町と客層に強く偏って起きたからです。
偏りの正体は、県が2026年4月に公表した万博来場者の来県調査に出ています。来県した228万人のうち訪日外国人は4万7,035人で、残りの約224万人は国内客でした。しかも増えた理由として県が挙げたのは「大阪府内の宿泊施設が逼迫した影響で、県内への分散宿泊が生じたこと」です。つまり2025年に和歌山市のホテルを埋めた客の相当数は、和歌山を目的に来たのではなく、大阪に泊まれなかったから来た客です。万博が終わった2026年、その理由は消えています。
この記事では、和歌山県・和歌山市・観光庁の一次統計と、日付を明記した地元紙の報道から、和歌山の万博効果を「来県者数・宿泊客数・延べ宿泊者数・市町別・月別」の5つに分けて整理し、その数字を2026年の打ち手に落とす7ステップと、そのままコピペで使える8本の文面、計画書に使う前に確認する8項目を公開します。使う数字は、2026年10月14日時点で一次資料と日付つきの報道で確認できたものだけです。手元に自店の2024年と2025年の月別の売上か宿泊組数を用意しながら、読み進めてください。
目次
- まず結論|和歌山の万博効果を2026年の打ち手に変える7ステップ(即効テンプレ)
- 和歌山の万博効果とは|「来県者数」「宿泊客数」「延べ宿泊者数」の違いと2025年の中身
- 市町別・月別に見る万博効果|和歌山市は外国人51%増、白浜温泉は7月に1万人減
- 和歌山の万博効果を2026年の打ち手に落とす7ステップ(完全版)
- 業種別|和歌山の万博効果で見る数字と2026年の一手を変える
- 【要注意】和歌山の万博効果で失敗する4つのパターン
- 計画書・会議で使う前に確認する8項目(チェックリスト)
- 万博閉幕後も外国人は増えている|2026年2月の和歌山県は宿泊12.2%増、関空の中国路線は減少
- よくある質問
- まとめ:今日から始める3つのアクション
- 参考・出典
まず結論|和歌山の万博効果を2026年の打ち手に変える7ステップ(即効テンプレ)
最初に全体像です。上から順に進めれば、県の「過去最多」に振り回されずに、自分の町と自店の万博効果を数字で説明し、2026年に残す客層を決められます。
| ステップ | やること | 今日できる最初の一歩 |
|---|---|---|
| 1. 県と自分の町の数字を写す | 来県228万人・宿泊8.0%増・外国人39.8%増と自町の行を写す | 本記事の表から自分の市町の行を書き写す |
| 2. 3つの統計を分ける | 来県者数・宿泊客数・延べ宿泊者数を混ぜない | 計画書に書く数字の出典を1つ決める |
| 3. 自店の月別と県の山を重ねる | 2025年の5月・8月の山と自店の月別売上を並べる | 2024年と2025年の月別売上を1枚に書く |
| 4. 万博で来た客を数える | 予約台帳で「大阪の宿が取れなかった客」を分ける | 2025年の予約メモを読み返す |
| 5. 「来る理由」を作る | 大阪の宿泊逼迫が消えた2026年に選ばれる理由を1つ決める | 直販特典か平日プランを1つ書く |
| 6. 周遊パスと交通を案内文にする | 関空・南海・JRの周遊パスを自店の案内に入れる | 和歌山2wayパスの価格と期間を確認する |
| 7. 来月の一手を1つ決める | 効いたかを自店の数字で測る | 来月やることを1行で書く |

ポイントは、ステップ2で統計を分けることと、ステップ4で自店の台帳を見ることです。万博で和歌山に来た228万6,304人のうち訪日外国人は4万7,035人、国内客で宿泊を伴ったのは135万8,280人で、県が増加の理由に挙げたのは「大阪府内の宿泊施設の逼迫による分散宿泊」です。県の合計が増えた理由を知らないまま「万博効果で来年も伸びる」と計画書に書くと、2026年の実績との差を説明できなくなります。
所要時間の目安は、ステップ1〜3が本記事の表と自店の売上表を開いて1時間、ステップ4〜5が予約台帳を読み返して2時間、ステップ6〜7が翌週までです。使うのは県と市の公開資料、自店の台帳、無料のAIだけで、費用はかかりません。
和歌山の万博効果とは|「来県者数」「宿泊客数」「延べ宿泊者数」の違いと2025年の中身
本記事で言う万博効果とは、2025年4月13日から10月13日まで大阪市の夢洲で開かれた大阪・関西万博をきっかけに、和歌山県の観光客・宿泊客・消費がどれだけ増えたかを指します。万博全体の一般来場者は約2,558万人で、観光経済新聞の2025年10月20日の記事によると関係者を含む入場者は2,900万人でした。和歌山の万博効果を測る統計は3種類あり、それぞれ数え方が違います。
- 来県者数: 和歌山県が万博来場者を対象に調べた「会期中に県内を訪れた万博来場者の数」。228万6,304人。万博に行った人のうち和歌山にも来た人を数える
- 宿泊客数: 県の観光客動態調査の値。2025年は547万人(前年比8.0%増)。県内の宿泊施設の報告を市町村ごとに積み上げた数で、万博に行っていない人も含む
- 延べ宿泊者数: 観光庁の宿泊旅行統計調査の値。2025年は和歌山県495万8,220人泊(前年比1.1%減)。全国共通の標本調査で、都道府県どうしを比べるときに使う
2025年の和歌山の万博効果は、県の来県調査では228万6,304人(当初試算189万人を約40万人上回る)、県の動態調査では宿泊客547万人で8.0%増、観光庁の統計では延べ宿泊者数が1.1%減と、どの統計を見るかで「増えた」とも「減った」とも読める状態です。和歌山新報の2026年4月3日の記事によると、来県者の内訳は国内観光客223万9,269人、訪日外国人観光客4万7,035人で、国内客のうち宿泊を伴ったのは135万8,280人でした。長期休暇が重なる5月と8月に来県者が増え、地域別では白浜町・和歌山市・高野町などの主要観光地での増加が大きかったとされています。

県の動態調査の2025年の値も並べておきます。和歌山新報の2026年5月19日の記事によると、観光客総数は3,392万6,000人(前年比3.7%増)で3年連続で3,000万人を超え、日帰り客は2,845万6,000人(同2.9%増)、宿泊客は547万人(同8.0%増)でした。外国人宿泊客は71万3,562人泊で、過去最多だった前年の51万293人泊を20万人上回る39.8%増です。県は要因として「大阪・関西万博の開催による関西圏の観光需要の高まり」とインバウンドの増加を挙げています。速報値の原資料は県の令和7年観光客動態調査(速報値)のPDF(2026年4月23日資料提供)で、30市町村の詳しい行は和歌山県の観光客数 市町村別2025|30市町村の増減と明日の打ち手【2026年9月】で扱っています。
一方、観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年年間値・速報値)では、全国の延べ宿泊者数は6億5,348万人泊(前年比0.8%減)、うち日本人4億7,561万人泊(同3.8%減)、外国人1億7,787万人泊(同8.2%増)でした。同じ統計の都道府県別の値では、和歌山県の延べ宿泊者数は495万8,220人泊(同1.1%減)、うち日本人406万1,880人泊(同3.8%減)、外国人89万6,340人泊(同13.8%増)です。県の調査と観光庁の調査は対象施設と集計方法が違うため、同じ年でも伸び率が食い違います。計画書には出典を1つに決めて書き、2つを1つの表に混ぜないでください。
市町別・月別に見る万博効果|和歌山市は外国人51%増、白浜温泉は7月に1万人減
県の合計を自分の町に引き直すと、万博効果の偏りが見えてきます。紀伊民報の2026年4月27日の記事と和歌山新報の2026年5月19日の記事から、2025年の市町別の外国人宿泊客数と、主要観光地の観光客総数の前年比を並べます。
| 市町 | 外国人宿泊客数(2025年) | 前年比 | 主要観光地の観光客総数 前年比 |
|---|---|---|---|
| 白浜町 | 14万7,547人泊 | +35.9% | +2.8%(旧白浜町) |
| 和歌山市 | 14万4,106人泊 | +51.4% | +6.0% |
| 高野町 | 11万7,512人泊 | +10.2% | +3.0% |
| 那智勝浦町 | 11万4,821人泊 | +42.3% | +8.4% |
| 田辺市 | 9万1,309人泊 | +32.9% | 本宮町+8.5%・龍神村+1.5% |
| みなべ町 | 2万8,913人泊 | 前年の約4倍 | 掲載なし |
| 新宮市 | 2万2,040人泊 | +11.5% | 掲載なし |
| 串本町 | 掲載なし | 掲載なし | +7.6% |
外国人宿泊客の伸びは和歌山市が51.4%増、那智勝浦町が42.3%増、白浜町が35.9%増と大きい一方で、もともと外国人比率の高い高野町は10.2%増にとどまり、同じ「万博効果」でも万博会場に近い町と、万博と関係なく外国人に選ばれてきた町では伸び方が別物です。国・地域別では、紀伊民報の記事によると中国が24万3,427人泊(前年比約2倍)で全体の34%を占め、台湾5万5,828人泊(同23.1%増)、米国4万2,819人泊(同36.9%増)、フランス3万8,111人泊(同24.2%増)が続き、香港は3万5,341人泊(同27.9%減)でした。中国の急増は、円安と中国向けビザ要件の緩和と万博が重なった結果で、この3つのうち万博は2026年に消えています。

月別の動きは、和歌山市と白浜で正反対でした。和歌山市の2025年7月15日の発表によると、2025年4月・5月の市内の宿泊客数は18万2,666人で前年同期比13.7%増、外国人宿泊客数は2万8,630人で同82.4%増、中国が約3.3倍、韓国が約2.5倍、台湾が約1.7倍でした。市は「市内宿泊施設からも『万博関連の宿泊が増えている』との声があり、大阪・関西万博の開催が本市の宿泊需要に波及している」と分析しています。年間でも、和歌山市の2026年3月25日の発表によると2025年の宿泊客数は約109万4千人で前年比108.1%、外国人は約14万4千人で同151.4%と、2年連続で100万人を超えて過去最高でした。
白浜は違いました。紀伊民報の2025年8月9日の記事によると、白浜温泉旅館協同組合の加盟施設の宿泊者数は、パンダの返還発表(4月24日)後の5月が9万5,253人(前年比1万9,251人増)、6月が7万8,831人(同1万2,660人増)と増えたあと、パンダが中国へ返還された6月28日を挟んだ7月は8万8,524人で前年比1万42人減でした。組合は「パンダの返還、大阪・関西万博、猛暑による海水浴客の減少など複合的な要因で減っているのではないか」と話しています。白浜にとって万博は、2025年7月時点では追い風ではなく、客を大阪側に引き寄せる要因の1つとして語られていたということです。白浜町の年間の数字の読み方は白浜町の観光客数|326万人と309万人の違いと調べ方7ステップ【2026年9月】で扱っています。
夏全体では持ち直しました。県の令和7年主要観光地における夏季の観光客入込状況(PDF)(2025年10月30日資料提供)を報じた紀州新聞の2025年11月1日の記事によると、7月1日から8月末までの県内7カ所の主要観光地の宿泊者数は79万1,300人(前年比106.8%)、日帰り客は257万9,300人(同109.5%)、総数は337万600人(同108.9%)で、7カ所すべてで日帰り客が増え、6カ所で宿泊客が増えました。県は「大阪・関西万博開催による関西圏の観光需要の高まり」を要因に挙げ、和歌山市については「インバウンドなど宿泊需要の高まり」を増加原因としています。
和歌山の万博効果を2026年の打ち手に落とす7ステップ(完全版)
ここからが本体です。各ステップの文面は、ChatGPTなどの対話型AIに貼り付けて使います。8本すべてを使う必要はなく、ステップ4の「万博で来た客を分ける」とステップ5の「来る理由を作る」の2本だけでも、2026年の計画は「万博の反動」ではなく「自店で残せる客」の話に変わります。初めての方も、始め方は次の3行だけです。
- スマホのアプリストアで「ChatGPT」の公式アプリを入れる(無料版で十分です)
- メールアドレスで登録する(3分ほどで終わります)
- この記事の文面をコピーして貼り付け、( )の中を自分の町と店のことに書き換えて送信する
ステップ1: 県と自分の町の数字を写す
最初にやることは、県の「来県228万6,304人・宿泊客547万人(8.0%増)・外国人宿泊71万3,562人泊(39.8%増)」と、自分の市町の行を、調査名と公表日とセットで書き写すことです。計画書に「万博効果で和歌山の観光客は過去最多」とだけ書くと、審査担当者は「それで、あなたの町は?」と必ず聞きます。2025年の県の値は2026年4月23日公表の速報値で、万博来場者の来県調査は2026年4月公表、和歌山市の年間値は2026年3月25日公表なので、2026年10月時点で「万博効果」として引用できる年間の数字はこの3つだけです。
あなたは地域の観光統計を読み解くアドバイザーです。以下の材料から、私の町の万博効果の要点を整理してください。
【材料】
・県の値: (例: 万博来場者の来県228万6,304人、宿泊客547万人・前年比8.0%増、外国人宿泊71万3,562人泊・39.8%増。2025年)
・私の市町の値: (例: 和歌山市 宿泊客約109万4千人・前年比108.1%、外国人約14万4千人・151.4%)
・観光庁の値: (例: 和歌山県 延べ宿泊者数495万8,220人泊・1.1%減、日本人3.8%減、外国人13.8%増)
・私の業種と計画: (例: 和歌山市の駅近で8室の宿を営み、2026年の平日稼働を上げたい)
出力: ①県・市町・観光庁の3つの数字を1行ずつ出典つきで ②私の計画に直接関係する数字はどれか ③この数字だけでは分からないことを3つ。材料にない数値を補わず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、速報値と報告書の値を混ぜないことです。県の動態調査は4月の速報値のあとに報告書が出て、桁の小さい部分が変わることがあります。計画書には「速報値」か「報告書」かを書き添えてください。
ステップ2: 「来県者」「宿泊客数」「延べ宿泊者数」の3つを分ける
次に、3種類の統計を別の行に分けます。来県者数は万博に行った人のうち和歌山に来た人の数、宿泊客数は県の施設報告の積み上げ、延べ宿泊者数は観光庁の全国共通の標本調査です。県の宿泊客数は8.0%増でも、観光庁の延べ宿泊者数は1.1%減で日本人は3.8%減なので、「万博で和歌山の宿泊は伸びた」と書くときは、どの統計の話かを必ず添えてください。都道府県どうしを比べるときは観光庁の値、県内の市町村を比べるときは県の値、「万博の客がどれだけ来たか」を言うときは来県調査の値を使います。
あなたは観光統計の定義に詳しいアドバイザーです。以下の材料から、私が計画書に書く数字を1つに決めてください。
【材料】
・来県者数: (例: 万博来場者のうち県内来訪228万6,304人。県の調査、2026年4月公表)
・宿泊客数: (例: 県の観光客動態調査 547万人・8.0%増。2026年4月23日速報)
・延べ宿泊者数: (例: 観光庁 宿泊旅行統計 495万8,220人泊・1.1%減。2025年年間速報値)
・計画書の読み手と目的: (例: 商工会の経営計画。2026年の客数見込みの根拠)
出力: ①目的に合う統計はどれかと理由 ②その統計を使うときに書き添える注記(調査名・時点・対象) ③3つを1つの表に混ぜると起きる誤解を2つ。材料にない数値を補わず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、外国人の数字も統計ごとに違うことです。県の外国人宿泊客数は71万3,562人泊、観光庁の外国人延べ宿泊者数は89万6,340人泊で、どちらも2025年の和歌山県の値です。3つの外国人統計の違いは和歌山のインバウンド観光客数|49.6万人と71.4万人泊・87.7万人泊の違い【2026年】で扱っています。
ステップ3: 自店の月別売上と県の「山」を重ねる
県の来県調査では、万博来場者の来県は長期休暇が重なる5月と8月に多く、県の夏季調査でも7〜8月の宿泊は6.8%増、日帰りは9.5%増でした。あなたの店の2024年と2025年の月別の売上か組数を並べ、県の山と自店の山が重なるかを見ます。自店の2025年の山が5月と8月だけなら万博と休暇の重なりで増えた客、万博のない月まで伸びていれば万博とは別の理由で選ばれた客で、2026年に残る可能性が高いのは後者です。白浜のように、5月・6月はパンダ返還前の駆け込みで増えて7月に減った町では、月別に分けないと万博効果とパンダ効果の区別がつきません。
あなたは小さな宿や店の売上を月別に読むアドバイザーです。以下の材料から、私の店の2025年の山がどこから来たかを整理してください。
【材料】
・2024年の月別の売上か組数: (1月〜12月。概算で可)
・2025年の月別の売上か組数: (1月〜12月)
・県の山: (例: 万博来場者の来県は5月と8月に多い。夏季の宿泊は前年比106.8%、日帰り109.5%)
・私の町の月別の出来事: (例: 白浜は4月24日にパンダ返還発表、6月28日返還、8月に花火フェスタ)
出力: ①自店の山と県の山が重なる月と重ならない月 ②重なる月の増加は万博・休暇・町の出来事のどれで説明できるか(仮説として) ③万博のない月に伸びた月があればその理由の候補3つ ④材料から判断できない点。売上の数値を材料の範囲を超えて推定せず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、2026年の同じ月と比べるときに「万博がない」だけを理由にしないことです。関西空港の中国路線の減少、天候、連休の並びなど、2026年には2026年の要因があります。
ステップ4: 万博で来た客のうち「大阪の宿が取れなかった客」を数える
ここが最も重要なステップです。県が来県増加の理由に挙げたのは「大阪府内の宿泊施設が逼迫した影響で、県内への分散宿泊が生じたこと」でした。日本経済新聞の2026年3月27日の記事によると、2025年の大阪府内の延べ宿泊者数は5,760万530人で過去最多、日本人は3,339万7,140人(前年比4.2%増)と最多を更新した一方、外国人は2,420万3,390人(同4.7%減)で、理由として「万博による宿泊需要の高まりによって府内のホテルに泊まれず、近辺エリアに流れたこと」が考えられるとされています。万博会期中に和歌山市に泊まった客のうち「大阪に泊まれなかったから来た客」は、2026年には大阪に泊まれるので戻ってきませんが、予約時のメモや会話で「万博のついで」「大阪が満室で」と言っていた客を数えれば、自店の2025年の増加のうち2026年に消える分を自分で見積もれます。

あなたは宿泊施設の予約台帳を分析するアドバイザーです。以下の材料から、2025年の増加のうち2026年に消える分を見積もってください。
【材料】
・2025年4〜10月の予約組数と2024年同期: (例: 2025年 620組、2024年 520組)
・予約メモや会話で万博・大阪満室に触れていた組数: (数えられる範囲。例: 約90組)
・発地の内訳: (例: 大阪府 35%、関東 20%、外国人 15%、県内 10%、その他)
・2回目以上の来訪があった組数: (例: 40組)
出力: ①「大阪の宿が取れなかったから来た客」の推定組数と、その推定の弱点 ②2026年も来る可能性が高い客層の特徴3つ(仮説として) ③2026年の予約見込みを楽観・中立・慎重の3つで ④材料から判断できない点。組数を材料の範囲を超えて推定せず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、外国人客を一括りにしないことです。和歌山市の4・5月の外国人増は中国約3.3倍、韓国約2.5倍、台湾約1.7倍で、国によって2026年の動きが違います。関西空港の2026年の中国路線の状況は後述の統計セクションで扱います。
ステップ5: 大阪の宿泊逼迫が消えた2026年の「来る理由」を作る
2025年に和歌山を選んだ理由の1つは「大阪に泊まれない」でした。2026年にその理由はありません。代わりの理由を自店で作ります。値引きではなく、直販で予約する特典、平日や閑散期にしか手に入らない体験、万博で初めて和歌山に来た客への再訪の案内です。万博で初めて来た客の連絡先が手元にあるかどうかが、2026年の差になります。公式LINEやチェックアウト時のカードで連絡先を受け取る仕組みは旅館のLINE公式アカウント活用術|無料で始める5ステップと文例8本【2026年8月】で、直販特典の設計とOTA手数料の実額はOTA手数料一覧と実質負担の計算式|旅館・民宿の直販比率の上げ方【2026年8月】で扱っています。
あなたは観光地の宿や店の商品設計を手伝う企画者です。以下の材料から、2026年に和歌山の私の店を選ぶ理由を作ってください。
【材料】
・店の種類と場所: (例: 那智勝浦町の港近くの民宿6室、夕食はまぐろ)
・2025年に多かった客層: (例: 外国人の個人客、大阪からの家族連れ)
・2025年に選ばれた理由として聞いたこと: (例: 万博のついで、大阪が満室、熊野古道の帰り)
・用意できる特典や体験: (例: 朝市の案内、連泊で夕食1品追加、平日の貸切風呂)
・避けたいこと: (例: 大幅な値引き)
出力: ①「大阪に泊まれない」の代わりになる理由を3つ、客層別に ②それぞれを直販・LINE・公式サイトのどこで伝えるか ③初めて来た客に再訪を案内する文面案を150字で。用意していない特典を書かず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、特典を先に作り、案内はあとにすることです。「直販がお得」と書いてから特典を考えると、書いてあることと実際が食い違い、信頼を失います。
ステップ6: 周遊パスと交通を自店の案内文にする
万博会期中、県はJR西日本・日本旅行と「プラスワントリップ和歌山キャンペーン」を実施し、トラベルボイスの2025年3月4日の記事によると万博1日券と宿泊をセットにした旅行商品や、京阪神と和歌山県の全駅を鉄道とバスで周遊できるデジタルパス「和歌山満喫わくわくパス2」を2025年4月13日から10月13日まで展開しました。万博後も使える周遊券は残っています。南海電鉄のONE KANSAI 和歌山2wayパスのページによると、2026年10月1日から2027年3月30日まで発売され、大人3,600円で利用開始日から連続2日間、南海本線・空港線・加太線、JRの阪和線・関西空港線・紀勢本線などの区間と和歌山バス・和歌山バス那賀の全線が乗り放題です。関空から和歌山市までの導線と、2日間3,600円の周遊パスを自店の予約確認メールと館内案内に入れるだけで、「大阪のついで」で来た客に「次は和歌山を目的に」と伝える材料になります。
あなたは宿や店の予約確認メールを書くライターです。以下のひな形を【材料】で書き換え、交通と周遊パスの案内文を200字以内で作ってください。
ひな形: 「〇〇(店名)へのご予約ありがとうございます。関西空港からは南海電鉄で和歌山市駅まで約△分、当店まで□□です。南海とJRと和歌山バスが2日間乗り放題の『ONE KANSAI 和歌山2wayパス』(大人3,600円・2027年3月30日まで発売)もご利用いただけます。」
【材料】
・店名と最寄り駅・所要時間:
・案内したい周遊パスと価格・期間: (公式ページで確認したものだけ)
・周辺で2日間で回れる場所: (例: 和歌山城、加太、紀三井寺)
パスの価格・期間は【材料】にあるものだけを書き、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
あなたは観光地の宿の主人です。上の案内文を、英語の個人旅行客向けに同じ内容で英訳し、最後に「口コミを書いてもらうお願い」を1文添えてください。
【材料】
・日本語の案内文: (ステップ6で作った文面)
・英語で伝えたい注意点: (例: 最終バスの時刻、現金のみの店)
条件: 固有名詞はローマ字と日本語を併記する/料金と期間は日本語版と同じ数字だけを使う。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、パスの価格と発売期間を自分で公式ページで確認してから書くことです。周遊券は年度ごとに名前と条件が変わります。英語の口コミ対応は口コミ返信 英語例文30選|低評価にも使える和訳付き【2026年8月】で扱っています。
ステップ7: 来月の一手を1つ決め、自店の数字で測る
ステップ1〜6で分かった「県・町・統計の種類・自店の山・消える客・来る理由・交通」を1行にまとめ、来月やることを1つだけ決めます。万博後の和歌山の事業者の来月の一手は、「県の2026年の数字を待つ」ではなく、「2025年に初めて来た客のうち連絡先が分かる人に、2026年の来る理由を1通送る」の1つに絞るのが、最も早く結果が自店の数字で出る動き方です。県の2025年の速報値が出たのは2026年4月23日だったので、2026年の年間値も例年どおりなら2027年4月以降で、それを待つと1年が過ぎます。
あなたは小さな事業者の実行計画を支援するアドバイザーです。以下の材料から、来月試す一手を1つに絞ってください。
【材料】
・私の町の万博効果の型: (例: 和歌山市。外国人51.4%増、国内は大阪の分散宿泊が主因)
・自店の2025年の増加のうち2026年に消えそうな分: (ステップ4の見積り)
・2026年に来る理由として用意したもの: (ステップ5の特典・体験)
・連絡先が分かる2025年の客の数: (例: LINE登録120人、メール40人)
・使える時間(週に何時間)と予算:
出力: ①来月の一手を1つ(誰に・何を・どこで・いつ) ②効いたかどうかを判断する数字を1つと数え方(例: 案内から30日以内の直販予約の組数) ③やらないと決めること2つ ④材料から判断できない点。成果の件数を約束せず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
注意点は、県の統計で効果を測ろうとしないことです。あなたの一手の効果は県の3,392万人には現れません。効果は「案内を送った人数」「返信や予約の組数」「直販の比率」で数えてください。
業種別|和歌山の万博効果で見る数字と2026年の一手を変える
同じ万博効果でも、業種によって見るべき数字と2026年の一手が違います。自分に近い行から着手してください。
| 業種 | 最初に見る数字 | 2026年に消える要因 | 2026年の一手の方向 |
|---|---|---|---|
| 和歌山市の宿・ホテル | 市の宿泊客109万4千人(+8.1%)と外国人+51.4% | 大阪府内のホテル逼迫による分散宿泊 | 関空・南海からの直販導線と平日の法人・連泊プラン |
| 白浜・南紀の宿 | 白浜温泉の7月1万42人減と外国人+35.9% | パンダ返還後の国内客減と万博の引力 | 外国人の国別の継続と、冬の旬の食材で閑散期を埋める |
| 高野・熊野の宿 | 高野町外国人+10.2%・本宮町総数+8.5% | 万博の影響は小さく、円安と欧米の個人客が主因 | 英語の口コミ返信と連泊の案内を続ける |
| 飲食店・土産物店 | 夏季の日帰り客257万9,300人(+9.5%) | 日帰りの万博来場者の立ち寄り | 周遊パス利用者向けの昼の滞在時間と客単価 |
| 観光体験・交通 | 来県者の5月・8月の集中と南紀白浜空港の7月以降の減少 | 連休と万博の重なり | 平日と秋冬の体験商品、関空発の2日間周遊の提案 |
| 泉州・大阪からの事業者 | 大阪府の外国人延べ宿泊4.7%減と和歌山県の外国人+13.8% | 大阪側の客室不足 | 関空から和歌山へ流れた外国人客を両地域で受ける商品 |
和歌山市の宿にとって万博効果は「大阪に泊まれなかった国内客」の数字であり、高野・熊野の宿にとっては「万博に関係なく来ていた欧米客が少し増えた」数字なので、同じ県にいても2026年に守るべき客層は正反対です。
泉州・南大阪との往来も入れておきます。関西空港は泉佐野市・田尻町・泉南市にまたがる人工島にあり、南海本線や阪和自動車道で和歌山市まで1時間前後です。ONE KANSAI 和歌山2wayパスは南海の空港線・本線とJR阪和線を含むため、関空に着いた外国人客が泉州に1泊して和歌山に1泊する動きは、2026年も同じ切符で成り立ちます。大阪府の外国人延べ宿泊者数が2025年に4.7%減り、和歌山県が13.8%増えた背景には、大阪の客室不足で関空周辺や和歌山へ流れた客がいます。和歌山DX総合研究所が泉州の事業者にも和歌山の数字を勧めるのは、関空から南へ向かう客を泉州と和歌山で取り合うより、2泊の行程として一緒に受けるほうが、万博後に両地域に残る客が増えると考えるためです。
【要注意】和歌山の万博効果で失敗する4つのパターン
手順を踏んでも、次の4つのどれかに当てはまると、万博効果の数字が計画書の飾りで終わります。4つに共通するのは、「県の合計が増えた」ことと「自店に来る客が増える」ことを同じだと思っている点です。順に確認してください。
失敗1: 県の「宿泊8.0%増」を2026年の自店の見込みに使う
❌ よくある間違い: 「万博効果で県の宿泊客は8.0%増」を根拠に、2026年も同じ伸びを計画書の売上見込みに置く。
⭕ 正しいアプローチ: 県の8.0%増は2025年の実績で、増加の主因は大阪府内の宿泊逼迫による分散宿泊だったと書き、2026年の見込みは自店の台帳で分けた「残る客」で立てる。
なぜ重要か: 観光庁の宿泊旅行統計では、同じ2025年の和歌山県の延べ宿泊者数は1.1%減、日本人は3.8%減で、「万博で伸びた」と言える統計と言えない統計が同時に存在するからです。審査担当者が観光庁の値を知っていれば、8.0%増だけを根拠にした見込みは最初の質問で崩れます。
失敗2: 「万博で来た外国人」を一括りにして2026年も続くと見る
❌ よくある間違い: 「外国人宿泊が39.8%増」を見て、2026年も外国人向けの受け入れを広げれば同じ伸びが続くと考える。
⭕ 正しいアプローチ: 国・地域別に分け、中国は約2倍、台湾は23.1%増、米国は36.9%増、フランスは24.2%増、香港は27.9%減と、伸びた国と減った国を別に書く。関西空港の2026年の中国路線の減少も並べる。
なぜ重要か: 2025年の中国の急増は円安・ビザ要件の緩和・万博の3つが重なった結果で、訪日ラボの2026年3月2日の記事によると関西空港の2026年1月の外国人旅客数は約162万人で前年同月比15%減、中国方面は58%減だったからです。同じ記事では韓国や台湾など多くの地域で前年を上回っており、国を分けて見れば2026年に続く客層と続かない客層が分かれます。
失敗3: 白浜の7月の減少を「万博の反動」だけで説明する
❌ よくある間違い: 白浜温泉の2025年7月の宿泊1万42人減を「万博に客を取られた」と1つの理由で片づけ、2026年は万博がないから戻ると見込む。
⭕ 正しいアプローチ: 組合が挙げた「パンダの返還、大阪・関西万博、猛暑による海水浴客の減少」の3つを分け、5月・6月の増加がパンダ返還前の駆け込みだったことも書く。
なぜ重要か: 紀伊民報の2026年4月9日の記事によると、南紀白浜空港の2025年度の利用者は24万3,642人で過去最多でしたが、4〜6月が過去最多だった一方、7月以降は8月を除いて前年度を下回り、県はパンダ全4頭の返還が影響したとみているからです。白浜の2026年は「万博がなくなる」より「パンダがいない2年目」のほうが大きな変化で、理由を分けないと打ち手を間違えます。
失敗4: 万博で初めて来た客の連絡先を受け取らずに終える
❌ よくある間違い: 2025年は忙しくて精一杯で、初めて来た客に次回の案内もLINE登録も渡していない。
⭕ 正しいアプローチ: 2025年の予約台帳からメールアドレスや電話番号が分かる客を数え、2026年の「来る理由」を1通送る。これから来る客には、チェックアウトまでに連絡先が残る導線を作る。
なぜ重要か: 万博来場者の来県228万6,304人のうち国内客の宿泊は135万8,280人で、この人たちは「和歌山に一度泊まった経験がある人」として2026年も存在していますが、あなたの店が連絡できるのは、連絡先が手元に残っている人だけだからです。SNSの企画・運用の現場でも、一度来てくれた人に二度目の理由を届けるほうが、新しい人を探すより早く数字が動くのを何度も見ています。
ここまでの内容は、県と市の公開資料と自店の台帳と電卓だけであなた1人でも進められます。それでも「連絡先は集めたが送る文面と導線を作る手が足りない」「関空からの外国人客向けに予約の受け皿を英語で作りたい」という段階でつまずくことはあります。株式会社Tip(※当コラムの運営元です)では、和歌山県内の事業者向けにInstagram・TikTok運用を月10万円(企画・台本・撮影・編集・投稿まで)、ホームページ制作を10万円(5ページまで・スマホ対応・問い合わせフォーム込み)、対面DX・AI伴走支援を月10万円(月1回の現地訪問とチャット相談)で承っています。いずれも税別で、税区分等の詳細は無料ヒアリングでご案内します。相談の際は、この記事のステップ1〜7で書いた「県・町・統計の種類・自店の山・消える客・来る理由・交通」の1行を持ってきてください。数字が揃っている相談は、必ず短く済みます。
計画書・会議で使う前に確認する8項目(チェックリスト)
和歌山の万博効果の数字を計画書や会議資料に載せる前、2026年の見込みを立てる前に、当てはまるものにチェックを入れてください。
- □ 使っている数字が「県の来県調査」「県の観光客動態調査」「観光庁の宿泊旅行統計」のどれかを書いてある
- □ 来県228万6,304人のうち外国人は4万7,035人、国内客の宿泊は135万8,280人と内訳まで書いてある
- □ 県の増加の主因が「大阪府内の宿泊施設の逼迫による分散宿泊」だったと書いてある
- □ 県の宿泊8.0%増と、観光庁の延べ宿泊1.1%減・日本人3.8%減の両方を知っている
- □ 自分の市町の外国人宿泊客数と前年比を、県の71万3,562人泊とは別の行に書いてある
- □ 自店の2024年と2025年の月別の売上か組数を並べ、5月・8月の山が万博・休暇・町の出来事のどれかを分けてある
- □ 2025年に初めて来た客のうち連絡先が分かる人数を数えてある
- □ 2026年の「来る理由」を1つ決め、直販・LINE・公式サイトのどこで伝えるかを決めてある

8項目のうち0〜2個ならまだ「万博効果」を計画書に書いてはいけない状態で、3〜5個なら足りない項目を埋めてから、6〜8個なら2026年の見込みの根拠として載せて構いません。特に見落とされやすいのが4つ目です。「県は過去最多」までは多くの方が知っていますが、観光庁の統計で日本人の延べ宿泊が減っていることまで言える方は少なく、そこで計画書の説得力が変わります。
万博閉幕後も外国人は増えている|2026年2月の和歌山県は宿泊12.2%増、関空の中国路線は減少
「万博が終わったら、和歌山の観光は2024年に戻るのでは」と感じるかもしれません。閉幕後の数字を分けて見ると、戻る部分と戻らない部分が分かれます。
まず、閉幕直後の宿泊です。近畿運輸局の関西の観光統計について(2026年2月分)のPDFによると、2026年2月の近畿管内の延べ宿泊者数は791万7,140人泊で前年同月比4.8%減でしたが、府県別では和歌山県が12.2%増でした。万博閉幕から4カ月後の2026年2月に、近畿全体の宿泊が前年を下回る中で和歌山県だけが2桁増だったということは、2025年に和歌山に流れた客の一部は「大阪に泊まれなかったから」ではなく、和歌山を目的に戻ってきている可能性があるということです。ただし2月は1カ月分の速報値で、春以降の値は本記事の公開時点ではまだ確認できていません。
次に、空の玄関口です。訪日ラボの2026年2月9日の記事によると、関西空港の2025年暦年の外国人旅客数は約2,173万人で前年比15%増と開港以来初めて2,000万人を超えましたが、12月は約171万人で前年同月比6%減、中国方面は39%減でした。2026年1月は外国人旅客が約162万人で15%減、中国方面は58%減です。訪日ラボの2026年3月31日の記事によると、関西空港の2026年夏ダイヤの国際線旅客便は前年同期比17%減で、中国路線の供給制約を韓国や東南アジア路線の拡充が下支えする形です。和歌山県の2025年の外国人宿泊の34%を占めた中国の客が2026年に同じ規模で来る前提は、置かないほうが安全です。
経済効果の配分も見ておきます。アジア太平洋研究所(APIR)の大阪・関西万博の経済波及効果の検証によると、来場者消費による生産誘発額は1兆6,439億円で、来場者消費の府県別の金額は大阪府7,697億円、京都府1,892億円、兵庫県996億円、三重県244億円、滋賀県171億円、奈良県152億円、和歌山県125億円でした。APIRは「広域経済圏への経済波及効果の均霑という意味では課題を残した」としています。県が2024年7月に試算した県内経済効果は、紀伊民報の2024年7月3日の記事によると約330億円で来県者は約189万人でした。来県者数は試算を上回りましたが、万博の消費の大部分は大阪と京都に落ちたということです。
国の継続支援もあります。観光経済新聞の2026年7月21日の記事によると、観光庁は万博で生まれた国際的なつながりや観光資源を閉幕後も継承する「万博レガシー事業」で18事業を採択し、大阪や京都に集中している観光客を関西エリア全域に分散させる取り組みを支援しています。和歌山県の関西パビリオン和歌山ゾーンは、県の大阪・関西万博特設サイトによると約47万人が訪れました。和歌山新報の2025年8月5日の記事によると当初目標の30万人は8月1日に達成しています。万博会場で和歌山を知った47万人に、2026年に「次は和歌山へ」と届ける導線は、県の施策と自店の案内の両方で作る段階です。
あなたの店に引き直すと、たとえば和歌山市で8室の宿を営む場合、2025年の増加のうち大阪の分散宿泊で来た分は2026年に戻る前提で見込みを下げ、その代わりに2026年2月の県の12.2%増が示す「和歌山を目的に来る客」を、関空からの外国人客(中国以外の国を含む)と、泉州・大阪からの近距離の個人客の2つに分けて受け皿を作ります。県の2026年の年間値は、例年の公表時期から見て2027年4月ごろまで出ません。先に自店の台帳で動いた事業者が、2026年の数字を自分で作る側に回れるタイミングです。
よくある質問
迷ったときは「来県228万6,304人(外国人4万7,035人)」「県の宿泊客547万人・8.0%増」「外国人宿泊71万3,562人泊・39.8%増」「観光庁の延べ宿泊は1.1%減・日本人3.8%減」の4点に戻れば、ほとんどの疑問は解けます。残りは町と客層で分かれる点です。
Q. 和歌山の万博効果で観光客は何人増えましたか?
県の調査では、万博会期中に県内を訪れた万博来場者は228万6,304人で、当初試算の189万人を上回りました。2025年の県の観光客総数は3,392万6,000人で前年比3.7%増、人数にして約121万人の増加です。ただし228万人は「万博に行った人のうち和歌山にも来た人」の数で、観光客総数の増加分121万人とは数え方が違うため、2つを足したり引いたりしないでください。計画書には、どちらの数字かを明記して書きます。
Q. 万博で和歌山の宿泊は増えましたか?
県の観光客動態調査では、2025年の宿泊客は547万人で前年比8.0%増、外国人宿泊客は71万3,562人泊で39.8%増でした。一方、観光庁の宿泊旅行統計調査では、和歌山県の延べ宿泊者数は495万8,220人泊で1.1%減、日本人は3.8%減、外国人は13.8%増です。外国人の宿泊はどちらの統計でも増えましたが、日本人の宿泊は県の統計では増え、観光庁の統計では減っており、「万博で宿泊が増えた」と言えるのは外国人と和歌山市についてです。自分の町の数字を見るときは、県の市町村別の値を使ってください。
Q. 大阪万博の来場者は和歌山をどう周遊しましたか?
県の来県調査では、来県者は長期休暇が重なる5月と8月に多く、白浜町・和歌山市・高野町などの主要観光地での増加が大きく、白浜町には香港・台湾・中国から、高野町にはアメリカ・ヨーロッパからの訪問が多かったとされています。会期中は県とJR西日本・日本旅行の「プラスワントリップ和歌山キャンペーン」で、万博1日券と宿泊のセット商品や周遊デジタルパスが展開されました。万博後に使える周遊券としては、南海とJRと和歌山バスが2日間乗り放題のONE KANSAI 和歌山2wayパス(大人3,600円・2026年10月1日から2027年3月30日まで発売)があり、関空から和歌山市へ入る客の案内に使えます。価格と期間は公式ページで確認してから案内してください。
Q. 和歌山市の宿泊客数は万博でどれだけ伸びましたか?
和歌山市の発表では、2025年の市内の宿泊客数は約109万4千人で前年比108.1%、外国人は約14万4千人で151.4%と、2年連続で100万人を超えて過去最高でした。万博開幕直後の2025年4月・5月は宿泊客が18万2,666人で前年同期比13.7%増、外国人は2万8,630人で82.4%増です。市は要因として、万博を見据えた先行プロモーションで広域観光ルートに和歌山市が組み込まれる機会が増えたことと、市内の宿泊施設の新設・リニューアルで受け皿が充実したことを挙げており、万博だけが理由ではありません。新設された客室は2026年も残るため、和歌山市の宿は「万博がなくなった年に増えた部屋をどう埋めるか」が課題になります。
Q. 白浜は万博の影響で客が減ったのですか?
一部の月では、そう語られました。白浜温泉旅館協同組合の加盟施設の宿泊者数は、2025年5月が前年比1万9,251人増、6月が1万2,660人増と伸びたあと、7月は8万8,524人で1万42人減でした。組合は「パンダの返還、大阪・関西万博、猛暑による海水浴客の減少など複合的な要因」と話しています。白浜の2025年は、パンダ返還前の駆け込みで春に増え、返還後の7月に減り、夏全体では花火フェスタの実施などで持ち直したので、万博の影響だけを切り出して「減った」とも「増えた」とも言えません。白浜町の年間の外国人宿泊客は14万7,547人泊で35.9%増と、外国人は増えています。
Q. 万博が終わった2026年、和歌山の観光客は減りますか?
全体の年間値はまだ出ていません。閉幕後の月次では、近畿運輸局の統計で2026年2月の和歌山県の延べ宿泊者数は前年同月比12.2%増で、近畿管内全体の4.8%減とは逆の動きでした。一方、関西空港の2026年1月の外国人旅客は15%減、中国方面は58%減で、2026年夏ダイヤの国際線旅客便は17%減です。2026年は「大阪の宿が取れなかった国内客」と「中国からの客」が減る一方で、和歌山を目的に来る客と中国以外の外国人客は続く可能性があり、県の合計より自店の客層別の数字で判断する年です。県の2026年の年間値は、2025年分が2026年4月23日に速報されたことから見て、2027年4月以降の公表になる見込みです。
Q. 泉州・大阪の事業者から見て、和歌山の万博効果はどう使えますか?
2025年は大阪府内の宿泊施設が逼迫し、外国人延べ宿泊者数は大阪府が4.7%減、和歌山県が13.8%増でした。関空に着いた客が大阪に泊まれずに泉州や和歌山に流れた動きです。関空から和歌山市までは南海本線や阪和自動車道で1時間前後で、南海の空港線・本線とJR阪和線を含む2日間の周遊パスがあるため、泉州で1泊・和歌山で1泊の行程を両地域の事業者が一緒に提案すれば、大阪の客室不足が解消した2026年も関空発の客を取り合わずに受けられます。和歌山側の受け皿の数字は市町村別の観光統計で確認してください。
Q. 万博効果の数字は、どこで確認できますか?
県の観光客動態調査の速報値は和歌山県観光振興課のページに2026年4月23日付のPDFがあり、万博来場者の来県調査は2026年4月に県が公表して和歌山新報などが報じています。和歌山市の宿泊客数は市のプレスリリース、観光庁の延べ宿泊者数は宿泊旅行統計調査のページと近畿運輸局の「関西の観光統計について」で月ごとに確認できます。県の統計から自分の市町の行を取り出す手順は和歌山県の観光客数と統計|3,392万人の内訳と調べ方7ステップ【2026年9月】で扱っており、本記事の3つの統計の違いとあわせて読むと出典を間違えません。数字を引用するときは、調査名と公表日を必ず添えてください。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: 来県228万6,304人(外国人4万7,035人・国内客の宿泊135万8,280人)、県の宿泊客547万人・8.0%増、観光庁の延べ宿泊1.1%減の3つを出典つきで書き写し、自分の市町の行を添える
- 今週中にやること: 自店の2024年と2025年の月別の売上か組数を1枚に並べ、ステップ3の文面で5月・8月の山が万博・休暇・町の出来事のどれかを分ける。あわせて2025年の予約台帳から「大阪が満室で来た客」と「連絡先が分かる客」を数える
- 今月中にやること: 2026年の「来る理由」を1つ決め、連絡先が分かる2025年の客に1通送る。予約確認メールと館内案内に関空からの導線と周遊パスを入れる
7つすべてを一気にやる必要はなく、「消える客を数える」ことと「来る理由を1つ作る」ことの2つを済ませるだけで、和歌山の万博効果は「県が好調だったらしい」から「自店で残す客の数」に変わります。
次回予告: 万博で増えた外国人客を国別に分けて受け皿を作るには、県の外国人宿泊客の国・地域別の内訳と月別の動きが必要です。3つの外国人統計の違いは和歌山のインバウンド観光客数|49.6万人と71.4万人泊・87.7万人泊の違い【2026年】で扱っており、本記事の市町別の表と並べて読むことをおすすめします。
参考・出典
- 和歌山新報「万博来場者228万人が来県 分散宿泊等で当初試算超え」2026年4月3日(来県228万6,304人、国内223万9,269人・外国人4万7,035人、国内客の宿泊135万8,280人、当初試算189万人、5月・8月の集中、大阪府内の宿泊逼迫による分散宿泊) 和歌山新報の記事(参照日: 2026-10-14)
- 和歌山県「令和7年観光客動態調査(速報値)」2026年4月23日資料提供(PDF) 令和7年観光客動態調査(速報値)(参照日: 2026-10-14)
- 和歌山新報「外国人宿泊数が過去最多 25年県内、万博効果など」2026年5月19日(観光客総数3,392万6,000人・3.7%増、日帰り2,845万6,000人、宿泊547万人・8.0%増、外国人宿泊71万3,562人泊・39.8%増、市町別外国人宿泊、主要観光地の前年比) 和歌山新報の記事(参照日: 2026-10-14)
- 紀伊民報AGARA「過去最多を大幅更新 コロナ禍からV字回復、外国人宿泊客、和歌山県」2026年4月27日(国・地域別の外国人宿泊客数、市町別の外国人宿泊客数と前年比) 紀伊民報の記事(参照日: 2026-10-14)
- 和歌山市「大阪・関西万博が追い風に!外国人宿泊客数が、前年同月比82.4%増!」2025年7月15日(2025年4・5月の宿泊客18万2,666人・13.7%増、外国人2万8,630人・82.4%増、中国約3.3倍・韓国約2.5倍・台湾約1.7倍) 和歌山市のプレスリリース(PR TIMES)(参照日: 2026-10-14)
- 和歌山市「宿泊客数が過去最高を更新! 2年連続100万人突破」2026年3月25日(2025年の宿泊客数約109万4千人・前年比108.1%、外国人約14万4千人・151.4%、要因分析) 和歌山市のプレスリリース(PR TIMES)(参照日: 2026-10-14)
- 紀伊民報AGARA「宿泊客前年比1万人減 パンダ返還や万博影響か、和歌山県白浜温泉7月」2025年8月9日(7月8万8,524人・1万42人減、5月9万5,253人、6月7万8,831人、組合のコメント) 紀伊民報の記事(参照日: 2026-10-14)
- 和歌山県「令和7年主要観光地における夏季の観光客入込状況について」2025年10月30日資料提供(PDF)/紀州新聞「万博の影響等で県内7カ所の主要観光地の観光客増加」2025年11月1日(宿泊79万1,300人・106.8%、日帰り257万9,300人・109.5%、総数337万600人・108.9%) 県の夏季入込状況(PDF) / 紀州新聞の記事(参照日: 2026-10-14)
- 観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年12月・第2次速報、2026年1月・第1次速報)及び(2025年・年間値(速報値))」(全国6億5,348万人泊・0.8%減、日本人3.8%減、外国人8.2%増、客室稼働率61.8%、都道府県別の2025年年間値) 観光庁 宿泊旅行統計調査の報道発表(参照日: 2026-10-14)
- 関西散歩「2025年都道府県別外国人延宿泊者数(インバウンド) 大阪府-5%、兵庫県+29%」2026年3月7日(観光庁の宿泊旅行統計調査に基づく府県別の外国人延べ宿泊者数。和歌山県89万6,340人泊・13.8%増、大阪府2,420万3,390人泊・4.7%減、三重県54.3%増など) 関西散歩の記事(参照日: 2026-10-14)
- 日本経済新聞「大阪府内の25年宿泊者、過去最多の5760万人 万博効果で日本人増加」2026年3月27日(大阪府の延べ宿泊者5,760万530人、日本人3,339万7,140人・4.2%増、外国人2,420万3,390人・4.7%減、府内に泊まれず近辺へ流れた分析) 日本経済新聞の記事(参照日: 2026-10-14)
- 国土交通省近畿運輸局「関西の観光統計について〜2026年2月分〜」(近畿管内の延べ宿泊者数791万7,140人泊・4.8%減、和歌山県12.2%増) 関西の観光統計について(2026年2月分・PDF)(参照日: 2026-10-14)
- 訪日ラボ「関空の12月外国人旅客数、3年11か月ぶりに前年割れ 2025年年間は初の2,000万人突破」2026年2月9日(2025年暦年の外国人旅客約2,173万人・15%増、12月約171万人・6%減、中国方面39%減) 訪日ラボの記事(参照日: 2026-10-14)
- 訪日ラボ「関空の1月外国人旅客数、2か月連続で前年割れ 中国は約6割減」2026年3月2日(2026年1月の外国人旅客約162万人・15%減、中国方面58%減) 訪日ラボの記事(参照日: 2026-10-14)
- 訪日ラボ「関西3空港、2026年夏ダイヤ発表 国際線旅客便は前年比17%減」2026年3月31日 訪日ラボの記事(参照日: 2026-10-14)
- 紀伊民報AGARA「過去最多 初の24万人超 パンダ返還後は伸びず、白浜空港、和歌山」2026年4月9日(2025年度利用者24万3,642人、定期便24万1,811人、4〜6月過去最多、7月以降は8月を除き前年度割れ) 紀伊民報の記事(参照日: 2026-10-14)
- 一般財団法人アジア太平洋研究所(APIR)「大阪・関西万博の経済波及効果の検証 一般財団法人関西観光本部との共同プロジェクト調査の結果から」(来場者消費による生産誘発額1兆6,439億円、府県別の来場者消費額、均霑の課題) APIRの研究ページ(参照日: 2026-10-14)
- 紀伊民報AGARA「県内の経済効果330億円 万博開催を前に和歌山県が試算」2024年7月3日(県内経済効果約330億円、来県者約189万人) 紀伊民報の記事(参照日: 2026-10-14)
- 観光経済新聞「大阪・関西万博が閉幕 『いのち輝く未来社会のデザイン』実践の意義示す」2025年10月20日(184日間、一般来場者2,558万人、関係者を含む2,900万人) 観光経済新聞の記事(参照日: 2026-10-14)
- 観光経済新聞「観光庁、万博レガシー事業で18件を採択 関西広域周遊や海外との交流を生かした事業などを支援」2026年7月21日 観光経済新聞の記事(参照日: 2026-10-14)
- 和歌山県公式観光サイト「和歌山百景|大阪・関西万博特設サイト」(関西パビリオン和歌山ゾーン約47万人)/和歌山新報「和歌山ゾーン30万人突破 大阪・関西万博」2025年8月5日 県の万博特設サイト / 和歌山新報の記事(参照日: 2026-10-14)
- トラベルボイス「和歌山県、『万博+1(プラスワン)』で観光キャンペーン、『万博1日券+宿泊』や周遊パスなど」2025年3月4日 トラベルボイスの記事(参照日: 2026-10-14)
- 南海電鉄「ONE KANSAI 和歌山2wayパス」(2026年10月1日〜2027年3月30日発売、大人3,600円、連続2日間、南海・JR・和歌山バスの対象区間) ONE KANSAI 和歌山2wayパス(参照日: 2026-10-14)
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著者: 河原将太(かわはら・しょうた) 株式会社Tip代表取締役社長。東京都立大学在学中に事業を始めて法人化し、上場企業を含む20社以上へコンサルティングを提供してきました。現在は白浜(和歌山)への移住準備を進めながら、観光地の宿や店舗のSNS運用・集客支援に取り組む立場から発信しています。株式会社Tip編集部が、公開情報・一次情報をもとに確認し、必要に応じて更新しています。
本記事の「当初試算との差約40万人」「観光客総数の増加分約121万人」「県の宿泊8.0%増と観光庁の1.1%減の対比」「2026年の年間値の公表時期の見込み」は、公表値から本記事が計算・整理した試算値で、計画書に使う際は出典と単位を添えてください。県の観光客動態調査の2025年の値は速報値で、報告書の公表で変わることがあります。観光庁の宿泊旅行統計調査は標本調査で、速報値は第2次速報・確定値で改定されます。近畿運輸局の2026年2月分は月次の速報値です。本記事は2026年の客数や売上を予測・保証するものではなく、周遊パスの価格・期間は公式ページで再確認してください。当社は補助金の採択を保証せず、申請代行を行っておりません。実績は代表およびメンバー個人としての活動を含みます。