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和歌山県の宿290施設を実測|自社サイト予約45%・多言語対応23%【2026年調査】

和歌山県の宿290施設を実測|自社サイト予約45%・多言語対応23%【2026年調査】

結論: 和歌山県の宿は「公式サイトはあるが、その先が無い」状態です。名簿に載る290施設を測ると、公式サイトに辿り着けるのは66.9%、自社サイトで予約できるのは45.2%、Instagramをトップに掲げるのは28.6%、多言語対応は23.1%でした(いずれも下限値)。宿泊客数で県3位の串本町は自社予約30%、県7位の新宮市は公式サイト到達率25%で、客は来ているのに宿が自分で客を取れる状態になっていない地域がはっきり出ました。

この記事の要点 対象読者: 和歌山県内の旅館・ホテル・民宿・ゲストハウスの経営者、観光協会と市町村の観光担当者、宿泊事業者を支援する士業・制作会社 読了後にできること: 自分の市町村の数字を確かめ、HTTPS化・予約ボタン・Instagramリンク・翻訳ウィジェットの4つをどの順で直すか決められる

和歌山DX総合研究所(株式会社Tip)は、和歌山県28市町村の観光協会・市町村・旅館組合などが公開する宿泊施設一覧から290施設を無作為に選び、公式サイトのトップページを2026年10月8日に機械測定しました。この記事はその第1報です。数字はすべて「名簿に載る施設のうち」「トップページ1枚の機械判定で確認できた」下限値で、県内全施設の値ではありません。

宿泊客数の数字は和歌山県の令和7年観光客動態調査報告書を使い、デジタル対応との組み合わせで「客は多いのに対応が遅れている市町村」を特定しました。最後に、宿が明日やることと、行政・観光協会に提案できることをデータから言える範囲でまとめます。

目次
  1. 調査の方法と対象
  2. 県全体の5指標(測定290施設・下限値)
  3. 市町村別の結果(測定数5以上の20市町村)
  4. 宿泊客数とデジタル対応のねじれ
  5. 3つの発見
  6. 宿が明日やること(優先順)
  7. 行政・観光協会への提案(データから言えることだけ)
  8. 調査の限界と再現性
  9. 引用・出典
  10. よくある質問
    1. Q. この調査は和歌山県の宿泊施設全体を表していますか?
    2. Q. 自分の宿が「公式サイトなし」に数えられている可能性はありますか?
    3. Q. 新宮市の数字が低いのは宿の責任ですか?
    4. Q. 多言語対応は翻訳ウィジェットを置くだけで足りますか?
    5. Q. 測定数20の市町村の率はどのくらい信用できますか?
    6. Q. 施設別のデータや追加の測定を依頼できますか?
    7. Q. 第2報の予定はありますか?

調査の方法と対象

項目 内容
対象 観光協会・市町村公式・旅館組合・商工会がWeb上で公開する宿泊施設一覧が取れた28市町村(美浜町・印南町は公開名簿なし)。名寄せ後515施設
抽出 名簿20件以下の市町村は全数、20件超の8市町村は乱数seed固定で無作為20件。計290施設
指標 公式サイト、HTTPS、自社サイトでのオンライン予約、Instagram公式リンク、多言語対応の5つ
方法 公式サイトのトップページ1枚を取得しHTMLを機械判定。JavaScript実行なし、1.5秒間隔、User-Agent明示、ログインやCAPTCHA突破なし
時点 測定日2026年10月8日。宿泊客数は和歌山県「令和7年 観光客動態調査報告書」の市町村別推計(暦年・延べ人泊)
【抽出・取得の条件】
名簿の出典: 観光協会 / 市町村公式観光サイト / 旅館ホテル組合 / 商工会 / 宿坊協会
除外: キャンプ場・バンガロー・他市町村の施設・同一施設の重複
抽出: 20件以下は全数、20件超は無作為20件(seed=20260408)
取得: トップページ1枚、タイムアウト15秒、1.5秒間隔、JavaScriptは実行しない
保存: 取得HTML・HTTPステータス・判定根拠をすべて施設別に保存

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和歌山県の宿290施設をどう測ったかを示す5ステップの流れ図

5指標の判定基準は次のとおりです。「ある」と判定したものだけを数え、疑わしいものは「なし」側に落としているため、どの率も低めに出ます。

【5指標の判定基準】
公式サイト: 名簿のURLが自社ドメインで、HTTP 200で応答した
HTTPS: 公式サイトのURLが https:// で始まり、証明書エラーなく取得できた
自社予約: 予約エンジンのドメイン、または予約ページへのリンクがトップにある
Instagram: instagram.com への自社アカウントのリンクがトップにある
多言語: hreflang、言語切替、英語ページ、翻訳ウィジェットのいずれかがトップにある

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県全体の5指標(測定290施設・下限値)

指標 件数 測定数ベース 公式サイト保有施設中(参考)
公式サイト保有(自社ドメイン・200応答) 194 / 290 66.9% 対象外
HTTPS 154 / 290 53.1% 79.4%(194中。40施設が非HTTPS)
自社サイトでオンライン予約 131 / 290 45.2% 67.5%
Instagram公式(トップにリンク) 83 / 290 28.6% 42.8%
多言語対応 67 / 290 23.1% 34.5%

公式サイト「なし」96施設の内訳は、名簿にURL掲載なし71(24.5%)、掲載URLがOTA・SNS・観光協会ページなど13、到達不可12(404が4、403が4、接続不可4)です。403の4件は大手チェーンとJimdo製サイトで、ボット遮断の可能性が高く、サイトが無いわけではありません。

自社予約「あり」131施設以外の内訳は、予約の文言はあるがリンクで確定できず(要目視)26、OTA・SNSへのリンクのみ10、電話・メールのみ3、検出できず24でした。検出された予約エンジンの上位は489ban(15)、d-reserve(12)、jhpds(11)、hpdsp(10)、liberty-service(7)、hotel-story(6)、staynavi(5)です。

【県全体の数字を引用するときの1行】
和歌山県の宿泊施設290施設(名簿掲載・無作為抽出)のうち、公式サイト66.9%、HTTPS 53.1%、
自社サイト予約45.2%、Instagram 28.6%、多言語対応23.1%(2026年10月8日測定・下限値。
出典: 株式会社Tip 和歌山DX総合研究所「和歌山県30市町村 観光・宿泊事業者のデジタル実態調査 2026」)

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市町村別の結果(測定数5以上の20市町村)

「公式サイト」は正確には「観光協会等の一覧から公式サイトに辿り着ける率」です。一覧にURL欄が無い、または空欄の施設は「なし」に落ちます。測定数20の率は95%信頼区間で±20ポイント程度ぶれるため、順位ではなく大きな差だけを読んでください。総合スコアは5指標(測定数ベース)の単純平均です。

市町村 測定数 公式サイト HTTPS 自社予約 Instagram 多言語 総合スコア 宿泊客数R7(人泊)
白浜町 20 85.0% 60.0% 65.0% 30.0% 20.0% 52.0 1,830,727
和歌山市 20 95.0% 65.0% 90.0% 50.0% 60.0% 72.0 1,094,739
串本町 20 75.0% 75.0% 30.0% 40.0% 25.0% 49.0 534,743
那智勝浦町 16 75.0% 68.8% 68.8% 37.5% 50.0% 60.0 464,881
田辺市 20 85.0% 55.0% 60.0% 30.0% 40.0% 54.0 440,332
高野町 20 85.0% 75.0% 35.0% 35.0% 35.0% 53.0 198,211
新宮市 20 25.0% 20.0% 15.0% 5.0% 5.0% 14.0 187,788
みなべ町 6 66.7% 66.7% 50.0% 0.0% 16.7% 40.0 177,521
橋本市 7 57.1% 57.1% 57.1% 42.9% 57.1% 54.3 73,014
御坊市 12 58.3% 41.7% 41.7% 0.0% 0.0% 28.3 60,344
すさみ町 20 50.0% 45.0% 30.0% 20.0% 5.0% 30.0 51,771
かつらぎ町 16 56.2% 50.0% 43.8% 37.5% 25.0% 42.5 38,010
太地町 5 100.0% 60.0% 60.0% 40.0% 20.0% 56.0 24,082
有田川町 8 87.5% 75.0% 62.5% 62.5% 12.5% 60.0 19,937
日高川町 6 83.3% 83.3% 16.7% 16.7% 0.0% 40.0 19,922
海南市 8 37.5% 37.5% 37.5% 25.0% 12.5% 30.0 19,714
有田市 9 66.7% 55.6% 44.4% 33.3% 55.6% 51.1 16,523
由良町 14 57.1% 28.6% 42.9% 28.6% 0.0% 31.4 15,937
湯浅町 11 81.8% 54.5% 45.5% 45.5% 18.2% 49.1 15,244
日高町 8 37.5% 25.0% 12.5% 0.0% 0.0% 15.0 8,363

測定数1〜4の8市町村(紀の川市・岩出市・紀美野町・九度山町・広川町・上富田町・古座川町・北山村)は率が粗すぎるため参考値とします。美浜町・印南町は公開名簿がなく未測定です。

和歌山県の市町村別に宿泊施設の公式サイト到達率を比べた横棒グラフ

公式サイトに辿り着ける率は、太地町100%・和歌山市95%から新宮市25%まで4倍の開きがあります。

和歌山県の市町村別に宿の自社予約率・Instagram率・多言語対応率を比べた図

図3では「公式サイトはあるが、その先が無い」構造が見えます。多言語対応0%は御坊市・日高町・由良町・日高川町、Instagram 0%は御坊市・日高町・みなべ町です(いずれも測定数5以上)。

宿泊客数とデジタル対応のねじれ

和歌山県の市町村ごとの宿泊客数とデジタル対応スコアの散布図

図4は横軸に令和7年の宿泊客数(対数)、縦軸に総合スコアを置いたものです。測定数5以上の20市町村のうち、宿泊客数が中央値(56,058人泊)以上かつ総合スコアが中央値(49.05)未満、つまり「客は多いのに対応が遅れている」右下の象限に入ったのは次の4市町村でした。

市町村 宿泊客数R7 測定数 公式サイト 自社予約 Instagram 多言語 総合スコア
串本町 534,743 20 75.0% 30.0% 40.0% 25.0% 49.0
新宮市 187,788 20 25.0% 15.0% 5.0% 5.0% 14.0
みなべ町 177,521 6 66.7% 50.0% 0.0% 16.7% 40.0
御坊市 60,344 12 58.3% 41.7% 0.0% 0.0% 28.3
  • 串本町(県3位): 公式サイト75%・HTTPS75%と基盤はありますが、自社サイトで予約できるのは20施設中6(30%)です。「予約の文言はあるが確定できず」が4件あり、OTA依存が強い地域です。
  • 新宮市(県7位): 一覧から公式サイトに辿り着ける宿は20施設中5(25%)で、うち13は一覧にURLが載っていません。Instagram・多言語は各1施設(5%)です。宿泊客数は令和6年の160,935人泊から187,788人泊へ伸びています。
  • みなべ町(県8位): 公式サイト・HTTPSとも66.7%ですが、Instagramは6施設中0です。
  • 御坊市: 公式サイト58.3%ですが、Instagram・多言語とも12施設中0です。

一方で、宿泊客数上位6市町村(白浜・和歌山・串本・那智勝浦・田辺・高野)で県の宿泊客数の83%を占めます。この6つが動けば県全体の数字が動きます。熊野エリアの来訪者の中身は熊野古道の観光客数|175万人の中身と沿線の調べ方7ステップで整理しているので、新宮市・那智勝浦町の宿は合わせて確認してください。

3つの発見

1. 和歌山の宿は「サイトはあるが、予約・SNS・多言語は半分以下」。 公式サイト66.9%に対し、自社サイト予約45.2%、Instagram 28.6%、多言語23.1%(下限値)です。しかもサイトがある施設の2割(40/194)はHTTPS非対応でした。

2. 熊野の玄関口・新宮市が最下位圏。串本町も自社予約30%。 新宮市は187,788人泊(県7位)で公式サイト到達率25%、串本町は534,743人泊(県3位)で自社予約30%です。宿泊需要がある地域で、宿が自分で客を取れる状態になっていません。

3. 最大観光地・白浜町でもインバウンド導線は弱い。 白浜町は公式サイト85%・自社予約65%で県内上位ですが、多言語20%・Instagram 30%です。全指標で県内トップは和歌山市(公式サイト95%・自社予約90%・Instagram 50%・多言語60%)で、宿泊客数1,830,727人泊の白浜町との間に「集客力」と「発信力」のねじれがあります。高野町も多言語35%・自社予約35%にとどまります。

宿が明日やること(優先順)

和歌山県の宿が調査結果を受けて明日やる4つのことを優先順に示した図

(1) HTTPS化。 公式サイトを持つ194施設のうち40施設はまだ http:// のままで、スマートフォンのブラウザに「保護されていない通信」の警告が出ます。多くのレンタルサーバーでは無料のSSL証明書を管理画面から有効にでき、作業は数十分で終わります。無料証明書の仕組みはLet's Encrypt(日本語)に説明があります。

【HTTPS化の確認手順(10分)】
1. スマートフォンで自社サイトを開き、アドレスが https:// で始まるか見る
2. http:// なら、レンタルサーバーの管理画面で「SSL設定」「無料SSL」を探して有効にする
3. 有効化後、http:// で開いても https:// に自動で切り替わるか確認する(転送設定)
4. 予約サイト・Googleビジネスプロフィール・名簿に載せているURLを https:// に直す
5. 観光協会に「URLが変わった」と一報を入れる(一覧の更新)

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(2) 予約導線。 自社サイトで予約できるのは45.2%です。26施設は「ご予約はこちら」などの文言があってもリンク先が予約ページになっていませんでした。すでに予約エンジンを使っている施設は、トップページの目立つ位置に予約ボタンを1つ置くだけで済みます。OTA経由しかない施設は、手数料のかからない自社予約の窓口を1本持つことが収益に直結します。手数料の重さはOTA手数料の実効率を計算する方法|直販の損益分岐点シートで自施設の数字に置き換えられます。掲載先の選び方は民宿の予約サイトおすすめ|OTA掲載先を決める7ステップと比較表を参照してください。

(3) Instagram。 トップページにInstagramへのリンクがあるのは28.6%です。アカウントを持っていてもサイトに載せていない施設は「なし」に数えられているので、ヘッダーかフッターにアイコンを置くだけで良い施設が相当数あります。アカウントが無い施設は、客室・料理・周辺の風景を週1回載せるところから始めてください。投稿の型は和歌山の店舗のインスタ集客|観光客と地元客に届く7ステップにまとめています。

【予約ボタンとInstagramリンクの最小実装チェック】
予約ボタン: トップページの最初の画面(スクロール前)に1つ。文言は「空室を見る・予約する」
リンク先: 予約エンジンの自施設ページ、または自社予約フォーム(OTAの一覧ページにしない)
Instagram: ヘッダーかフッターにアイコン。リンク先は instagram.com/自施設アカウント
確認: 別の端末で、トップ→予約ボタン→日付選択まで3回タップ以内で進めるか
更新: 予約エンジンやアカウントを変えたら、同じ日にサイト側のリンクも直す

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(4) 多言語。 多言語対応は23.1%です。翻訳の品質ではなく「英語ページ・言語切替・翻訳ウィジェットのどれかがあるか」だけを見ているので、まず翻訳ウィジェットの設置、次に宿泊約款・アクセス・チェックイン方法だけでも英語ページを用意する、という順で十分です。英語ページの文面は館内案内を英語で作る方法|コピペテンプレ8本とチェックリストから流用できます。インバウンドが多い高野町・白浜町・那智勝浦町で特に効きます。

行政・観光協会への提案(データから言えることだけ)

  • 一覧のURL欄を埋める。 公式サイト「なし」96施設のうち71施設は、名簿にURLが載っていなかっただけです。新宮市では20施設中13がこれに当たります。宿泊一覧に公式URL欄を設けて埋めるだけで、客が一覧から宿に辿り着ける率は上がります。費用はかかりません。
  • 一覧を公開していない市町村は公開する。 美浜町・印南町はWeb上に宿泊施設一覧がなく測定できませんでした。和歌山市も観光協会サイトに一覧がなく、県旅館ホテル組合の加盟22施設(中核62軒の35%)しか測れていません。
  • 一覧は機械で読める形にする。 県公式観光サイトの宿泊検索はJavaScriptで後から描画されるため、プログラムからは0件になります。施設名・住所・URLを静的なHTMLかCSVで出せば、第三者の追跡調査や外部サービス連携が可能になります。
  • 支援は「サイトを作る」より「予約・SNS・多言語を足す」に向ける。 公式サイト66.9%に対し自社予約45.2%・Instagram 28.6%・多言語23.1%という構造なので、新規制作の補助より、既存サイトへの予約ボタン設置・HTTPS化・翻訳ウィジェット導入のような小さな改修を支援するほうが、同じ予算で動く施設数は多くなります。
  • 串本町・新宮市・みなべ町・御坊市を優先する。 宿泊客数が中央値以上でスコアが中央値未満の4市町村は、改善の効果が宿泊客数に比例して大きくなります。
【宿泊施設一覧に最低限そろえる列(観光協会・市町村向け)】
施設名 | 種別(旅館/ホテル/民宿/ゲストハウス/簡易宿所) | 所在地(市町村名から) |
電話 | 公式サイトURL(https://から) | 予約ページURL | Instagram URL | 対応言語 | 最終更新日
※ URLが無い施設は空欄のままにせず「なし」と書く(空欄と未入力を区別する)
※ HTMLの表かCSVで公開し、画像やPDFだけにしない

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調査の限界と再現性

  1. 分母は「名簿に載る施設」です。 公開一覧に載らない非会員施設と、名称非公開の民泊(県内の届出住宅381件、うち白浜町274件)は測っていません。県内全施設の値として読まないでください。名簿515施設は県報告書の「中核」780軒の66%です。
  2. すべて下限値です。 トップページ1枚の機械判定(JavaScript実行なし)なので、下層ページにだけ置いているInstagram・多言語・予約は「なし」に落ちます。
  3. 「名簿にURL掲載なし」はサイトが無いことを意味しません。 一覧がURL欄を埋めていないだけの可能性があります。ただし客の視点では「一覧から公式サイトに辿り着けない」ことに変わりはありません。
  4. 403の4件(大手チェーン・Jimdo製)はボット遮断の可能性が高く、公式サイト保有率をわずかに過小にしています。
  5. 自社予約の判定は予約エンジンのドメイン一覧と「予約」系パスへのリンク有無に依存します。「文言あり(要目視)」26件は確定できていません。目視で確定すれば上がる方向です。
  6. 多言語は英語ページ・言語切替・翻訳ウィジェットの有無であって翻訳の品質ではありません。Google翻訳ウィジェットだけの施設(2件)も「あり」です。
  7. 名簿の出典が市町村ごとに違います(観光協会/市公式/県旅館ホテル組合/商工会/宿坊協会)。会員構成の違いが率に影響します。
  8. 測定数5未満の8市町村は率として語りません。美浜町・印南町は公開名簿がなく未測定です。
  9. 時点のズレ。 施設数(令和7年県報告書)、宿泊客数(令和7年暦年・推計)、民泊届出(令和8年8月31日現在)、デジタル測定(2026年10月8日)は基準日が違います。
  10. Googleマップ(評価・口コミ数)は未測定です。 第2版で追加します。
  11. 再現性。 名簿(生HTML・抽出スクリプト)、抽出seed、取得HTML、施設別の判定根拠をすべて保存しています。第三者が同じスクリプトで同じ判定を再実行できます。

引用・出典

本調査の数値・図表は、出典を明記のうえ自由に引用できます。施設別データの提供や追加測定のご相談は、記事末尾の問い合わせ先までお寄せください。

【引用時の出典表記】
株式会社Tip 和歌山DX総合研究所「和歌山県30市町村 観光・宿泊事業者のデジタル実態調査 2026(第1報)」
2026年10月8日測定、名簿掲載290施設、https://tip-biz.co.jp/media/wakayama-shukuhaku-digital-survey-2026/

※そのままコピーして使えます

  • 和歌山県「令和7年 和歌山県観光客動態調査報告書」(市町村別観光客推計総括表・宿泊施設収容力): 掲載ページ
  • 和歌山県生活衛生課「住宅宿泊事業 届出住宅一覧」(令和8年8月31日現在): 掲載ページ
  • 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」統計(インバウンドの参考値): 統計ページ
  • 各市町村の宿泊施設名簿: 28市町村の観光協会・市町村公式サイト・旅館組合・商工会・宿坊協会が公開する宿泊施設一覧(2026年10月8日取得)
  • 施設別の測定結果(判定根拠つき)・集計表・測定スクリプトは株式会社Tipが保管しています

よくある質問

Q. この調査は和歌山県の宿泊施設全体を表していますか?

表していません。分母は観光協会などの公開名簿に載る施設で、非会員施設や名称非公開の民泊は含みません。名簿515施設は県報告書の中核施設780軒の66%です。県全体の値ではなく「名簿に載る施設のうち少なくともこれだけ」と読んでください。

Q. 自分の宿が「公式サイトなし」に数えられている可能性はありますか?

あります。観光協会などの一覧にURLが載っていない施設は、サイトがあっても「なし」に落ちています。公式サイト「なし」96施設のうち71施設がこれに当たります。一覧の管理者にURL掲載を依頼してください。

Q. 新宮市の数字が低いのは宿の責任ですか?

一概には言えません。新宮市は20施設中13が一覧にURLを載せていないため、一覧の作り方の影響が大きい市町村です。ただし客の視点では「一覧から宿に辿り着けない」ことに変わりはなく、宿と観光協会の両方で直せます。

Q. 多言語対応は翻訳ウィジェットを置くだけで足りますか?

本調査の判定では「あり」になります。実際の集客では、宿泊約款・アクセス・チェックイン方法の3点だけでも英語ページを用意すると、問い合わせの往復が減ります。翻訳ウィジェットは最初の一手として有効です。

Q. 測定数20の市町村の率はどのくらい信用できますか?

95%信頼区間で±20ポイント程度ぶれます。たとえば「自社予約30%」は実際には10%から50%の範囲にある可能性があります。市町村間の小さな差ではなく、新宮市25%と和歌山市95%のような大きな差だけを読んでください。

Q. 施設別のデータや追加の測定を依頼できますか?

できます。施設別の判定結果(根拠つき)は記事末尾の問い合わせ先から提供します。市町村単位での全数測定やGoogleマップ指標の追加測定も相談に応じます。

Q. 第2報の予定はありますか?

あります。Googleマップの評価・口コミ数の追加、要目視26件の確定、美浜町・印南町の名簿確保を行い、同じ基準で再測定した結果を公表する予定です。測定日が違うため、第1報との比較は同じ名簿・同じ抽出で行います。

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河原 将太株式会社Tip 代表取締役社長

東京都立大学在学中に事業を開始し法人化。大手エネルギー関連企業へのAIコンサルティング、上場企業を含む20社以上へのコンサルティング提供、1投稿で1億回以上再生されたSNSコンテンツの企画に携わる(実績は代表およびメンバー個人としての活動を含む)。現在は和歌山の企業・観光事業者へのSNS・AI・DX支援と、県内のホテル・リゾート開発構想に取り組む。詳しいプロフィール

本記事は、株式会社Tipが公開情報・一次情報・実務での検証結果をもとに作成し、必要に応じて更新しています。掲載内容は最終更新日時点の情報です。

公開日: 2026.10.16 最終更新日: 2026.10.16