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元気わかやまビジコン二次選考は11月6日締切|宿・店が出す事業計画書【2026年10月】

元気わかやまビジコン二次選考は11月6日締切|宿・店が出す事業計画書【2026年10月】

結論: 公益財団法人わかやま産業振興財団が運営する第12回「元気わかやま」ビジネスプランコンテストは、2026年10月1日(木)から二次選考の募集に入りました。提出できるのは一次選考に合格した事業者だけで、締切は2026年11月6日(金)です。提出物は所定様式の事業計画書1本で、二次を通過すると2027年2月14日(日)の発表会でプレゼンテーションを行い、実践・実行部門の最優秀賞は20万円です。一次に応募していない和歌山の事業者にも、10月25日(日)の事業計画策定講座と公開済みの記入例という「使える材料」が残っています。

この記事の要点 対象読者: 和歌山県(特に田辺・白浜・新宮・みなべ・串本・那智勝浦・御坊)で宿泊・観光・飲食・小売・農林水産を営む起業5年未満の事業者、1年以内に新しい事業を始める予定の経営者、一次選考の通過連絡を受け取った方 読了後にできること: 自分が「一次通過者」「一次未応募者」のどちらかを確認し、11月6日または10月25日のどちらを自分の締切にするかを決めて、事業計画書の空欄を今週から埋め始められる状態になる

「一次に通ったというメールは来たけれど、二次で何を出せばいいのか分からないまま1週間が過ぎました」

一次選考は応募用紙の段階です。ところが二次選考では、所定の事業計画書に売上の見込み・資金の使い道・実行の予定を書き込み、12月下旬の結果を待って、2月の発表会でプレゼンテーションまで行います。つまり二次選考は「書類を出す」仕事ではなく、2027年2月14日の発表に耐える計画を37日間で組み立てる仕事です。 計画書の空欄を眺めて1週間が過ぎるのは、締切から逆算した段取りがないからにほかなりません。

一方で、一次に出さなかった宿や店の方にも関係のある話です。コンテストの事業計画書の骨組みは、創業融資や持続化補助金の計画書とほぼ同じ構造をしています。今回の講座と記入例は、コンテストに出ない事業者にとっても「和歌山で通る事業計画の書き方」を無料で学べる機会です。

この記事では、2026年10月6日時点で財団の公式ページに公表されている情報だけを使って、①何が起きたか ②和歌山の事業者にどう効くか ③11月6日までに事業計画書を仕上げる7手順 ④一次に出していない事業者が10月にできること ⑤よくある誤解 ⑥FAQ の順に整理します。そのままコピペで使えるプロンプト8本と、計画書を出す前の8項目チェックリストも用意しました。手元に一次の応募内容(または、これから始めたい事業のメモ)を置いて読み進めてください。

なお、審査の基準や配点、第13回の日程は現時点で公表されていません。本記事は公表されている募集要項・日程・賞金の範囲だけを扱い、審査結果の見込みについては推測を書きません。

目次
  1. 10月1日に二次選考の募集が始まった|公表されている日程・部門・賞
    1. 日程: 一次は9月18日に終了、二次は11月6日まで
    2. 部門と賞金: 実践・実行部門は最優秀賞20万円
    3. 提出方法と様式: 事業計画書をメールで送る
  2. 和歌山の宿・店・農家にとって何が変わるか|誰に・いつ効くか
    1. 一次通過の宿・店: 11月6日までの36日間が勝負
    2. 一次に出していない事業者: 講座と記入例は今回の「もらえるもの」
    3. 業種別に見た「出せる計画」の例
  3. 11月6日までに事業計画書を仕上げる段取り(一次通過者向け)
    1. 手順1: 合否メールと一次の応募内容を読み直す(今日)
    2. 手順2: 自分の部門の記入例を、評価の物差しとして読む
    3. 手順3: 顧客と課題を1文にする
    4. 手順4: 売上見込みを「根拠つきの数字」にする
    5. 手順5: 資金と実行の予定を月単位で書く
    6. 手順6: 2月14日の発表を前提に、計画書を要約する
    7. 手順7: 10月25日の個別相談会で添削を受け、11月6日までに提出する
  4. 一次に出していない事業者が10月にできる2つのこと
    1. 10月25日の講座の受講可否を確認し、記入例を読み込む
    2. 日本政策金融公庫の創業計画書で、同じ骨組みを作る
  5. 【要注意】元気わかやまビジコンでよくある4つの誤解
    1. 誤解1: 10月1日から募集中だから、今から応募できる
    2. 誤解2: 締切は11月6日だから、11月に入ってから書けばいい
    3. 誤解3: 賞金20万円がゴールだから、受賞できなければ意味がない
    4. 誤解4: 発表会は遠い先の話だから、今は考えなくていい
  6. 評価されにくい計画書・評価されやすい計画書(チェックリスト)
  7. 第11回は255件の応募|賞金より「伴走」が残る仕組み
  8. よくある質問
    1. Q. 元気わかやまビジネスプランコンテストの二次選考の締切はいつですか?
    2. Q. 一次選考に応募していませんが、今から二次選考に出せますか?
    3. Q. 実践・実行部門とアイデア部門の違いは何ですか?
    4. Q. 賞金はいくらで、何人が受賞しますか?
    5. Q. 事業計画策定講座はいつ、どこで開かれますか?
    6. Q. 二次選考の結果はいつ分かりますか?
    7. Q. 事業計画書の売上見込みは、開業前で実数がなくても書けますか?
    8. Q. コンテストの事業計画書は、融資や補助金の申請にも使えますか?
  9. まとめ:今日から始める3つのアクション
  10. 参考・出典

10月1日に二次選考の募集が始まった|公表されている日程・部門・賞

まず、財団の公式ページ「第12回「元気わかやま」ビジネスプランコンテスト(二次選考募集)」で公表されている事実を整理します。一次通過者の締切は11月6日で、それ以外の事業者が今回使えるのは10月25日の講座と公開済みの記入例です。 立場ごとの締切は次のとおりです。

あなたの立場 自分の締切 やること
一次通過の連絡を受けた 2026年11月6日(金) 所定の事業計画書を仕上げてメールで提出
一次に応募していない/通過しなかった 2026年10月25日(日) 事業計画策定講座の受講可否を確認し、同じ骨組みで計画を作る
二次を通過した 2027年2月14日(日) 発表会でプレゼンテーション(参加が受賞の条件)

日程: 一次は9月18日に終了、二次は11月6日まで

第12回の日程は、財団の募集開始時の案内(2026年6月24日公開)と二次選考募集のページを合わせると、次のように公表されています。

  • 一次応募期間: 2026年7月1日(水)〜9月18日(金)(終了)
  • 二次選考の事業計画書提出: 2026年10月1日(木)〜11月6日(金)
  • 事業計画策定講座: オンライン講座は10月15日(木)ごろ配信予定、対面講座・個別相談会は10月25日(日)13時30分〜16時30分
  • 二次選考の結果通知: 2026年12月下旬
  • 最終審査・表彰: 2027年2月14日(日)のビジネスプラン発表会でプレゼンテーション
元気わかやまビジネスプランコンテスト第12回の日程フロー図

二次選考に提出できるのは一次選考の合格者だけで、合否はメールで通知済みと公表されています。 一次の締切は9月18日に過ぎているため、今から新規に応募する道は第12回にはありません。この点は後の「よくある誤解」でも扱います。

部門と賞金: 実践・実行部門は最優秀賞20万円

募集は2部門です。応募資格と賞金は募集開始時の案内に次のとおり掲載されています。

部門 応募資格 賞金
実践・実行部門 今後1年以内に県内で事業を実施予定の方、または県内で起業して5年未満の個人・事業者 最優秀賞20万円・優秀賞10万円・優良賞5万円・グッドプラン賞3万円
アイデア(ビジネスプラン)部門 和歌山県に関わりがある方、または県内で起業を目指す方 最優秀賞5万円・優秀賞3万円・優良賞1万円
元気わかやまビジネスプランコンテストの2部門の対象と賞金を比較した図解

二次選考募集のページでは、実践・実行部門の各賞は最優秀賞1名・優秀賞1名・優良賞1名・グッドプラン賞若干名、アイデア部門は最優秀賞1名・優秀賞1名・優良賞1名と記載され、審査結果により該当なしとなる場合があることも明記されています。賞金に加えて「支援機関による創業伴走サポート」が提供されると案内されており、南紀の小さな事業者にとっては賞金額そのものより、この伴走の価値のほうが大きい場合があります。 募集テーマは、和歌山の地域資源を活かしたビジネス(観光・特産品・伝統産業など)、地域課題の解決(人口減少・防災・産業活性化など)、社会課題の解決(環境・食品ロス・教育格差・デジタル活用など)です。

提出方法と様式: 事業計画書をメールで送る

二次選考の提出物は、財団のページからダウンロードする事業計画書です。様式はWord・Excel・PDFの3形式で用意され、実践・実行部門とアイデア(ビジネスプラン)部門それぞれの記入例も同じページに公開されています。記入した計画書は、募集ページに記載された「創業支援inわかやま」事務局のメールアドレスに送ります。

記入例が部門別に公開されているため、二次選考の準備は白紙から始めるのではなく、自分の部門の記入例を先に読むところから始めるのが最短です。 事務局は公益財団法人わかやま産業振興財団内の「創業支援inわかやま」事務局(和歌山市本町二丁目1番地 フォルテワジマ6階、電話073-432-3220)です。提出先のメールアドレスは募集ページに記載されていますので、転記ミスを防ぐために必ずページから直接コピーしてください。

和歌山の宿・店・農家にとって何が変わるか|誰に・いつ効くか

制度の話を、南紀の現場に落とします。一次通過者は11月6日の提出、未応募・未通過の事業者は10月25日の講座が、それぞれ自分の日付になります。

一次選考の結果別に10月の行動が分かれる分岐図

一次通過の宿・店: 11月6日までの36日間が勝負

一次通過の連絡を受けた方にとって、効き始めるのは今日です。10月1日から11月6日までは37日間で、そのうち10月25日の対面講座・個別相談会を「添削を受ける日」として使うなら、計画書の下書きは10月24日までに一度仕上げておく必要があります。実質の締切は11月6日ではなく、個別相談会に下書きを持ち込む10月24日です。 相談会のあとに直す時間を2週間弱残せるからです。

さらに、二次を通過した場合は2027年2月14日(日)の発表会への参加が受賞の条件です。白浜や串本から和歌山市まで出向く日程なので、宿なら2月の繁忙に当たらないか、飲食店なら日曜のランチ営業を誰に任せるかを、今のうちにカレンダーに書き込んでおいてください。

一次に出していない事業者: 講座と記入例は今回の「もらえるもの」

一次に応募していない方、または通過しなかった方にも、今回の公表には2つの使える材料があります。1つは10月25日(日)に和歌山市地域フロンティアセンター(フォルテワジマ6階)で開かれる事業計画策定講座・個別相談会、もう1つは公開されている部門別の記入例です。

ただし、講座の受講対象が一次通過者に限られるかどうかは、募集ページに明記されていません。受講を希望する場合は、申込フォームを送る前に事務局(電話073-432-3220)に「一次に応募していないが受講できるか」を確認してください。 申込フォームは募集ページにリンクがあります。この記事では、確認できていない条件を「受講できる」とも「できない」とも断定しません。

記入例のほうは誰でもダウンロードできます。和歌山県内の支援機関が「こう書けば伝わる」と示している実例なので、創業融資や補助金の計画書を書く際の参考資料として手元に置く価値があります。資金調達の全体像は、和歌山の創業融資|県・公庫・市町村の3層と相談7ステップ【2026年9月】で融資側から整理しています。

業種別に見た「出せる計画」の例

実践・実行部門の応募資格は「県内で起業5年未満」または「1年以内に県内で事業を実施予定」です。南紀の業種に当てはめると、次のような計画が条件に収まります。

業種 当てはまりやすい状況 計画書に書く中心
宿泊(民宿・ペンション・一棟貸し) 開業5年未満、または1年以内に新棟・新プランを始める 平日・閑散期を埋める客層と単価の根拠
飲食・小売 2代目が5年以内に新業態を立ち上げた 既存店との売上の切り分けと仕入れの数字
農林水産・加工 梅・みかん・魚の加工品や直販を1年以内に始める 販路ごとの販売数量と原価
観光アクティビティ ガイド・体験事業を起業して5年未満 受け入れ可能人数と季節ごとの稼働

どの業種でも共通するのは、計画書の中心が「やりたいこと」ではなく「誰が・いくらで・何回買うか」の数字になることです。 「5年未満」の起算日や「1年以内」の判断に迷う場合は、自己判断せず事務局に確認してください。

11月6日までに事業計画書を仕上げる段取り(一次通過者向け)

ここからが本体です。各プロンプトは、ChatGPTやClaudeなどの対話型AIの入力欄にそのまま貼り付けて使えます。( )の中を自社の事情に書き換えてください。AIの出力はあくまで下書きで、提出する計画書の数字と固有名詞は必ず自分の手で入れ直してください。

元気わかやまビジコン二次選考の事業計画書を仕上げる7手順のフロー図

手順1: 合否メールと一次の応募内容を読み直す(今日)

最初にやるのは、書き始めることではありません。一次選考の合否メールに書かれている提出方法・様式・期限と、自分が一次で出した内容を並べて読み直すことです。二次で求められるのは一次の「拡張版」であって、別のプランに差し替えることではありません。

あなたはビジネスプランコンテストの応募者を支援する担当者です。以下の材料から、二次選考の事業計画書で深掘りすべき点を整理してください。

【材料】
・一次で提出したプランの要約: (そのまま貼り付け)
・応募部門: (実践・実行部門 / アイデア部門)
・合否メールに書かれた提出条件: (期限・様式・提出先)
・一次を書いたときに自信がなかった箇所:

出力: ①一次の内容のうち二次で必ず引き継ぐ要素 ②根拠が薄く補強が必要な箇所を重要な順に3つ ③事務局に確認すべき事項。材料にない事実は補わず、推測は「仮説」と明記してください。

※そのままコピーして使えます

この手順の目的は、37日間のうち最初の1日で「どこを補強するか」を決めることです。 補強点が決まれば、残りの手順は作業になります。

手順2: 自分の部門の記入例を、評価の物差しとして読む

財団のページには、実践・実行部門とアイデア部門それぞれの記入例があります。これを「見本」としてではなく、「審査する側が何を見たいか」を読み取る資料として使います。記入例のどの欄に数字が入り、どの欄に固有名詞が入っているかを書き出してください。

あなたは事業計画書の読み手の視点を整理するアドバイザーです。以下の材料から、記入例が重視している要素を抽出してください。

【材料】
・記入例の各欄の見出しと、そこに書かれている内容の要約: (欄ごとに貼り付け)
・自分の部門: (実践・実行部門 / アイデア部門)

出力: ①数字で書かれている欄の一覧 ②固有名詞(取引先・地域・顧客像)が書かれている欄の一覧 ③自分の計画で同じ欄に入れられる材料と、まだ持っていない材料。記入例に書かれていない審査基準は推測せず「公表情報なし」と記してください。

※そのままコピーして使えます

注意点は、記入例の文章をなぞらないことです。記入例から持ち帰るのは文体ではなく「どの欄に何の数字が要るか」という構造です。

手順3: 顧客と課題を1文にする

計画書で最初につまずくのは、「誰の、どんな困りごとを、どう解決するか」が1文で言えないケースです。白浜の民宿なら「平日に泊まる客がいない」ではなく、「関西圏の40代夫婦が平日に2泊できる理由がない」まで絞ります。

あなたは小さな事業の顧客像を絞り込む支援者です。以下の材料から、事業計画書の冒頭に置く1文を作ってください。

【材料】
・事業の内容と所在地: (例: 白浜町の客室6室の民宿)
・いちばん来てほしい客層: (年齢・居住地・同行者・来訪の目的)
・その客層が今、困っていること・満たされていないこと:
・自分がそれを解決できる根拠: (設備・技能・仕入れ先・立地)

出力: ①「誰の・何を・どう解決する」の1文を3案 ②各案の根拠になっている事実 ③裏づけがない部分の指摘。裏づけのない顧客像は「仮説」と明記してください。

※そのままコピーして使えます

顧客の1文が決まると、売上見込み・販路・資金の各欄がその1文から自動的に派生するので、ここに最も時間を使ってください。

手順4: 売上見込みを「根拠つきの数字」にする

売上の欄に「初年度500万円」とだけ書くと、審査する側は根拠を探せません。必要なのは「客単価×客数×回数」の分解と、それぞれの数字の出どころです。一次の段階では概算で許されても、二次の事業計画書では出どころが問われます。

あなたは事業計画の売上見込みを分解する担当者です。以下の材料から、売上の計算式と根拠を整理してください。

【材料】
・商品・サービスと単価: (例: 1泊2食 18,000円)
・1日・1週・1月あたりの受け入れ可能数: (例: 6室×2名)
・見込む稼働率や販売数と、その根拠: (例: 昨年の週末稼働率、問い合わせ件数)
・季節による変動: (繁忙期・閑散期の月)

出力: ①月別の売上見込みの計算式(前提を明記) ②根拠が自社の実数に基づく項目と、推定に基づく項目の区別 ③根拠を補うために今週集められるデータを3つ。裏づけのない数値は「要実測」と書いてください。

※そのままコピーして使えます

審査する側が見るのは売上の大きさではなく、その数字が自社の実数から組み立てられているかどうかです。 開業前で実数がない場合は、同業の公開データや自分で取った問い合わせ件数など、出どころを明記できる数字で代用してください。

手順5: 資金と実行の予定を月単位で書く

実践・実行部門は「今後1年以内に県内で事業を実施予定」または「起業5年未満」が条件なので、計画書には「いつ・何に・いくら使い、いつ売上が立つか」の時系列が要ります。資金の出どころ(自己資金・融資・補助金)も欄に応じて書き分けます。

あなたは小さな事業の資金計画と実行計画を整える支援者です。以下の材料から、月単位の実行計画と資金の使い道を整理してください。

【材料】
・事業開始(または新しい取り組みの開始)の予定月:
・必要な設備・改装・仕入れと、それぞれの概算金額:
・資金の出どころ: (自己資金 / 融資の申込状況 / 補助金の検討状況)
・売上が立ち始める予定月と、その根拠:

出力: ①開始月から12か月の実行予定表(月・やること・支出・売上) ②資金が不足しそうな月の指摘 ③融資や補助金について確認すべき窓口の一覧。金額や制度の適否は断定せず「要確認」と記してください。

※そのままコピーして使えます

資金の出どころに融資を書くなら、経営者保証を外せる創業向けの制度も検討の対象です。要件は経営者保証なしの創業融資|スタートアップ創出促進保証の使い方7ステップ【2026年9月】で整理しています。実行計画の欄で評価を落とすのは金額の多寡ではなく、「開業月の翌月から満額の売上」のような根拠のない前提です。

手順6: 2月14日の発表を前提に、計画書を要約する

二次を通過すると、2027年2月14日(日)の発表会でプレゼンテーションを行います。計画書を書く時点で「口頭で5分で説明できるか」を確かめておくと、文章の冗長な部分が見つかります。発表の形式や持ち時間は現時点で公表されていないため、ここでは要約の練習として扱います。

あなたはビジネスプランの発表原稿を整える編集者です。以下の材料から、口頭で説明するための要約を作ってください。

【材料】
・事業計画書の全文: (貼り付け)
・いちばん伝えたい数字を3つ:
・聞き手: (和歌山県内の支援機関・金融機関の担当者を想定)

出力: ①3分で話せる要約(300字以内) ②聞き手から出そうな質問を5つと、計画書のどの欄で答えられるか ③計画書に書いていないため答えられない質問。発表形式は公表されていないため、持ち時間についての前提は「仮定」と明記してください。

※そのままコピーして使えます

要約して初めて見える「答えられない質問」が、11月6日までに計画書に書き足すべき内容そのものです。

手順7: 10月25日の個別相談会で添削を受け、11月6日までに提出する

手順1〜6を10月24日までに終えたら、10月25日(日)13時30分〜16時30分の対面講座・個別相談会に下書きを持ち込みます。申込は募集ページにリンクされたフォームからです。相談会のあと、指摘を反映して11月6日(金)までに事務局へメールで提出します。

あなたは提出前の事業計画書を点検する担当者です。以下の材料をもとに、抜けと矛盾を洗い出してください。

【材料】
・事業計画書の全文: (貼り付け)
・応募部門:
・個別相談会で受けた指摘: (あれば)
・提出方法: (メール添付の予定ファイル形式と提出先)

出力: ①欄ごとの記入漏れ一覧 ②数字の矛盾(売上見込みと実行予定の不一致など) ③提出前に確認する事項(ファイル形式・ファイル名・提出先・締切日時)。事務局の指示と異なる可能性がある項目は「要確認」と書いてください。

※そのままコピーして使えます

提出は締切当日の夜ではなく、11月5日(木)までに済ませてください。 メールの不達や添付漏れに気づいても、翌日に直せる余裕を残すためです。

一次に出していない事業者が10月にできる2つのこと

第12回に新規で応募する道はありませんが、10月25日の講座と部門別の記入例は、コンテストに出ない事業者の計画づくりにもそのまま使えます。

10月25日の講座の受講可否を確認し、記入例を読み込む

前述のとおり、事業計画策定講座の受講対象は募集ページに明記されていません。まず事務局に電話で確認し、受講できるなら申し込みます。受講できない場合でも、部門別の記入例は誰でも読めます。コンテストに出ない事業者にとっての「もらえるもの」は、和歌山の支援機関が示した計画書の実例が無料で手に入ることです。

記入例を読んだら、自社の事業について同じ欄を埋めてみてください。空欄のまま残る欄が、創業融資や補助金の相談で指摘される弱点になります。市町村の独自制度まで含めた補助金の探し方は、田辺市の事業者が使える補助金まとめ|創業・設備・販路の制度と申請手順【2026年8月】で国・県・市の3層に分けて整理しています。

日本政策金融公庫の創業計画書で、同じ骨組みを作る

コンテストに出さなくても、同じ骨組みの計画書は融資と補助金で使い回せます。日本政策金融公庫の各種書式ダウンロードページ(国民生活事業)には、創業計画書の様式(Excel・PDF)と、洋風居酒屋・美容業・婦人服小売など業種別の記入例、売上高の計算方法の参考資料、セルフチェックリストが公開されています。

あなたは創業計画書の作成を支援する担当者です。以下の材料から、日本政策金融公庫の創業計画書の各欄に入れる下書きを作ってください。

【材料】
・創業の動機と、これまでの経験:
・取扱商品・サービスと単価:
・取引先・仕入れ先(決まっているものだけ):
・必要な資金と調達の方法:
・事業の見通し(月の売上・原価・経費の概算と根拠):

出力: ①各欄の下書き ②根拠が薄い欄の指摘 ③公庫や商工会で確認すべき事項。材料にない取引先や数字は補わず、推定は「仮説」と明記してください。

※そのままコピーして使えます

公庫の創業計画書とコンテストの事業計画書は、顧客・売上の根拠・資金・実行予定という同じ4つの柱でできているので、どちらか1本を仕上げればもう1本は転記で済みます。 和歌山市で事業を始める方は、市の創業支援等事業計画に基づく支援に掲載された特定創業支援等事業(経営・財務・人材育成・販路開拓の4分野を1か月以上かけて受講)の証明書が、融資や税の優遇につながる仕組みも確認しておいてください。田辺市など他の市町にも同種の計画がある場合がありますが、本記事では和歌山市の公表ページのみを確認しています。持続化補助金の創業型もこの証明が前提になる点は、持続化補助金 令和8年度の4類型と公募日程|和歌山の事業者が今週やること【2026年9月】で解説しています。

【要注意】元気わかやまビジコンでよくある4つの誤解

ここまでの段取りを進めるうえで、次の4つに当てはまると11月6日までの準備が空回りします。 順に確認してください。

誤解1: 10月1日から募集中だから、今から応募できる

❌ よくある間違い: 「二次選考募集」という見出しを見て、第12回に今から応募用紙を出そうとする。

⭕ 正しいアプローチ: 二次選考の提出者は一次選考の合格者に限られ、一次の応募は2026年9月18日に終了していると理解する。今回は講座と記入例を活用し、第13回の案内が出たら応募を検討する。

なぜ重要か: 募集ページに「一次選考合格者のみ」と明記されているからです。第13回の日程は現時点で公表されていないため、第12回の受付が7月1日に始まった事実だけを目安に、来年の計画を立ててください。

誤解2: 締切は11月6日だから、11月に入ってから書けばいい

❌ よくある間違い: 10月は本業の繁忙期だからと後回しにし、11月初旬にまとめて書く。

⭕ 正しいアプローチ: 10月25日の個別相談会に下書きを持ち込める状態、つまり10月24日を自分の締切に設定し、11月6日までは修正の期間として残す。

なぜ重要か: 添削を受けずに出した計画書は、売上の根拠や実行予定の矛盾を自分で見つけにくいからです。相談会は「書いたあとに直す場」であって、「これから何を書くか聞く場」ではありません。

誤解3: 賞金20万円がゴールだから、受賞できなければ意味がない

❌ よくある間違い: 実践・実行部門の最優秀賞20万円だけを目当てにし、二次で落ちた時点で計画書を引き出しにしまう。

⭕ 正しいアプローチ: 11月6日までに仕上げた事業計画書を、そのまま創業融資や補助金の相談資料として使う。賞金とは別に案内されている支援機関の創業伴走サポートも、受賞した場合の価値として見込む。

なぜ重要か: 計画書の骨組みが融資・補助金と共通だからです。コンテストの結果にかかわらず、根拠つきの計画書が1本手元にある状態そのものが、和歌山で資金調達を進める際の資産になります。

誤解4: 発表会は遠い先の話だから、今は考えなくていい

❌ よくある間違い: 2027年2月14日の発表会を「通過してから考える」と決め、カレンダーに入れない。

⭕ 正しいアプローチ: 発表会への参加が受賞の条件だと理解し、二次の結果通知(12月下旬)を待たずに、2月14日(日)の予定を今から空けておく。

なぜ重要か: 2月14日は日曜で、宿や飲食店にとっては営業日だからです。白浜への移住準備で地域の事業者の方と話す中でも、小さな宿ほど「日曜に店主が1日抜ける」段取りを組むのに時間がかかると感じます。結果通知から発表会までは2か月弱しかないので、代わりを頼む相手には今のうちに声をかけておくのが安全です。

評価されにくい計画書・評価されやすい計画書(チェックリスト)

提出前の確認に使ってください。当てはまるものにチェックを入れます。審査基準は公表されていないため、ここでは一般的な事業計画書の読み手が確認する点に絞っています。

  • □ 「誰の・何を・どう解決する」が1文で書けている
  • □ 売上見込みが「単価×数量×回数」に分解され、出どころが書いてある
  • □ 顧客像に、年齢・居住地・来訪目的など固有の条件が入っている
  • □ 開始月から12か月の実行予定が月単位で書いてある
  • □ 資金の出どころ(自己資金・融資・補助金)が区別されている
  • □ 自分の部門の記入例と見比べて、空欄の欄がない
  • □ 10月25日の個別相談会に申し込み、下書きを持ち込む予定がある
  • □ 2027年2月14日(日)の予定を空けてある
事業計画書の書き方を対比したチェックリスト図解

チェックが0〜2個なら、今週やるのは手順1〜3だけです。顧客の1文を決めるところまで進めてください。3〜5個なら、手順4〜5の数字と予定表に入り、10月24日までに下書きを仕上げましょう。6〜8個なら、手順6の要約で「答えられない質問」を洗い出し、相談会で添削を受けて提出に進めます。

特に見落とされやすいのは、2つ目の「出どころ」で、売上の数字そのものより、その数字をどこから持ってきたかが書いてあるかどうかで計画書の読まれ方が変わります。

第11回は255件の応募|賞金より「伴走」が残る仕組み

「小さな宿が出しても埋もれるのでは」と感じるかもしれません。公表されている数字を見ておきます。

財団の「創業支援inわかやま」のページによると、第11回は実践・実行部門とアイデア部門を合わせて255件の応募がありました。実行委員会は商工会・商工会議所・日本政策金融公庫・信用保証協会・銀行・信用金庫・わかやま産業振興財団など、県内の支援機関で構成されています。つまりこのコンテストは、融資や保証の窓口になる機関が計画書を直接読む場であり、受賞の有無にかかわらず「和歌山の支援機関に自社の計画を知ってもらう機会」として働きます。

賞金は実践・実行部門の最優秀賞で20万円です。設備投資の原資としては小さい額ですが、募集案内では賞金に加えて支援機関による創業伴走サポートが提供されると案内されています。伴走の具体的な内容や期間は公表されていないため、この記事では断定しませんが、南紀の事業者にとっては「和歌山市まで行かなくても相談相手ができる」ことの価値を、賞金額とは別に考える余地があります。

一方で、第12回の一次応募は7月1日から9月18日までの約2か月半でした。第13回の日程は未公表ですが、同じ時期に募集があると仮定して動くなら、2027年の春までに「顧客の1文」と「売上の根拠」を手元に持っておけば、応募用紙は短期間で書けます。255件の中で読まれる計画書に必要なのは独創性ではなく、数字の出どころが明記されていることです。観光地の宿や店舗のSNS運用・集客支援に取り組む立場から見ても、計画の弱点はたいてい「顧客像が広すぎて、売上の根拠が置けない」ところに出ます。

よくある質問

Q. 元気わかやまビジネスプランコンテストの二次選考の締切はいつですか?

2026年11月6日(金)で、提出期間は2026年10月1日(木)から11月6日(金)まで、提出できるのは一次選考の合格者に限られます。提出方法は所定の事業計画書を事務局にメールで送る形式で、提出先アドレスは財団の募集ページに記載されています。

Q. 一次選考に応募していませんが、今から二次選考に出せますか?

出せません。二次選考は一次選考の合格者のみが対象で、一次の応募期間は2026年9月18日に終了しています。第13回の日程は現時点で公表されていないため、財団のお知らせを確認してください。今回は10月25日の事業計画策定講座(受講対象は事務局に要確認)と部門別の記入例を、自社の計画づくりに活用するのが現実的です。

Q. 実践・実行部門とアイデア部門の違いは何ですか?

実践・実行部門は、今後1年以内に県内で事業を実施予定の方、または県内で起業して5年未満の個人・事業者が対象で、最優秀賞は20万円です。 アイデア部門は和歌山県に関わりがある方や県内で起業を目指す方が対象で、最優秀賞は5万円です。二次選考の事業計画書の記入例も部門別に公開されています。

Q. 賞金はいくらで、何人が受賞しますか?

実践・実行部門は最優秀賞20万円(1名)・優秀賞10万円(1名)・優良賞5万円(1名)・グッドプラン賞3万円(若干名)、アイデア部門は最優秀賞5万円・優秀賞3万円・優良賞1万円(各1名)です。 審査結果により該当なしとなる場合があり、2027年2月14日(日)の発表会への参加が受賞の条件です。

Q. 事業計画策定講座はいつ、どこで開かれますか?

オンライン講座は2026年10月15日(木)ごろ配信予定、対面講座・個別相談会は2026年10月25日(日)13時30分から16時30分まで、和歌山市地域フロンティアセンター(和歌山市本町二丁目1番地 フォルテワジマ6階)で開かれます。 申込は募集ページにリンクされたフォームからです。受講対象が一次通過者に限られるかは明記されていないため、事務局(073-432-3220)に確認してください。

Q. 二次選考の結果はいつ分かりますか?

2026年12月下旬に通知されると公表されています。 二次を通過した場合は、2027年2月14日(日)のビジネスプラン発表会でプレゼンテーションを行い、最終審査と表彰が行われます。

Q. 事業計画書の売上見込みは、開業前で実数がなくても書けますか?

書けますが、「初年度500万円」のような結論だけでなく、単価×数量×回数の計算式と、各数字の出どころを添える必要があります。 実数がない場合は、同業の公開データ、自分で取った問い合わせ件数、仕入れ先の見積など、出どころを明記できる数字で代用してください。計画書の作り方は、和歌山の民泊開業の手順と費用|届出7ステップと初期費用の内訳【2026年9月】の初期費用の内訳も参考になります。

Q. コンテストの事業計画書は、融資や補助金の申請にも使えますか?

骨組みは共通ですが、様式はそれぞれ別です。顧客・売上の根拠・資金・実行予定の4つの柱を一度まとめておけば、日本政策金融公庫の創業計画書や持続化補助金の経営計画に転記する形で使い回せます。 制度ごとの要件は各窓口で確認が必要で、本記事は採択や融資の可否を保証するものではありません。

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること: 一次選考の合否メールを読み直し、自分が「一次通過者」か「未応募・未通過」かを確定して、自分の締切(11月6日または10月25日)をカレンダーに書き込む
  2. 今週中にやること: 自分の部門の記入例をダウンロードし、手順3のプロンプトで「誰の・何を・どう解決する」の1文を決める。未応募の方は事務局に講座の受講可否を電話で確認する
  3. 今月中にやること: 10月24日までに下書きを仕上げ、10月25日の個別相談会で添削を受けて、11月5日までにメールで提出する

11月6日は遠く見えますが、実際の勝負は10月25日に下書きを持ち込めるかどうかです。 一次に出していない方も、記入例を使って同じ骨組みを作っておけば、融資や補助金の相談が一段早く進みます。

参考・出典

あわせて読みたい

※本記事の日程・賞金・要件は、上記の公表資料で2026年10月6日時点に確認できた内容です。審査基準・配点・発表会の形式・第13回の日程は公表されておらず、本記事では推測していません。日程は変更される場合があるため、提出前に必ず財団の募集ページと事務局で確認してください。 本記事は受賞・採択・融資を保証するものではなく、申請代行を請け負うものでもありません。投資判断・法務・税務に関する助言でもありません。実績は代表およびメンバー個人としての活動を含みます。

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河原 将太株式会社Tip 代表取締役社長

東京都立大学在学中に事業を開始し法人化。大手エネルギー関連企業へのAIコンサルティング、上場企業を含む20社以上へのコンサルティング提供、1投稿で1億回以上再生されたSNSコンテンツの企画に携わる(実績は代表およびメンバー個人としての活動を含む)。現在は和歌山の企業・観光事業者へのSNS・AI・DX支援と、県内のホテル・リゾート開発構想に取り組む。詳しいプロフィール

本記事は、株式会社Tipが公開情報・一次情報・実務での検証結果をもとに作成し、必要に応じて更新しています。掲載内容は最終更新日時点の情報です。

公開日: 2026.10.06 最終更新日: 2026.10.06